≪「いもぼう 平野屋本家」「がんこ 高瀬川二条苑」
 貴船の川床「兵衛」   蕎麦屋「河道屋」
 牛肉すき焼き「三嶋亭」≫

     令和4年9月13日(火)〜9月15日(木)


〈あらすじ〉

<京都貴船川床>

〈メンバー〉
 ミヤちゃん ケンちゃん

〈日程〉
 2022年9月13日(火)〜15日(木) 二泊三日

〈集合〉
 9月13日 東海道新幹線のぞみ307号 車中
〈解散〉
 9月15日 東海道新幹線のぞみ230号 車中

〈やど〉
 「ホテルリソン京都四条宝町」 (二泊素泊まり)
  京都市下京区宝町通高辻上る山王町554  075-365-9269

〈スケジュール〉
 1日目 9月13日
  のぞみ207号(品川駅08:07発 京都駅10:15着)
  市内観光
 2日目 9月14日
  鞍馬寺に参拝(標高410m)
  貴船川床を満喫
 3日目 9月15日
  京都仙洞御所(9時30分)参観
  すき焼き屋「三嶋亭」(昼食)
  のぞみ230号(京都駅15:13発 品川駅17:17着)

〈東海ツアーズ〉
 旅行代金(新幹線往復とホテル代二泊分)ひとり32,500円也

≪今回のテーマ≫
 *貴船の川床を、楽しむ。 (一度は行きたかった京都の川床)
 *京都の味どころで、美味しく食べる。 (美味しい処いっぱい京都の美味)

       

         <写真:京都タワー>

≪旅日記≫

+ 9月13日(火)

   天気:晴れ  (24℃〜34℃)

ケンちゃん、起床6:00、出発6:50。新横浜駅に8時20分頃に到着する。
新幹線の改札口からハプニングが発生する。
自動改札機に切符を入れたところ、エラーになってしまう。駅員いわく「品川駅から乗らないと駄目で、降りるときも京都駅で駅員のいる改札から出てくれ」とのことです。
ミヤちゃんも恵比寿駅から乗って、エラーになったとの事。駅員いわく「この切符は、JR東海の安い切符なので、品川までは別料金になる」といわれたらしい。
朝から、お互いにビックリです。

キャリーバッグをホテルに預かっていただき、軽快に動き出す。
それにしても暑い京都です。
今日も、明日も、明後日も、とにかく暑かったです。

今回の旅。
京都に詳しいミヤちゃんが、全体工程を作成する。
事前に、貴船川床の手配と、最終日のお昼の予約をする。
ケンちゃんは、東海ツアーズの手配と、京都仙洞御所の申し込みをする。

三日間の工程を決める。
今日(9/13)は、建仁寺・昼食・南禅寺(方丈庭園 水路閣 天授庵)・無鄰菴・高瀬川二条苑(夕食 がんこ)。
明日(9/14)は、鞍馬寺・貴船神社・川床で昼食・下賀茂神社三井邸・夕食(蕎麦屋)。
明後日(9/15)は、京都仙洞御所・拾翠亭・蛤御門・昼食(すき焼き)。

ホテルを出て、建仁寺へ向かうため四条通へ。
最初から意見が割れる、ミヤちゃんはバスで行きたいらしい。ケンちゃんはバスが苦手であることを話し、離れているところは電車で、近場の京都は単独でない限りタクシーが便利だと話す。
これから三日間、移動だけでも意見がかみ合わない。
お互いが、お互いの気持ちを考えながらのことなのですが、仕方がないですね。
ミヤちゃんは、京都の通である。
小さい頃から京都に親しみ。周りに京都に大変ゆかりのある方が大勢います。
そのせいもあってか、京都に対する思い入れが大変強い。
京都の色々なことを経験し、色々なことを知っています。
それは、素晴らしいことです。

  <写真左:建仁寺 方丈・大雄苑  写真右:法堂天井画(双龍図)>

建仁寺(臨済宗建仁寺派大本山)へ。
方丈、東陽坊、大雄苑、〇△□乃庭、潮音庭、法堂。
気になった、法堂の双龍図と、皆が座って眺める潮音庭。

 <写真左:建仁寺「方丈庭園 潮音庭」  写真右:「方丈庭園 ○△□乃庭」>

昼食は、円山公園の中へ。
京名物「いもぼう 平野家本家」
  京都市東山区祇園円山公園内 075-525-0004
元禄から享保の昔
海老芋と棒鱈の炊き合わせ
洒落た処に、洒落た逸品。

