≪さった峠・身延山久遠寺・下部ホテル(泊)
 ・本栖湖・朝霧高原・白糸の滝・慶雲館(泊)≫

     令和5年11月18日(土)〜11月21日(火)


〈あらすじ〉

神大あし48会<新富士編>
*日程
 令和5年11月19日(日)〜20日(月)
   集合 : 新幹線新富士駅午後1時
  11/19 身延山久遠寺 下部温泉へ
     宿泊「下部ホテル」
  11/20 本栖湖 朝霧高原 白糸の滝
   解散 : 新幹線新富士駅午後2時
*参加者
  10名

 

<そうだ慶雲館へ、行こう!>
〈メンバー〉
 前半 : 善ちゃん・康ちゃん・正ちゃん・建ちゃん・俊ちゃん
 後半 : 善ちゃん・康ちゃん・正ちゃん・建ちゃん・豊ちゃん
〈日程〉
 11月18日(土)
  桜木町駅集合 横浜みなとみらい 神大 箱根湯本へ
  宿泊「ホテル明日香」
 11月19日(日)
  さった峠 新幹線新富士駅(「あし48会」集合)
 11月20日(月)
  新幹線新富士駅(「あし48会」解散) 西山温泉へ
  宿泊「慶雲館」
 11月21日(火)
  丸子宿「とろろ汁 丁子屋」 随時解散

 

       

         <写真:新富士市街地から富士山の眺め>

≪旅日記≫

+ 11月18日(土)

   天気:晴れ   (10℃〜18℃)

建ちゃん、いつものように起き、9時過ぎに家を出る。
10時半頃横浜駅に到着する。11時に、横浜駅のみどりの窓口の前で待ち合わせをしている俊ちゃんを待つ。正ちゃんとスマホで連絡をとり、桜木町駅の待ち合わせとなる。
3番線ホームで俊ちゃんと出会う。電話では何度か話していたが、会うのは6年ぶりである。痩せているが元気そうである。相も変わらずの会津弁である。
11時20分、善ちゃんの車に乗ってきた3人と落ち合う。
昨日から悪天候で、札幌から来る康ちゃんの心配をしていましたが無事に着いたらしい。
今日は、善ちゃんが自身の車(クラウン)で正ちゃんを向かいに行き、羽田空港で康ちゃんを乗せ、ここ桜木町駅で5人出そろう。
皆々元気そうである。

車を近くの駐車場に停め、まずは桜木町駅の南側にある碑を見る。
「鉄道創業の地 記念碑」
この碑には、創業当時の横浜駅の駅舎が描かれ、良く見えませんが当時の時刻表や運賃も記されているようです。
「日本で最初の鉄道」といえば、新橋・横浜間のことが直ぐに浮かびます。
(明治5年(1872年)10月14日のことで 鉄道記念日が10月14日)
実際は、その数カ月前に品川・横浜間が仮開通していて、この碑は、その時のことの様です。
当時の横浜駅は、ここ桜木町にありました。ただ東海道本線を延長するにあたり具合が悪く、高島町駅に移し、さらに現在の横浜駅に移したという経緯があるようです。
新橋駅も、当時は汐留駅にあったそうです。その汐留駅もなくなり、現在では超高層ビル群の中に埋もれています。
ただ、去年の鉄道開業150年にあたり、新橋では旧新橋停車場が再現され、鉄道歴史展示室があります。
横浜でも、桜木町駅の内外に鉄道開業にまつわる展示コーナーなどが整備されました。

  <写真左:桜木町駅南側「鉄道創業の地 記念碑」
   写真右:桜木町駅前広場/神奈川大学吹奏楽部演奏会>

記念碑の横のエスカレーターを降り桜木町ぴおシティへ。
正式には「桜木町ゴールデンセンター」 開業:昭和43年(1968年)
50数年前には、5人とも大変思い出深い場所です。
当時とは少々変わってしまい、現在では一杯飲み屋のオンパレードです。
反対側から出て、エスカレーターを上り、メインの桜木町駅へ。
ここが、当時のJRや東急の桜木町駅があったところです。
目の前には、ランドマークタワーが見え、現在の横浜を代表する景色が広がっています。
残念ながら、コスモクロック(観覧車)もヨコハマエアーキャビン(ロープウェイ)も強風のため止まっています。
ランドマークプラザまで歩いて見学し、日本丸の帆船を横目に見ながら桜木町駅に戻る。
駅前まで戻ると、何と懐かしい曲が聞こえます。それは「ブルーライトヨコハマ」です。
演奏しているのは神奈川大学吹奏楽部です。懐かしくもあり、微笑ましいです。
「桜木町駅前広場/神奈川大学吹奏楽部演奏会」とあります。
神奈川大学は、ここみなとみらいに「みなとみらいキャンパス」があります。
「神奈川大学 みなとみらいキャンパス」
  横浜市西区みなとみらい4-5-3 みなとみらい21中央地区43街区

