≪金沢 ひがし茶屋街・兼六園・金沢城・忍者寺
          五箇山合掌造り・瑞泉寺
          能登半島(禄剛崎灯台・・)≫

     令和2年10月20日(火)〜10月22日(木)


〈あらすじ〉

≪能登半島一周 山代温泉・和倉温泉に泊まる≫

〈メンバー〉
  正くん カトちゃん 孝ちゃん
  英くん コヤちゃん 建ちゃん

〈日 程〉
  令和2年10月20(火)〜22日(木) 二泊三日

〈集 合〉
  10月20日 北陸新幹線「かがやき503号」指定車中

〈や ど〉
  10/20〜21
   「山代温泉 ゆのくに天祥」 天祥の館・和室
     石川県加賀市山代温泉19-49-1
       0761-77-1234
  10/21〜22
   「和倉温泉 加賀屋」 浜離宮・和洋室・海側
     石川県七尾市和倉町ヨ部80
       0767-62-1111

〈スケジュール〉
   移動は3日間ともレンタカー(トヨタレンタカー 8人乗り)
   ・レンタカープラン中部WAクラス2泊3日・
  10月20日 : ひがし茶屋街・兼六園・金沢城など
  10月21日 : 五箇山・瑞泉寺など
  10月22日 : 禄剛崎灯台・白米千枚田・輪島など

〈解 散〉
  10月22日 北陸新幹線「かがやき516号」指定車中

<旅行代理店>
  JTB ボーノ相模大野店
   新幹線代(座席指定 往復)
   宿泊代金(一泊二日朝夕食付き 二泊分)
   レンタカー代(3日間)
  料金 127,650円(ひとり)
   Go To トラベル 割引 28,000円 (差引 99,650円)
     ・共通クーポン券12,000円付き・


       

         <写真:木彫りの里 八日町通り>

≪旅日記≫

+ 10月20日(火)

   天気:快晴   気温:13℃〜23℃

建ちゃん、起床4:50、出発5:40、相模大野駅6:06発の快速急行に乗る。予定通り、大宮駅に7時20分頃到着する。
途中、孝ちゃんからメールが入り、4人(英くん 孝ちゃん カトちゃん コヤちゃん)が東京駅から無事に乗車したとの事。良かった。
大宮駅から乗る正くんに、マスクをして乗るようにお願いしておいたが、残念ながら願いは届かず、マスクなしで乗車。
早速、ホームで正くんの前に並んでいた女性が列を離れる。その離れた女性が正くんの前の席に座り、建ちゃんドキドキ。その女性が長野駅で降り、何もなくほっとする。
大宮駅7:46発かがやき503号の北陸新幹線に2人が乗車、指定席に座り、全員集合する。
とりあえず予定通り6人が揃い一安心。

       

         <写真:金沢駅 鼓門(ツヅミモン)>

金沢駅9:51着。
建ちゃん以外の5人は観光案内所へ。
建ちゃん、5人から集金した50万円(ひとり10万円)を銀行に入金するため銀行へ。
でも、予定していた、みずほ銀行のATMがなく入金を諦める。
トヨタレンタカー金沢駅西口店に行き、手続きを済ませる。
8人乗りのエスクァイア、3日間お世話になります。

英くんが、せっかく物色してきた石川県などの地図を、建ちゃんに渡そうとするが、後でもらおうと思い、建ちゃんその場でもらうのを断る。
でも、最後まで、すっかり忘れてしまいました。英くんゴメンナサイ。

全員が乗車し、最初に向かったのが「ひがし茶屋街」。
東山北観光駐車場(350円 10:30〜11:09)に車を停め、ひがし茶屋街の信号から中へ。
左角に「柳の木」右角に「鶴亀」民芸店の案内を見ながら、ひがし茶屋街のメインの通りへ。
その「柳の木」の右横にある案内看板を見る。

       