  <写真左:南禅寺本坊 方丈庭園  写真右:六道庭>

「南禅寺」(臨済宗南禅寺派大本山)へ。
方丈庭園(枯山水)、方丈、水路閣、南禅院から最勝院、天授庵、山門、勅使門。
山門までしか行っていなかった建ちゃん、奥にある方丈庭園や、琵琶湖疏水の水路閣などが見られて良かった。

  <写真左:南禅寺 水路閣  写真右:水路閣の上部(琵琶湖疏水)>

  <写真左:南禅寺 天授庵(1)  写真右:天授庵(2)>

「無鄰菴」
  京都市左京区南禅寺草川町31  075-771-3909
明治29年(1896年)山県有朋の別荘として造営された。
「庭園カフェで、お庭をゆっくり味わって。ここは、文化財。ここは、あなたのお庭です」
あまりにも暑く、1,000円の抹茶とアイスで一休み。
仁王門通を、琵琶湖疏水記念館を眺めながら南禅寺の入り口に戻る。

  <写真左:無鄰菴(1)  写真右:無鄰菴(2)>

  <写真左:無鄰菴 庭園カフェ(1)  写真右:庭園カフェ(2)>

「がんこ高瀬川二条苑」 (高瀬川源流庭苑絵巻)
  京都市中京区木屋町通二条下る東生洲町484-6 075-223-3456
がんこ御膳で夕食とする。
前に島津製作所本社跡、日銀京都支店。東隣が鴨川。
そして、日銀の前が「高瀬川一之船入」跡。
見応えがある園庭を見ながら一杯。ここは、舞妓さんを呼べるようです。

       

         <写真:がんこ高瀬川二条苑
             高瀬川源流庭園>

地下鉄「京都市役所前」に乗り、「烏丸御池」で乗り換え「四条」へ。
途中、ファミリーマートで水、夜食を買いホテルへ。
・おやすみなさい・


+ 9月14日(水)

   天気:晴れたり 曇ったり  (24℃〜34℃)

前日、8時00分、ホテルB1ロビー集合と決める。
烏丸から京都河原町、歩いて移動し祇園四条から出町柳、乗り換えて鞍馬へ。
乗りたかった叡山電車、始発の出町柳駅から終点の鞍馬駅まで乗りました。
何気に、ウキウキ、キョロキョロです。
ひとつ手前の駅(貴船口駅)で降りた人が多く、鞍馬駅まで来た人は少なかったです。
同じ駅で降りたのは10数人、ほとんどの方はケーブルカーに乗るようです。歩いて登っていくのは我々だけでしょうか。
今回の最大テーマ「貴船の川床を楽しむ」のスタートです。

        

          <写真:鞍馬寺仁王門>

「鞍馬弘教総本山鞍馬寺」
  京都市左京区鞍馬本町1074  075-741-2003
只今の時刻、9時40分。
仁王門で愛山費300円を支払う(凄い世の中になりました)。
そこでいただいた「鞍馬山案内」の冊子を見ながら歩きます。
ケーブルカーに乗らなかったので、多宝塔は見ていません。
由紀神社の先から、九十九折り参道の登りになり、ミヤちゃんと少しずつ離れていきます。
ケンちゃん、ミヤちゃんに声をかけ「離れてしまったら、本殿金堂で待っています」と話す。
本殿金堂で待つこと7〜8分、ミヤちゃんが登ってきました。

  <写真左:九十九折りの参道(1)  写真右:九十九折りの参道(2)>

*鞍馬寺の道しるべ
鞍馬寺仁王門(標高250m)―1058m―鞍馬寺本殿金堂(標高410m)―403m―背くらべ石―461m―奥の院魔王殿―573m―鞍馬寺西門―100m―貴船神社
(仁王門から背くらべ石までは基本上り。背くらべ石から西門までは基本下り。)

  <写真左:鞍馬寺 本殿金堂  写真右:もうすぐ本殿金堂(右に転法輪堂)>

        

          <写真:まだまだ登ります>

本殿金堂には、20人ほどの人がいます。それぞれお参りをする。
ここからは下りかなと思っていると、まだまだ登りが続きます。
貴船側から登ってきた人が、しんどそうな顔をして登っていきます。
確かに貴船側からの方が、きついかもしれませんね。
大変助かることは、案内看板が多く、迷うことは無いようです。