駐車場を出て、赤レンガ倉庫へ。
予定では、お昼を赤レンガ倉庫の中にある「横浜たちばな亭」のオムライスでしたが、本日は「テレ東 60祭」のイベントが行われていて、人・人・人です。
車窓から眺めるだけにして、神奈川大学六角橋キャンパスへ。
みなとみらい、中央市場、反町公園、斎藤分町、六角橋商店街、大きな交差点を左に曲がり、50数年前に通った大学へ。
栄照堂もなくなり、大講堂もなくなり、グランドもほとんどなくなっています。
5人とも若かりし頃に戻った感覚です。

お昼は、建ちゃんのいとこがやっている蕎麦屋「美善」へ。
ここの主と建ちゃんと俊ちゃんは、二十歳の頃三人で磐梯山に登ったことがあります。
ここの主と俊ちゃんが会うのは五十数年ぶりになり、記憶が定かで無いようです。
そば処「美善」 横浜市神奈川区神大寺3-2-5 045-413-6300
天せいろと生ビールで、一人2,500円です。

横浜駅で、俊ちゃんを降ろす。
俊ちゃんは、これから東京で娘さんに会うらしい。
「明日 また 新富士駅で会いましょう」
ナビを「箱根湯本 ホテル明日香」にセットする。
運転手は善ちゃん。助手席に正ちゃん。後ろの席に康ちゃんと建ちゃん。
基本的な乗り方は、旅行中決まって同じです。
国道1号線の原宿の交差点付近が混んでいましたが、他は順調に走りました。
予定より少し早く着いたので、石垣山一夜城跡を見に行こうと思いましたが、何と早川界隈が大渋滞です。諦めるしかありません。
でも、戻るのも大変です。大渋滞の中を戻るしかありません。
建ちゃん、知ったふりして「ここ左へ行って」の言葉が、大事件の始まりです。
何と、小田原厚木道路に乗ってしまい厚木方面に向かっています。
でも大丈夫と建ちゃんは思っています。直ぐ出て、戻ればいいと。でも、その荻窪ICはこちらからの出入りはありません。何と、小田原東ICまで行ってしまいました。
大失敗です。
小田原東ICで出て、Uターンして直ぐに小田原厚木道路に乗り、戻ります。
何と、前の車も、その前の車も、同じように戻ります。
我々4人、車内で大笑いです。

17時20分、ホテル到着です。
「箱根湯本 ホテル明日香」
  神奈川県足柄下郡箱根町湯本341-1  0460-85-8110
このホテルは、夕食も朝食もバイキングで、飲み放題です。
当初の予定では和室7.5畳+6畳の部屋が変更になり、和洋室の部屋になり和室10畳洋室12畳2ベット・ソファーに変わり、少しばかりゆったりでき助かります。
一人16,000円に、変更はありません。

まずは大浴場に入り、18時00分より1時間半の夕食となる。
ディナー会場に最後まで残っていたのは、我々4人と若夫婦の2人です。
もう少し部屋で飲みたいので、建ちゃん、ここにある料理をもっていっていいか聞いてみるが、案の定断られました。
若夫婦の2人さんも同じ様に思っていたようです。
寒い中、康ちゃんと建ちゃんがコンビニへ買い出しに行く。
「セブンイレブン箱根湯本店」 足柄下郡箱根町湯本321 0460-85-8177
 ビール、つまみ(ミックスナッツなど)、水など、3,795円。
またまた、ビールから始まり、建ちゃんが持ってきた4合瓶の日本酒2本(七本槍など)を飲み干してしまいました。
今宵は、何回か一緒した正ちゃんの息子さんも陰ながら参加しています。
人生には、色々なことがあり過ぎます。
それぞれが、それぞれに持ち続けています。
きっと、それぞれが死ぬまで持ち続けなければならことないのでしょう。
・・・・・
23時過ぎお開きです。
おやすみなさい。

 


+ 11月19日(日)

   天気:快晴   (8℃〜18℃)