         <写真:ひがし茶屋街「柳の木」>

「東山ひがし」
 重要伝統的建造物群保存地区
 金沢城下の入口にあたる北国街道の浅野川(東)と犀川(西)の大橋の界隈は、
 お茶屋が並び城下随一に賑わいを見せていた。
 通りに面して出格子・座敷を備え、茶屋町の特徴を良く残している。
 今も夕暮れには芸姑衆が行き交い、笛や三味線が聞こえる風情ある茶屋町です。
 地図の青色が「金沢市東山ひがし」 赤色が「金沢市卯辰山麓」の保存地区

金沢市卯辰山麓の保存地区の範囲は、案内看板にある範囲よりもっと広い様です。

「志摩」
 所在地  : 金沢市東山1-13-21
 建築年代 : 文政3年(1820年)
 構 造  : 木造2階建(一部3階建) 切妻造り 瓦葺き

天気も良く、観光客が一杯です。
見逃してはいけないのは、国の重要文化財である「志摩」。
でも、入館料が500円で見学を諦める。
少し先の「箔座 ひかり蔵」に入り、金箔の蔵を見てくる。
綺麗に着飾った女性を見ながら、ぶらぶら。
正面の「ふ」春乃屋を見ながら、左の細い路地へ。
最近の金沢の紹介で 一番に出てくる「ひがし茶屋街」。
やっぱり絵になりますね。

       

         <写真:ひがし茶屋街>

「宇多須神社」で、お参りをする。
このあたりを含めた一帯が「卯辰山麓寺院群」で約50の寺社があり、「金沢市卯辰山麓」重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
何年後になるかわかりませんが、北国街道を歩く時に、ゆっくりと「心の道」を歩いて見たいものです。
帰りは、お茶屋美術館の横を通り、柳の木を見ながら、ひがし茶屋休憩館の横を通り、浅野川大橋の前に出てくる。
浅野川の反対岸の川沿いには、主計町茶屋街(カズエマチチャヤガイ)が微かに見えています。
ここも「金沢市主計町」重要伝統的建造物群保存地区です。

       

         <写真:浅野川と浅野川大橋>

次に向かったのが「近江町市場」。
システムパーク近江町市場前(200円 11:20〜12:16)に停め、市場の中へ。
市場の中は迷路、何処を歩いているのかわからない。
「金沢おでん いっぷくや」で、おでん(建ちゃん5個で1,020円)を食べながら生ビール(建ちゃんはノンアルコールビール)、これが本日の昼食です。
早速、英くんが、お土産を物色です。
建ちゃん「近江コロッケ」で、たこコロッケ(180円)、1個を歩きながら食べる。
市場とはいえ安い感じはしませんね。とにかく、人・人・人です。

  <写真左:兼六園 霞ヶ池   写真右:兼六園 雁行橋>

次に向かったのが「兼六園」。
石川県兼六駐車場(500円 12:33〜13:51)に停め、兼六園へ。
何と、兼六園は65歳以上無料、よって全員が無料です。何気に嬉しいです。
桂坂口から入り、微軫灯籠(コトジトウロウ)の前で霞ヶ池をバックに記念撮影。
雁行橋を眺め、内橋亭を眺めながら霞ヶ池をぐるりと廻り、桂坂口に戻る。

       

         <写真:金沢城 石川門口>

石川橋を渡り、石川門から金沢城公園へ入る。
三の丸広場の先に五十間長屋を見ながら、案内に従い三十間長屋へ。
(石川門と三十間長屋は 国の重要文化財)
二の丸広場に出て、五十間長屋の内部を見学し、橋爪橋を渡り、石川門へ戻る。
正くんは、三の丸広場の前で待っていた。
天気が良く、歩いていると暑くなります。
30年前に来た時は、確か金沢大学があったと思うのですが、今はありません。

       