  <写真左:木の根道  写真右:奥の院魔王堂>

「貴布禰総本宮貴船神社」
  京都市左京区鞍馬貴船町180  075-741-2016
鞍馬寺西門を出ると、貴船川を渡ります。上流側にゆっくりと上っています。
100mほど上り、貴船神社でお参りをする。
20〜30人の人が、御朱印をもらうのに並んでいます。若い人が多いです。
鞍馬寺も、まあまあ人がいると思いましたが、貴船神社の人の多さには圧倒されます。
貴船神社を降りたところに自販機があり、ケンちゃん、ようやく水分を取ることが出来ました。
鞍馬駅で買おうか悩み、この先にまだあると思ったのが、甘かったです。
何とか、身体が我慢出来て良かった。
ミヤちゃん、大分疲れたらしい。

  <写真左:鞍馬寺西門  写真右:貴船神社鳥居>

スムーズにすれ違いが出来ないくらい狭い道に、次々に自家用車が上ってきます。
貴船川の両側は、山が迫っていて駐車場をつくることさえ大変なことです。
それにしても、この人の多さ、車の多さは凄いです。
何故、ここ貴船は、これほどまで人々を魅了するのでしょうか。
そして、圧倒的に男性より女性の方が多く感じます。

兵衛の川床の申し込みは13時30分。現在の時刻11時50分。
疲れて動くこともかなわず、兵衛のお休み処でビールを飲みながら待たせてもらうことになる。
兵衛では、フルーツなどを自分で川床に運び、川床の雰囲気を味わうことが出来ます。
兵衛の川床は、一番上流にある川床です。
ケンちゃん、12時半頃、一人で貴船神社の奥宮と中宮結社へ行ってくる。

  <写真左:「兵衛」川床への入口  写真右:「兵衛」川床の全景>

料理旅館 奥貴船 「兵衛」
  〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町101   075-741-3066
13時に川床の席が空き、一番で通される(貴船川の上 川床と川面は約70p)。
13時30分、料理が始まる。この日、この時の客は、6テーブル18名。

  <写真左:川床の御膳(1)  写真中:御膳(2)  写真右:御膳(3)>

突き出しから、刺身・天ぷら(鱧の刺身と天ぷらを追加注文)へ、鮎の塩焼き、なおなど、美味しくいただいています。
飲み物は、またまた生ビールから、そして、地酒(賀茂乃葵・貴船・玉乃光)を美味しくいただきました。
ついさっきまで暑くて仕方がなかったのに、今では身体が冷たさを感じるまでになっている自分に驚きです。
願いがかなった、2時間ほどの川床での御膳でした。

  <写真左:兵衛の川床(1)  写真右:兵衛の川床(2)>

15時30分発の指定の送迎バスに乗り、貴船口駅へ。
出町柳駅で降り、下賀茂神社三井邸に行くが時間(16:30)に間に合わず、鴨川(いやまだ賀茂川かな)の川べりで一休み。
地元の人たちも、あちこちの川べりで遊んでいます。

        

          <写真:鴨川の川べりで遊ぶ>

御池通から、俵屋旅館(300年)と柊家旅館(200年)の間の道を入り、夕餉の蕎麦屋へ。
(俵屋旅館も柊家旅館も、京都老舗旅館「御三家」です。)
「晦庵 河道屋」 江戸時代から続く蕎麦屋
  京都市中京区麩屋町通三条上ル下白山町295   075-225-2525
「芳香炉」鍋を注文する。この鍋は二人前から出ないと受け付けないらしい。
湯葉、しんじょう、九条ネギ、ほうれん草、椎茸、などなど。
最後にうどんと蕎麦を鍋に入れて食べる。
美味い。でも、あまりにもお腹が満たされています。

地下鉄烏丸線に乗って「烏丸御池」から「四条」へ。
途中、別のファミリーマートに寄って水などを購入して、ホテルへ戻る。
・おやすみなさい・


+ 9月15日(木)

   天気:晴れ 時々 曇り  (25℃〜33℃)

前日、8時35分、ホテルB1ロビー集合と決める。
地下鉄烏丸線「四条」から「今出川」へ。
今日は帰る日、キャリーバッグを引いています。
歩き始めて直ぐ、乾御門から京都御苑に入った途端に後悔しています。なにせ砂利道、キャリーバッグを引くには向いていません。さらに、歩き出があります。
二人とも言葉に出しませんが、態度に表れてしまいます。
ケンちゃん、仙洞御所の待合室にロッカーがあることを知っていたのが、判断を誤らせたのかもしれません。