建ちゃん、目覚めが悪い中6時過ぎに起き、大浴場へ。
朝食は7時30分から、夕食と同じ会場です。
朝は、誰もが淡々としています。
9時頃、建ちゃん宿代の支払いを済ませる。
一人16,000円*4人=64,000円也。

  <写真左:三島市塚原新田からの富士山  写真右:富士山アップ>

昨日見なかった石垣山一夜城跡を見ようと思うが、思いのほか時間がかかり諦める。
ナビを、静岡県の「薩・峠」(さった峠)にセットする。
無料になった箱根新道を上り、箱根峠からは一挙に国道1号線を下ります。
今日に天気は「快晴」富士山が綺麗です。
建ちゃん、この近くにある松雲寺からの富士山が綺麗だったことを思い出す。確か、伊豆スカイウォークの先だったような気がするが、はっきりとは思い出せません。
伊豆縦貫自動車道(無料)の三島塚原ICから乗り、長泉沼津ICから新東名高速道路に入り、新清水JCTを通り、東名高速道路の清水ICで降りる。
ナビ通りに走りが最後の肝心なところで「目的地は この周辺です」になってしまい、目的地ではありません。狭い旧東海道を走るが、あまりにも狭すぎる道しかありません。
建ちゃん、東海道を歩いている時に峠に駐車場があったのは記憶にあるので、きっとどこかに車で上れる道があると思っています。
いったん興津に戻り、興津の方から峠へ向かうことにする。
今日もまた、戻るはめになっています。

       

         <写真:さった峠から富士山の眺め(1)>

助手席にいる正ちゃんの出番です。
ナビを見ながら、この道しかないと、だんだん細くなる道を走り、上ります。
何とかかんとか、さった峠の駐車場に到着です。6台程停まっていますが、何とか駐車することが出来ました。
天気良し、代表的な富士山が見られるところへ。
あれぇ、30mも歩かないうちに通行止めです。この先のどこかで崖が崩れ工事中との事。
富士山は見えますが、下の方の道路が良く見えません。 残念ですね。
仕方なく、ここで記念撮影となる。
3人はここで戻りましたが、建ちゃんはやってはいけないことをしています。
説明を見ていると、がけが崩れたのは展望台の向こうの様だ。
展望台まで行って写真を撮ってこよう。
展望台まで行ってみると、何と先客が3人いました。
カシャ、カシャ。

         

         <写真:さった峠から富士山の眺め(2)>

正ちゃんがミカンを二袋買っています。
正ちゃんから、車中でミカンを少しもらって食べたら美味しかった。
そうそう、一袋のミカンは最後まで持っていましたね。
建ちゃんは13年前を思い出していました。あの時もミカンを買って4人で食べていました。富士川橋の近くで買って食べたデコポンの味は、今でも忘れません。

11時05分、さった峠の駐車場を出る。
まだお腹が減っていないので、軽くお蕎麦でも食べて新富士駅へ向かうことになる。
蒲原にさしかかり、今回の幹事の家に寄ることになる。
幹事の奥様にも挨拶をし、幹事を乗せて5人でお昼を食べにいく。
道路沿いに「よし川」があったので、お蕎麦があるか聞いてみるが、お蕎麦はあるが1時間待ちとの事。あきらめて、女将さんに挨拶をして店を出る。
「道の駅 富士」でお昼を食べる。
建ちゃんは、桜えび華(温そば)780円を食す。

・・・・・

12時45分、新富士駅に到着。
13時00分少し前、全員集合。
4年ぶりの「神大あし48会」です。伊勢以来のことになります。
残念ながら二人(林間と戸塚)は欠席で、10人の仲間が集合しました。
皆々、少しばかりお年を召しましたが、元気そのものです。

豊ちゃんの車に6人、善ちゃんの車に4人(そのまま)乗って出発です。
まだまだ、富士山が綺麗です。
国道52号線を、富士川を眺めながら北上する。
小田船原を左に曲がり、久遠寺入口を左に曲がると大きくて立派な総門をくぐる。
門前町をしばらく走り、三門の近くの駐車場に停める。

  <写真左:身延山久遠寺 総門  写真右:身延山久遠寺 本堂>

<身延山久遠寺>
  山梨県南巨摩郡身延町身延3567  0556-62-1011
 日蓮宗総本山
 創建 弘安4年(1281年)
 開山 日蓮
 正式名 身延山妙法華院久遠寺
 国宝 絹本著色夏景山水図
 国重要文化財 3件
 国登録有形文化財 19件

       