         <写真:金沢城 五十間長屋>

次に向かったのは、兼六園に行く前に孝ちゃんが予約した忍者寺へ。
名鉄協商パーキング金沢寺町(400円 14:09〜15:15)に停め、忍者寺へ。
14時20分集合、14時30分見学開始。
「妙立寺」(人呼んで 忍者寺) 「日蓮宗 正久山 妙立寺」
  金沢市市野町1-2-12  076-241-0888
 「加賀百万石祈願所」
 幕府の統制下 加賀三代藩主前田利常が奇抜の建立
 加賀藩の秘策
 4階7層29階段 複雑な仕掛け
  物見台 仕掛け賽銭箱 伝説の井戸 風流な太鼓橋 明かり取り階段
  落とし穴階段 本堂隠し階段 本堂の階段群 頑強な建物

拝観料1,000円、5人は入るが正くんは入らず。
我々7人は、若い女性から、個別の様に説明していただく。
色々な説明を聞くたびに興味津々です。

この周辺は、寺町台寺院群で「金沢市寺町台」伝統的建造物群保存地区に選定されている。
近くには、犀川が流れ犀川大橋がある。
さらに、直ぐ近くに「にし茶屋街」がある。
犀川も浅野川も、金沢城のお堀の役目をし、その外側に東西とも茶屋町と寺院群で賑わっている。
浅野川大橋もそうでしたが、犀川大橋も北国街道であり、何年後かに、ゆっくり楽しみたいと思います。

  <写真左:妙立寺(人呼んで忍者寺)  写真右:寺町台寺院群>

次に向かったのが「九谷焼窯元 九谷光仙窯」。
細い道で、なかなかたどり着かず、やっとこさ到着する。
無理をお願いして、中を見せていただく「ありがとうございます」
直ぐ近くには「にし茶屋街」あり、「野町」の駅もある。

建ちゃん50万円を銀行に入れたく、ナビでみずほ銀行を探してもらい預金する。
今日の観光は終わりです。ナビを「山代温泉 ゆのくに天祥」にセットする。
途中、北陸自動車道-安宅PA-でトイレタイム。
このPAは、トイレと自販機しかありません。ビックリです。
日本海に沈む夕焼けが綺麗なのに、ゆっくり楽しめず残念です。
北陸本線のガード下をくぐる時、直ぐ近くに加賀温泉駅があり、昨日(10/19)駅前のショッピングセンターに熊が出没した事が話題にのぼる。
今年は熊の出没が多いですね。

夕方18時前、ホテル「山代温泉 ゆのくに天祥」に到着。
ホテル前の駐車場が一杯で、その奥の駐車場に停める。
戻ってフロントで手続きを済ませる。
コロナ禍でもマスクをしない正くん珍しくしています(他の5人は常にしています)。
マスクをしている正くんを見て、良かったと思う建ちゃんがいます。
(正くんは 今回の旅行中 マスクをしたのは ホテルに入る時の2回だけ 数分だけ)
部屋はジャンケンで決める。
 463号室 (正くん 建ちゃん)
 464号室 (英くん 孝ちゃん)
 465号室 (カトちゃん コヤちゃん)
夕食は、19時から、3階の食事処「白山」で楽しむ。
大浴場の温泉に入り、夕食をとる。
料理は、食前杯・前菜・お凌ぎ・椀物・造里・替鉢・蓋物・酢の物・強肴・御飯・留椀・香の物・水物。
飲み物は、ビールと地酒(立山・千枚田・吉田蔵)。
隣のコンビニで水などを買い、カラオケをやり(カトちゃん以外の5人)、部屋に戻る。
・おやすみなさい・


       

         <写真:ゆのくに天祥>

+ 10月21日(水)

   天気:快晴のち晴れ   気温:11℃〜22℃

前日に、朝食7時半、出発9時と決める。
皆、それぞれに起き、温泉に入り、夕食と同じ場所で朝食。
夕食時に飲んだ地酒はクーポン券で支払い、カラオケはクーポンでは駄目で現金で支払う。
それほど忙しい思いもせず、まあまあスムーズに運んでいる感じ。