        

        <写真:京都仙洞御所 南池・奥に八ッ橋>

  <写真左:京都仙洞御所(北池)  写真右:京都仙洞御所(南池)>

「京都仙洞御所」
  京都市上京区京都御苑内  075-211-1215(宮内庁京都事務所参観係)
御所自体は焼失しているので、ここは、池と庭ですね。
紅葉の時期は、素晴らしいと思いました。
9:30〜10:30 1時間の拝観でした。
ケンちゃん、京都仙洞御所売店で「京都みて歩き」のマップを400円購入する。
これで京都の四か所を見ましたが、もう一度みたいと思うのは、修学院離宮です。

       

         <写真:京都御苑
             正面に京都御所建礼門>

キャリーバッグを引きながら、砂利道の京都御苑の中を歩き、厳島神社へ。
そして、拾翠亭でのんびりさせていただき、閑院宮邸跡を見る。
烏丸通の歩道を歩き、蛤御門を見てから、タクシーに乗り込む。

  <写真左:京都御苑 拾翠亭(1)  写真右:拾翠亭(2)>

牛肉すき焼「三嶋亭」 明治6年創業
  京都市中京区寺町三条下ル油屋町87  075-222-0017
牛肉すき焼屋として、木造三階建ての京町家に創業」
「厳選した牛肉と、四季折々の京野菜をお楽しみください」
「古都洛中で、数寄屋造りで設えた京町家にて、特別の時間と空間を」
明治維新の華やかさと、味付けの砂糖に驚く。

       

         <写真:京都御苑 蛤御門>

新幹線のぞみに乗って、新横浜駅へ。
行きもそうでしたが、帰りの新幹線の中でも、ミヤちゃんが買ってきたビールを飲む。いくら酒好きのケンちゃんでも、お腹がいっぱいだと好んで飲む気になれないですね。
ミヤちゃんには色々とお世話になり、京都の美味しいところで食べさせていただき、中々体験できないことを体験出来て、感謝するばかりです。

京都駅では自動改札機でしたが、新横浜駅では駅員さんがいる改札口でした。
19時過ぎ、無事に帰宅する。

今回(京都貴船川床)の総費用は、102,000円也。

<追記>
翌日、ミヤちゃんから電話が入り、今回の飲食代は59,000円ちょっとだとの事です。

*良く食べて、良く飲みました。
*お疲れさまでした。


*2022年9月14日*

 

  京都貴船川床


********


トップ
 1950建ちゃん旅日記


◇気ままな旅◇

 竹田城・城崎温泉
 〈2022.11.15〉

 京都貴船川床
 〈2022.09.13〉

 北海道南部の旅
 〈2022.07.03〉

 能登半島和倉温泉
 〈2020.10.20〉

 立山黒部と宇奈月
 〈2019.10.07〉

 あし48「伊勢編」
 〈2019.09.08〉

 あし48「北海道編」
 〈2018.09.16〉

 京都 伏見稲荷
 〈2018.02.05〉

 あし48「会津若松編」
 〈2017.10.06〉

 別所温泉・上田城址
 〈2017.09.26〉

 熊本地震から一年
 〈2017.04.14〉

 水郷「佐原」散策
 〈2017.03.11〉

 あし48会「徳島編」
 〈2016.11.25〉

 分杭峠・諏訪大社
 〈2016.06.05}

 広島長崎2015年
 〈2015.08.04〉

 沖縄慰霊の日
 〈2015.06.29〉

 御巣鷹の尾根30
 〈2015.05.28〉

 京都紅葉2014年
 〈2014.11.30〉

 水郡線の旅
 〈2014.09.09〉

 新潟群馬18きっぷ
 〈2014.07.29〉

 小江戸「川越」散歩
 〈2014.05.08〉

 日本三大桜
 〈2014.04.15〉

 出雲大社式年遷宮
 〈2013.11.12〉

 屋久島 縄文杉
 〈2013.10.07〉

 伊勢神宮2013年
 〈2013.09.15〉

 角館・平泉へ走る
 〈2013.04.21〉

 松山道後温泉
 〈2012.11.13〉

 知床から稚内の旅
 〈2012.09.17〉

 唐津城・伊万里焼
 〈2012.03.24〉

inserted by FC2 system