         <写真:菩提悌に挑む>

三門をくぐり、少し先の階段、菩提悌(287段)に挑む。
山登りの仲間なのですが、全員70歳を超えました。どうみても高齢者の仲間ですね。
でも、全員果敢に挑みます。
俊ちゃん、正ちゃん、建ちゃん、善ちゃん、の順に登りきる。
一番最後が、幹事の蒲原、その前が康ちゃんです。
水屋で清め、本堂でお参りする。
中を見られそうなので、本堂から祖師堂・報恩閣と靴を脱いで見て廻る。
帰りは、それぞれに降りていく。

       

         <写真:菩提悌を降りる>

総門を出て、久遠寺入口を左に曲がり、富士川に架かる富山橋を渡り、下部温泉へ。
「下部ホテル」想像していたより、はるかに良いホテルです。
車が付いたところから、気持ちのいい対応で満足です。
広くてゆったりしたラウンジで説明などを聞く。
部屋は、和室12畳の3室です。 浴衣は、EV前にあり選べます。
 401 幹事、副幹事、札幌、小岩
 402 本庄、坂下、名西
 403 旭、鳴門、建ちゃん
今日の大浴場は、松ぼっくりの湯 19日  25時まで男 次の日女風呂(20日)
明日の大浴場は、ほたるの湯   20日  5時から男 前日が女風呂(19日)
温泉は、アルカリ性単純泉です。
大浴場には、大勢の方々がいます。子供連れの家族も多いです。
広いお風呂で、色々な形式のお風呂や、温度の違ったお風呂があり、中々いいですね。

夕食は、2階の「風林火山」の一角でいただきます。
我々10人だけの個室で、ゆったりしていて、居心地がいいですね。
 <霜 月 の お 品 書 き>
  食前酒  梅酒
  前 菜  富士の介けんちん焼き
        豆腐西京味噌田楽焼き
        早川ベーコンチーズ焼き
        鮑柔らか煮、紅白膾
        野沢菜炒め煮
        鶏肝時雨煮
  薦め肴  身延特産角湯葉、初湯葉胡瓜、
  レモン
  お造り  鮪、富士の介
        南アルプス産茜鱒
  *富士の介は山梨のブランド魚です。
  焼き物  山女魚の炭火焼き
  台の物  国産牛の陶板焼き
        旬の野菜、特製タレ
  鍋 物  甲州信玄鍋
        信玄鶏、地野菜
        博多味噌地
  食 事  御飯 甲州梨北米使用
        特製ふりかけ
  留め椀  赤出汁
  香の物  漬物三点盛り
  水菓子  果物盛り
             下部ホテル
             料理長 野島俊輔

梅酒で乾杯し、ビールで乾杯し、宴の始まりです。
わいわいがやがや、楽しいひと時です。
2時間半ほど楽しんだあと、401に集まって、余韻を楽しみます。
11時過ぎ、お開きです。
おやすみなさい。

 

◇◇◇◇◇

       

         <写真:下部ホテル>

「下部ホテル」山梨県下部温泉郷
  山梨県南巨摩郡身延町上之平1900  0556-36-0311
 身延線下部温泉駅から徒歩1分
 常葉川と下部川の間
 昭和4年(1929年)創業
 昭和39年石原裕次郎が骨折の治療で1カ月半滞在する

下部温泉郷 (10軒の宿)
 日本名湯100選
 およそ1300年前に発見
 湯治場として古くから知られている
 武田信玄の刀傷を治したと伝わる名湯
 常葉川の支流 下部川沿いに広がる

「富士川」
 日本三大急流の一つ
 一級水系富士川の本流
 延長 128q
 水源 南アルプスの鋸岳
 水源の標高 2685m
八ヶ岳を源流とする立場川と合流。尾白川などと合流しながら釜無川として笛吹川と合流し富士川となる。
富士川の支流には早川や常葉川などがあり、富士市と静岡市の間で駿河湾に注ぐ。
流域 長野県・山梨県・静岡県
長野県は、富士見町などほんの少し。
山梨県は、県全体の大部分(笹子峠の東側を除く)
静岡県は、富士宮市と富士市と静岡市の一部

       

         <写真:富士川の上流 釜無川の信玄堤>

◇◇◇◇◇

 


+ 11月20日(月)

   天気:快晴   (6℃〜17℃)

建ちゃん、6時半頃起き、大浴場へ。
朝食は、バイキング形式で、2階の「山のかまど」でいただく。
ホテルの前で全員の記念撮影を撮っていただき、9時15分昨日と同じように2台の車に分乗してホテルを出発する。

          