ホテルをバックに記念撮影をし、9時20分ホテル出発。
ナビを「五箇山 岩瀬家」にセットする。
今日も運転手は建ちゃん。
昨日通った道を戻り、北陸自動車道「片山津IC」で高速に乗り、「金沢西IC」を超え、東海北陸自動車道「五箇山IC」で降りる。

10時50分「五箇山 岩瀬家住宅」に到着。
五箇山地区で最大規模を誇る合掌造り、江戸時代加賀藩に納める塩硝役だった名家、国の重要文化財。
ここは一軒だけなので、早々に出発。

     

     <写真左:「五箇山 岩崎家住宅」  写真右:岩崎家住宅の全景>

車の中から、菅沼合掌造り集落を見ようと思うが、なかなか近づけず、遠目から見ただけで諦める。
五箇山合掌造りの中で、見逃してはいけないところへ。

「相倉合掌造り集落」(越中五箇山相倉集落)
11時30分〜12時15分
世界文化遺産・国指定史跡・重要伝統的建造物群保存地区

<日本の世界遺産>
 1 法隆寺地域の仏教建造物        奈良県      平成5年
 2 姫路城                兵庫県      平成5年
 3 屋久島                鹿児島県     平成5年
 4 白神山地               青森県・秋田県  平成5年
 5 古都京都の文化財           京都府・滋賀県  平成6年
 6 白川郷・五箇山の合掌造り集落     岐阜県・富山県  平成7年
 7 原爆ドーム              広島県      平成8年
 8 厳島神社               広島県      平成8年
 9 古都奈良の文化財           奈良県      平成10年
 10 日光の社寺              栃木県      平成11年
 11
 ・
 ・
 23 百舌鳥・古市古墳群-古代日本の墳墓群- 大阪府      令和元年

<重要伝統的建造物群保存地区>
 昭和50年11月20日施行
 令和元年12月23日現在
 43道府県 100市町村 120地区 約29,000件特定され保護されている
 最初に選定された7地区(昭和51年9月4日)
 ・秋田県の角館
 ・長野県の妻籠宿
 ・岐阜県の白川郷
 ・京都市の産寧坂
 ・京都市の祇園新橋
 ・萩市の堀内地区
 ・萩市の平安古地区
富山県の「南砺市相倉」「南砺市菅沼」は平成6年12月21日に選定される。
富山県は「高岡市山町筋」「高岡市金屋町」を含め4地区が選定されている。
石川県は「金沢市東山ひがし」「金沢市主計町」「金沢市卯辰山麓」「金沢市寺町台」などなど8地区が選定されていて 選定された数は一番多い。
続いて、長野県と京都府の7地区。

       

         <写真:五箇山相倉集落 勇助>

駐車場に車を停め、青空の中、集落を見に行く。
 駐車料金(世界遺産相倉合掌造り集落保存協力金500円)

集落に入って直ぐ、こんな案内看板を見る。
「越中五箇山相倉集落」
 ・・・
*合掌造りは豪雪に耐えるために、60度正三角形に造られた急傾斜の屋根を持つ。
*アマ(屋根裏)で蚕を飼ったため、切妻として明かり取りを設け、床下で塩硝(鉄砲火薬の原料)の土を培養したため床が高い。
*養蚕・塩硝・紙すきは、江戸時代の五箇山の三大産業で、これらの生産と厳しい環境での対応から合掌造りが生まれた。
*こうした貴重な遺産を守るために集落全域が文化財に指定され、ここに住む人たちも保存のために努力している。

  <写真左:勇助の屋根裏(蚕)  写真右:勇助の屋根裏(小屋組み)>

「勇助」「庄七」「まつや」「与茂四郎」「五箇山青少年ふるさとセンター」「五コ門」「相倉民族館」などなどを見て、勇助に戻る。
民宿でもある「勇助」の中を見学させていただく。入館料ひとり300円。
やはり屋根裏は、凄いですね。
なかなか見られるものではないですね。感激です。
民宿としては、毎日一組だけ宿泊できるとの事です。
一組だけなら泊まってもいい気がしますね。