            <写真:ホテルの前で記念撮影>

今日の天気も快晴。朝起きた時は寒かったですが、陽が上るにつれて温かくなりそう。
まず、最初に向かったのは中ノ倉峠を先、本栖湖です。
建ちゃん、四十数年ぶり2回目の本栖湖です。
本栖湖展望公園で車を停める。
それにしても申し分ない天気で、富士山が綺麗に見えています。
大勢の人が、本栖湖の向こう側に見える富士山をカメラに収めています。
ここから撮った写真が、現在の千円札の裏側に印刷されているとの事です。
でも、残念ながら逆行です。上手く撮れません。夕方がいいかもしれませんね。

       

       <写真:本栖湖展望公園から本栖湖・富士山の眺め>

本栖湖を左回りに走り、国道139号線に合流し南下します。
割石峠を越えて、静岡県に戻ります。
今日一日で、ここ本栖湖の周辺だけが、富士川の流域でなく相模川の流域になります。
昨日は、富士川沿いを北上中に山梨県に入りましたが、入った記憶がありません。きっと、尾根とか川とかしっかりした境ではなかったのでしょう。

       

         <写真:「道の駅 朝霧高原」
             富士山展望台から富士山を眺める>

「道の駅 朝霧高原」で休憩を取ります。
ここの富士山展望台から見る富士山も綺麗です。
いる人だけで記念撮影です。
何人かここにいないのは残念ですね。

          

            <写真:白糸の滝>

さらに南下し、白糸の滝へ。
ここで、白糸の滝と音止め滝を見る。
白糸の滝の滝は、下までいって眺めた方が迫力があるのに、上からだけ眺めて諦める。
でも、鳴門だけは知らず知らずのうちに下までいって眺めてきたそうです。 いいなあ。
建ちゃん、日本の滝では「那智の滝」、次に「華厳の滝」がいいなと思っていますが、滝といえば、どうしても「イグアスの滝」を思い出してしまい、興味が半減してしまいます。

一路、緩やかに下りながら新富士駅へ向かいます。
駅近くの「一番亭 富士柳島店」で昼食をとる。
それぞれ好きなものを注文し食べる。建ちゃんは、タンメンと餃子を食べる。
ここで清算となり、幹事から一人3,000円の返金がある。
昨日の夕食時に次回の幹事が建ちゃんに決まり、繰越金とし6,110円を幹事から預かる。

13時半過ぎ、新幹線新富士駅にて解散です。
久しぶりの「神大あし48会」の終了です。
来年10月、皆が元気に会えることを楽しみにしています。
新幹線の下りが直ぐ来るらしく、岡崎と鳴門が走って駅に向かいます。
新幹線の上りに乗る、本庄と坂下はのんびりしています。
蒲原は、奥さんが車で迎えに来て一緒に買い出しに行くそうです。

・・・・・

もう一泊する5人は、もう一度気合を入れなおします。
善ちゃんの車に、康ちゃんと正ちゃんの3人。豊ちゃんの車に、建ちゃんが乗り2人。
建ちゃん、全員にもう一泊することを誘いましたが、二部屋目がとれたのが1週間前で、あまりにも急すぎたのか予定が付かず、豊ちゃんだけの参加になりました。
寂しい気もしますが、5人で楽しく過ごしましょう。

昨日を通った富士川沿いを北上しますが、今日は中部横断自動車道(無料区間)を走ります。
富士川に架かる富山橋を、昨日は西から東へ渡りましたが、きょうは東から西へ渡ります。
国道52号線の上沢の交差点を、今日は真っすぐ横切り、「道の駅 みのぶ」で一服となる。

早川沿いに県道37号線を、基本的に北上します。
16時過ぎ、慶雲館に到着です。
山奥ですが、もっともっと山奥であることを想像していました。
全て舗装されていて、車の数もまあまあ多いです。
信号もなく停まることはありません。砂利トラックが多く、目の前にいると少しゆっくりになります。でも、砂利トラックは直ぐに曲がってくれます。
南アルプス市の野呂川は北岳・間ノ岳を源流とし、同じく西農鳥岳を源流とする荒川と合流し、早川町に入り早川となる。
そして、身延町飯富で富士川に注ぐ。早川の延長は71q。