       

       <写真:相倉合掌造り集落(ふるさと眺望点 にて撮影)>

写真に出てくる「相倉合掌造り集落」の撮影スポットへ向かう。
少し上ったところで、「熊出没注意 この先進入禁止」なる注意書きがあり、3人はここまで。英くん・孝ちゃん・建ちゃんは声を出しながら見に行く。
「ふるさと眺望点」で撮影をする。
でも、残念ながら逆光で上手く撮れませんでした。

国道304号線を北上する。
食事をするために、迷いながら「道の駅 井波」に向かうが店は今日閉店です。

       

         <写真:瑞泉寺参道(八日町通り)>

八日町通りの交通広場へ。
 瑞泉寺と八日町通り 昼食と観光(13:05〜14:35)

南砺市井波交通広場駐車場(210円)に車を停め、観光案内の方に紹介してもらった店へ。
「蕎麦懐石 松屋」 八日町通りに入って直ぐの店。
椅子席は少しだけ混んでいて、座敷に座る。
同じ物の方が早いと思い、全員天せいろ(1,500円)を注文するが、出てくるまでに30分近くかかってしまう。
地方、地方によって時間の感覚が違いますので、何も言えませんね。
天せいろは美味しくて満足です。
この店は、築130年の古民家を改造した建物だそうです。
そして、この店を紹介してくれた方と、ここの女将さんは同級生だそうです。

瑞泉寺の参道でもある「木彫りの里 八日町通り」は石畳になっています。
参道は200〜300mあるでしょうか。
お蕎麦屋さんの隣は、若駒酒造の清都酒店。反対側に「彫刻処」の看板がある、木彫りの井口e月さん。その右隣が彫刻刀の越後屋さん。
石畳の参道を緩やかに上る。参道の両側には、しばしば「木彫りにゃんこ」登場します。
その、ひとつひとつが絶妙です。
さらに、七福神や聖徳太子などの木彫りがあり、これも絶妙です。そして、目立ちます。

  <写真左:井波木彫工芸館  写真右:「絆展」斎藤家住宅>

中程を超えた右側に「弥右衛門や」があり、自由に見学が出来る様です。
今は「絆展」も行われている様です。
この建物は「斎賀家住宅」で国登録有形文化財になっています。
独特な霧除けがあり、往時の町屋建築の特色が現れている様です。
入口の錠前金物は、人間国宝の金森映井智作の彫金技巧の一品だそうです。

もうすぐ瑞泉寺の入口。
入口の手前左側に、佛師の斎藤p信の店。その隣が木彫りの野村清宝さん、中で実際に木彫りをしている様子が窓越しに見えます。
入口の手前右側が、川合食料品店。その隣が木彫りの池田塔さん、店の奥の方で作業をしている様子が見えます。
瑞泉寺の入口に入らず左奥の方へ進むと、井波八幡宮などがあり、その奥に井波城跡がある様です。でも、時間がないので行けていません。

  <写真左:瑞泉寺山門の木彫刻  写真右:瑞泉寺 山門>

案内碑「井波御坊 瑞泉寺」「井波別院 高岡門」を見ながら山門へ。
この山門の木彫刻には圧倒されます。
山門をくぐると、正面奥に本堂、本堂の左に太子堂、太子堂の奥に宝物殿、本堂の右に瑞泉会館、山門を入った左には鐘楼堂。
広い敷地の中に、悠然と佇んでいます。
本堂の彫刻も凄いですが、太子堂の木彫刻には圧倒されます。
残念ながら、瑞泉寺は何回も大火事にあい焼失しています。
今あるのは、本堂は明治18年(1885年)の再建。太子堂は大正7年(1918年)の再建。
山門は、天明5年(1785年)から始まり文化6年(1809年)に完成したが現存しているとの事です。