慶雲館の玄関に停めると直ぐに3〜4人の方が出てきます。
荷物を乗せ、車は係りの方が駐車場まで移動してくれます。
慶雲館は、4階建ての旅館で、3階に玄関・フロント・ラウンジなどがある。
フロントで、建ちゃん電話でお世話になった森田さんを呼んでいただき、挨拶をする。
ここフロントでは何もせず、部屋に案内される。
部屋の中で、代表の建ちゃんが宿帳に記載する。
部屋は二つ、3階の303号室と302号室。
303号室は「農鳥岳」特別客室露天風呂付 本間12畳 次間4.5畳 テラス トイレ 洗面室。
302号室は「薬師岳」特別客室 本間12畳 次間6畳 広縁 トイレ 洗面室 内風呂。
303号室に康ちゃんと建ちゃん。302号室に善ちゃんと正ちゃんと豊ちゃん。
夕食・朝食は、308号室「塩見岳」にていただく。
夕食は18時から、朝食は8時からとなる。

<写真左:部屋の前は早川の渓流 (撮影は翌日の朝) 写真右:部屋の露天風呂>

まずは、大浴場へ。
大浴場の温泉は、4階と1階にあり、20時で男女が入れ替わる。
温泉は、ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉。
大浴場に入ると、ほのかに硫黄の香りがする。
何と、蛇口でも硫黄の香りが微かにする。不思議ですね。
満室と聞いていたが、大浴場であったのは3人だけ、その中の一人が外人の白人です。
皆が皆、のんびりとしています。
4階の野天風呂に入ってみる。
この野天風呂は「望渓の湯」木の香り、高野槙の風呂です。
正ちゃんと建ちゃんと、別の男性(二つ下)の3人で入る。
3人の会話がはずむ。こんなひと時もいいですね。
建ちゃん、温泉を飲んでみる。コップもあります。
早川と湯川が見えるはずが、真っ暗で見えない。
もう少し暗くなれば星空が綺麗に見えるはず。
慶雲館の温泉では、ここ望渓の湯が一番ですね。

慶雲館の宴へ。
 <霜 月 の 宴  御 献 立>
  食前酒  かりん酒
  先付け  胡麻豆腐
  前 菜  栗と柿の白和え
        丸十レモン煮
        菊花と春菊の侵し
        うなぎ山椒煮
        いなほ
  吸い物  根菜のかす汁
  お造り  茜鱒重ね造り
        五月鱒 薄造り
             見延湯葉
                  妻色々
  煮 物  蕪釜牛肉そぼろ味噌射込み
  口直し  手作りシャーベット
  しのぎ  どんぐり緬
  焼き物  山女魚塩焼き
  名 物  甲州牛溶岩焼き
        特選甲州黒毛和牛(A5)
          付け野菜 ポン酢
            柚子胡椒 塩 胡麻
  止め椀  赤出し汁
            宝刀 あみ茸 浅葱
  香の物  べったら漬け
  ピリ辛胡瓜
  ワインらっきょう
  御 飯  蓮根ごはん
  デザート 富有柿のゼリー
  (当館では新潟県南魚沼産のコシヒカリを使用しております)
        令和5年11月20日
               全館源泉掛け流しの宿 慶雲館
                      料理長 景山賢一

宴を始まる前に、建ちゃんが席を移動する。食事処では珍しくテレビがあり、建ちゃんが座っているところが、テレビを見るのに邪魔だからである。
勝手に移動して、お女中もビックリです。
部屋を案内してくれたお女中も素敵ですが、この娘も素敵です。

       

         <写真:山梨県の地酒「七賢」>

かりん酒で乾杯し、ビールで乾杯する。
飲めない豊ちゃんは、ウーロン茶で乾杯です。
ビールの後は地酒、ここは山梨県、山梨県の地酒「七賢」をたしなみます。
「山梨銘醸株式会社 七賢」
  山梨県北斗市白州町台ケ原2283  0551-35-2236
 寛延3年(1750年)創業
 明治天皇行在所址 明治天皇が京都巡幸の際に宿泊する
 旧甲州街道台ケ原宿
たしなんだ七賢は、純米吟醸 天鵞絨の味(ビロードノアジ)の四合瓶です。
美味いですね。
山女魚の塩焼きが美味しかったのは思い出すのですが、他の料理も美味しかったのに思い出せないのは嫌ですね。

3時間位ゆっくりと宴を楽しみ、こんどは303号室に戻っての談笑です。
11時前にお開きし、それぞれの部屋で就寝です。
建ちゃんは、昨日もそうでしたが、この後一人で大浴場の温泉に入りに行く。
少し前に入った大浴場と違った風呂です。
当然、誰もいません。一人で満喫しています。
でも、肩までしっかりと入らず、足湯程度にしています。お酒も入っているし、70歳を超えていますから、気を付けないといけません。
1階の露天風呂は明日の朝入ることにし、部屋の露天風呂に入ってみる。いい感じなのですが、何かが違う気がします。
自販機で水を買って戻る。
おやすみなさい。

 

◇◇◇◇◇

「慶雲館」 全館源泉掛け流しの宿 西山温泉
  山梨県南巨摩郡早川町西山温泉  0556-48-2111
 世界最古の宿・ギネスブック認定 慶雲2年(705年)創業
 1300余年の歴史を現代に伝える
 全館全室お風呂給湯源泉掛け流し 24時間入浴可能
 全ての掛け流しの湯 源泉温度52度に加水加温させずに良質温泉に触れる
 最高客室 305号室「北岳」特別客室露天風呂付き 早川も湯川も見える角部屋
 チェックイン15:00 チェックアウト10:00
 全35室130名(現在は22室で営業)

 

<老舗企業業歴ランキング>東京商工リサーチ
    企業名                       創業年
 1位 金剛組(木造建築工事業/大阪府)           578年
 2位 一般社団法人池坊華道会(生花・茶道教授業/京都府)  587年
 3位 慶雲館(旅館ホテル/山梨県)             705年  ・西山温泉
 4位 (株)古まん(旅館ホテル/兵庫県)           717年  ・城崎温泉
 5位 (株)善五楼(旅館ホテル/石川県)           718年  ・粟津温泉
 6位 (株)田中伊雅(宗教用具製造業/京都府)        889年
 7位 (株)ホテル佐助(旅館ホテル/宮城県)         1000年  ・秋保温泉
 8位 (株)朱宮神仏具店(宗教用具小売業/山梨県)      1024年
 9位 (株)高半ホテル(旅館ホテル/新潟県)         1075年  ・湯沢温泉
 10位 須藤本家(株)(清酒製造業/茨城県)         1141年

*5位の(株)善五郎は、粟津温泉「法師」のこと。現在第46代目当主 法師善五郎。

◇◇◇◇◇

 


+ 11月21日(火)

   天気:晴れ   (4℃〜17℃)

建ちゃん、6時半過ぎに起きる。早速、4階の大浴場へ。いたのは2人だけです。
1階の露天風呂へ。ここには、昨日大浴場にいた白人さんと友達の2人がいました。
渓流野天風呂「白鳳の湯」目の前が早川なのですが良く見えません。
期待していたのですが、ちょっぴり残念です。
何故なのか露天風呂なのに閉鎖的に感じます。

朝8時、ちょっぴり遅い朝食です。
のんびり動いている旅館の様です。
朝食が始まりなかなか出てこない御飯に、それぞれの考えが飛び交えます。
しばらくして、おひつに入った温かい御飯が登場です。
既に、生野菜サラダなどが食べ終わった状態です。
御飯はあるのかないのか。いつ出てくるのか、わかっていたかったですね。
終わってみれば、美味しく食べさせていただきました。
コーヒーが飲みたくなり、ラウンジへ。何と、無料です。
早川渓谷の景色を楽しみながら、美味しくいただきました。
こんなひと時、いいですね。久しぶりに味わっている感じです。

フロントは小さく一人で仕切っています。
玄関も当番も一人で仕切っています。
客はいるのですが少ないです。係りの方も少ないです。
のんびり、ゆっくり、静かに、時間が流れています。
昨日の下部ホテルもそうでしたが、ここ慶雲館も働く人が少ないようで、苦労している様子が伺えます。
それにしても、担当するそれぞれの所作が素晴らしいです。
感心するばかりです。

慶雲館の支払い、合計205,250円也。
康ちゃんと建ちゃんは、いい部屋に泊まったので5,000円ずつ差額として払い、残りを均等払いとする。

  <写真左:玄関で記念撮影  写真右:慶雲館の正面玄関>

9時35分、玄関で記念に5人の写真を撮っていただく。
朝は、さすがに寒いです。5〜6℃でしょうか。今日は、少しだけ雲が多いです。
少しだけ上流の奈良田温泉がある集落を見に行く。大きくありませんが、慶雲館がある西山温泉と同じくらいある感じです。
もし万が一来るようなことがあったら、日帰り温泉にでも入ってみたいです。
つるつるお肌になるのに有名な温泉だそうです。
奈良田湖を眺めて、またまた戻ります。