       

         <写真:瑞泉寺 太子堂(左) 本堂(右)>

「真宗大谷派 井波別院 瑞泉寺」
 富山県南砺市井波3050
 本願寺第5代綽如上人の開創
 創建は明徳元年(1390年)

       

         <写真:瑞泉寺 太子堂>

建ちゃん拝観料500円を支払い、本堂・太子堂・宝物殿を見に行ったのですが、途中で体調が悪くなり、急ぎ戻りトイレに駆け込む。せっかく500円も払ったのに、途中で出てくるなんて勿体ないですね。
でも、ここ瑞泉寺と参道(八日町通り)は、建ちゃんにとって忘れられない一ページになる事でしょう。

富山市南砺市は「日本遺産」に2018年5月24日に認定されました。
その代表格が瑞泉寺であり、八日町通りです。
日本遺産No59「宮大工の鑿一丁から生まれた木彫刻美術館・井波」

日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて、我が国の文化・伝統を語るストーリーを日本遺産として文化庁が認定するもの。
2015年から2020年までに、104件の文化財が認定されています。
No3 加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡 -人 技 心-
 富山県高岡市 2015年4月24日付け
 代表格が瑞龍寺
 (去年の10月に行きましたね ここも良かった お坊さんも)
No4 灯りが舞う半島 能登 -熱狂のキリコ祭り-
 石川県七尾市 輪島市 珠洲市 志賀町 穴水町 能登町 2015年4月24日付け
 代表格が輪島大祭
 (明日が 能登半島一周です)

       

         <写真:木彫りの里 八日町通り>

ナビを「和倉温泉 加賀屋」にセットする。
東海北陸自動車道「南砺スマートIC」から高速道路へ。高岡ICから先は無料区間である。
ひたすら七尾へ向かって走るが、皆さんウトウト。
運転手の建ちゃんも一休みしたくなり、能越県境PAで休憩。
ここは、富山県氷見市と石川県七尾市との県境、県境に赤い線まで引いてあります。
孝ちゃんが、何故だか位置関係に悩んでいます。

能越自動車道「七尾城山IC」で高速道路を降りる。
インターチェンジを降りて直ぐ、七尾城跡の案内があり、急遽急坂を上る。
16時15分、七尾城跡から七尾の市街地、七尾湾、能登島大橋を眺める。

       

         <写真:七尾城長屋敷跡からの眺望>

16時40分、加賀屋に到着。
出発の前日、17時からの加賀屋の館内にある美術品案内(無料)「館内は美術館ツアー」に申し込んであったので、フロントの手続きだけして、会場へ案内される。
ロビーの正面にラウンジ翔天(ガラス越しに七尾湾が見える)が広がり、手前を左に曲がり、両側にお店を見ながら歩き、突き当りがホールになっていて、直ぐ横「ラウンジ花いかだ」が集合場所です。
40分程、輪島塗・加賀友禅・九谷焼などの美術品を案内していただく。
能登渚亭EV前(1F〜12F)の吹き抜けにある「四季の花」(加賀友禅)は凄いです。
「館内は美術館」そのものですね。

加賀屋では、お出迎えからお見送り迄、すべておひとりのお女中が行います。
(他のタイプの部屋は違うかもしれません?)
加賀屋浜離宮コンシェルジュ「千恵子さん」、我々6人だけの担当の様です。
どの様にして雪月花のエレベーターに乗ったのかわかりませんが、18階で降ります。
18階と19階は同じフロアーで降り、18階は半分下へ、19階は半分上へ。
20階を含めた3フロアーが「特別階 浜離宮」です。
18階・19階が、浜離宮の貴賓室(8室)。
20階が「天游(テンユウ)」「白韻(ハクイン)」の2室。皇室が泊まった部屋かな??

我々は19階、両方とも角部屋で、どの部屋からも海が見えます(七尾湾・能登島を一望)。
二間続き和室(15畳・6畳) 2ベットの洋室 プラス1ベットの洋室
 1921号室(寂光) : (英くん コヤちゃん 建ちゃん)
 1922号室(  ) : (正くん カトちゃん 孝ちゃん)
6人なら、十分に一部屋で寝られますね。
エレベーターの専用カードが、ひとり一枚ずつあります。
この専用カードがなければ、18・20階のエレベーターの扉が開きません。
ただ、残念なのが、部屋の鍵が各2個しかないので、それぞれが自由に動けません。

部屋に入り、まずは、ゆっくりと、抹茶とともに甘いお菓子をいただく。
夕食を19時からにして、2階にある大浴場の温泉へ「恵比寿の湯」。
大浴場も3フロアー使っているので、広くて3つも4つもあり、それぞれ温度も設定されていて、いいですね。
フロアーの移動は、エレベーターもあるのですが、やはり階段で移動するのが普通なので、転ばないか心配になります。
建ちゃん、帰りが一人になってしまい、エレベーターに乗ったのですが専用カードの使い方がわからず、16階で降り階段を使って上がろうとしたら、階段がなく、仕方なく、そのフロアーに居たお女中に教えていただき、無事上にあがる事が出来ました。
(非常階段だけが、繋がっているとの事です)
もう一つ感じた事は、従業員の方が、我々が浜離宮の客だとわかっている様な気がします。

          

          <写真:花見茶寮で優雅なひととき>

19時00分。
18階のエレベーターホールと同じフロアーの貴賓室専用のお食事処(花見茶寮)へ。
我々の花見茶寮は、少し上にあがった「おぼろ」、ゆったりした椅子席です。
料理は、「食前杯 前菜 椀替 お造り 焼物 煮物 温物 変鉢 お食事 水菓子」。
飲み物は、ビールから地酒「加賀鳶 のとざくら 手取川」。
何処から料理が運ばれてくるのか、千恵子さんが一人で仕切っています。
少し経った頃、綺麗な若女将が挨拶に来ました。
少し間をおいて、皿回しの芸人がやってきて、おおいに笑わせていただきました。
また、頃合いみて、若い人がアワビを、その場で焼いてくれます。
楽しく談笑しながら、終わったのは22時近かったです。
もう、この時間です。何もする元気がありません。

さりとて、建ちゃんは一人で大浴場の温泉へ。
雪月花のエレベーターはシースルーなので、夜景が綺麗です。
停まった2階には「バーしぐれ」があり、何人かの人が楽しんでいます。
建ちゃんも、行きたい気持ちに駆られますが、今日は諦めます。
誰もいない温泉を一人楽しむ、出る時に一人入って来ました。
・おやすみなさい・

 

◇◇◇
10月17日(土) JTBから連絡あり、
当初は「浜離宮」2部屋がとれず 浜離宮1と雪月花1でした。
(浜離宮と雪月花の差額は6,000円)
食事は食事処で一緒にしてもらい、内容は浜離宮に合わせてもらうことにお願いし、ひとり5,000円の差額金を加賀屋に直接支払うことになっていました。
さらに雪月花に泊まる人に1,000円戻すことを考えていました。
出来れば浜離宮2部屋がいいので、空きが出たら連絡してもらう事にしていましたら、本日、空きが出た連絡があり、願い通りになりました。
でも、食事の差額金が、何故5,000円もかかるのか不思議でした。

加賀屋雪月花「特別階 浜離宮」に泊まってみて、差額金5,000円の理解が出来ました。
食事の中身だけでなく、サービスの中身の違いの様ですね。
◇◇◇

       

         <写真:和倉温泉 加賀屋>

+ 10月22日(木)