静岡といえば、徳川家康。晩年には駿府城にいました。
やっぱり久能山東照宮かと思い、検索するが思いのほか時間がかかることがわかり諦める。
一路、東海道五十三次の丸子宿(マリコシュク)へ。
前を走るのが善ちゃんの車。後ろを走るのは豊ちゃんの車。
中部横断自動車道を通り、新東名高速道路の新静岡ICで降りる。
12時少し前、丸子宿にある「丁子屋」に到着です。

       

         <写真:とろろ汁「丁子屋」>

とろろ汁 元祖「丁子屋」 慶長元年(1596年)創業
  静岡県静岡市駿河区丸子7-10-10  054-258-1055
奥の大広間は満席で、入って直ぐの古い建物の処で食べる。
(丁子屋で一番古い建物で、1970年の移築当時で300〜350年経っていた茅葺き古民家)
皆がよく食べる丸子を注文する。丸子には、とろろ汁・麦めし・味噌汁・香物・薬味が付いていて1,630円です。
何だか100年も200年も戻った感じですね。
丸子5、瓶ビール2、合わせて9,251円です。

       

         <写真:安倍川餅「石部屋」>

現在12時40分、ちょっと時間があるので、安倍川餅を買いに行く。
(安倍川餅は、東海道の名物餅で安倍川河畔の東海道沿いに8軒の茶屋があった)
安倍川橋の東側に車を停める。
あべ川餅 「石部屋」 文化元年(1804年)創業
  静岡市葵区弥勒2-5-24  054-252-5698
おみやげ二人前用1,300円を5個買う。

ちなみに、丁子屋でガソリン代と高速代の清算を行う。
善ちゃん、豊ちゃん、運転(車)お疲れさまでした。

石部屋の前で、豊ちゃんとお別れです。
当初の予定では、建ちゃんが名古屋まで付き合う予定でしたが、豊ちゃんが一人でも大丈夫という事で、建ちゃん再度善ちゃんの車に乗ることになる。
豊ちゃん、お疲れさまでした。今度は、4月に千葉で会いましょう。

13時過ぎ善ちゃんの車に4人で乗り込み、東名高速道路の静岡ICから高速に入る。
清水JCTから新東名高速道路に移動し、一路羽田空港へ。
途中、大和のバス停で建ちゃんは降りる。
建ちゃんは、ここから小田急線鶴間駅まで歩きます。
善ちゃん、康ちゃん、正ちゃん、4日間もの間、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。

 

*今回の建ちゃんの総費用は109,000円也。
第11回神大あし48会(会費26,000円で3,000円戻り)
プラス前乗り分(箱根湯本)と後乗り分(慶雲館)を合わせて

 


*2023年11月20日*

 

  「富士山」
  朝霧高原にて


********


トップ
 1950建ちゃん旅日記


◇気ままな旅◇

 あし48「新富士編」
 〈2023.11.19〉

 カトちゃん最終章
 〈2023.09.++〉

 北海道東部の旅
 〈2023.06.11〉

 竹田城・城崎温泉
 〈2022.11.15〉

 京都貴船川床
 〈2022.09.13〉

 北海道南部の旅
 〈2022.07.03〉

 能登半島和倉温泉
 〈2020.10.20〉

 立山黒部と宇奈月
 〈2019.10.07〉

 あし48「伊勢編」
 〈2019.09.08〉

 あし48「北海道編」
 〈2018.09.16〉

 京都 伏見稲荷
 〈2018.02.05〉

 あし48「会津若松編」
 〈2017.10.06〉

 別所温泉・上田城址
 〈2017.09.26〉

 熊本地震から一年
 〈2017.04.14〉

 水郷「佐原」散策
 〈2017.03.11〉

 あし48会「徳島編」
 〈2016.11.25〉

 分杭峠・諏訪大社
 〈2016.06.05}

 広島長崎2015年
 〈2015.08.04〉

 沖縄慰霊の日
 〈2015.06.29〉

 御巣鷹の尾根30
 〈2015.05.28〉

 京都紅葉2014年
 〈2014.11.30〉

 水郡線の旅
 〈2014.09.09〉

 新潟群馬18きっぷ
 〈2014.07.29〉

 小江戸「川越」散歩
 〈2014.05.08〉

 日本三大桜
 〈2014.04.15〉

 出雲大社式年遷宮
 〈2013.11.12〉

 屋久島 縄文杉
 〈2013.10.07〉

 伊勢神宮2013年
 〈2013.09.15〉

 角館・平泉へ走る
 〈2013.04.21〉

 松山道後温泉
 〈2012.11.13〉

 知床から稚内の旅
 〈2012.09.17〉

 唐津城・伊万里焼
 〈2012.03.24〉

inserted by FC2 system