   天気:曇り夕方から雨   気温:11℃〜20℃

前日に、朝食7時半、出発9時と決める。
皆、それぞれに起き、温泉に入り、夕食と同じ場所で朝食。
建ちゃん、朝食をとる前にフロントへ行き、追加料金を聞く。帰りに迷子になり、近くにいたお女中に道案内をしていただき無事戻る。恥ずかしいですね。
建ちゃん、預かっている残額を考え、酒代として一人3,000円分集めることにする。
朝食時に話し、その場で直ぐ、カトちゃんとコヤちゃんからクーポン券3枚ずつ預かる。
ゆっくり朝食をとり、スカイラウンジ雪月花倶楽部(エレベーターホールの裏手 裏手といっても見晴らし最高)で、コーヒーをいただく。
何と、建ちゃん、ここで宿帳に記入しました。
普通なら、ホテルに入ったら直ぐにやる事ですよね。
そういえば、最初のフロントでは免許証を見せて説明を聞いただけで、鍵も千恵子さんが預かっていました。

       

         <写真:部屋からの眺望>

8時50分に荷物を取りに来ます。部屋に戻った時は8時20分、時間がありません。
コヤちゃんは温泉へ。正くんは買い物へ。
英くんと孝ちゃんからは、クーポン券を3枚預かりましたが、正くんがまだです。清算が出来ません。
Go Toトラベルの関係で、全員の名簿も提出しなければなりません。正くんの記入がまだです。
正くんが戻ってきたのは8時45分、到底間に合いません。
建ちゃん、髪をセットしていなければ歯も磨いていません。買い物もできていません。
仕方なく出発を延ばし、1階ロビー集合を9時20分に変更する。それでも、大忙しです。
身支度を終わらせ、フロントで清算を終わらせ、5分で買い物を済ませる。
昨日は、同じ時間でもスムーズだったのに、今日は無理でした。

建ちゃん、大反省です。
加賀屋の到着が、1時間遅かったです。
加賀屋の出発が、1時間早かったです。

  <写真左:加賀屋の正面玄関  写真右:玄関で記念撮影>

加賀屋の玄関で記念撮影です。
英くんのカメラで千恵子さんが、我々6人の撮影。
建ちゃん自分のカメラで、千恵子さんと我々5人の撮影。
カトちゃんのカメラで玄関にいた従業員の女性の方に、千恵子さんを入れた7人の撮影。
何と、帰ってから、その写真を見ると7人のはずが4人しか写っていません。
笑うしかありませんね。
結局、加賀屋を出たのは9時半を廻っていました。
いろいろ、ありますね。

千恵子さんと若女将が、道路まで出てきて見送ってくれます。
我々6人は、車の中から手を振りながら加賀屋を離れます。
100m程先を右に曲がるのですが、建ちゃん行き過ぎてしまい、少し先で道路が海にぶつかり間違いに気づき、Uターンし正規の道を曲がろうとすると、何と、千恵子さんと若女将が、手を振りながらお辞儀をしています。
間違う人が多いのかもしれませんが、ビックリするとともに、流石です。

       

         <写真:能登島大橋から加賀屋を望む>

ナビを「道の駅 狼煙(ノロシ)」にセットする。
和倉温泉東を左に曲がり、能登島大橋を渡り、能登島に入り、直ぐに戻る。
能登島大橋から、加賀屋の写真を撮るが、走りながらでは上手く撮れません。
高田ICから乗り「のと里山海道」を一路、能登半島の先端へ。
途中、「道の駅 桜峠」で一服。
須須神社の手前で海岸線の道路に出る。

       

         <写真:禄剛崎灯台(能登半島最先端)>

「道の駅 狼煙」の駐車場に車を停める。
 (禄剛崎灯台観光 11:40〜12:20)
我々6人、禄剛崎灯台へ向かって歩き出す。
禄剛崎灯台 登り口 400m先(徒歩8分)
急坂を上ること8分、一度は来てみたかった禄剛崎灯台に到着。
雲っている事は残念ですが、雨が降らずに良かった。
 「禄剛崎灯台」 海抜50m
  石川県珠洲市狼煙町イ−51
明治時代にイギリス人の設計により造られた白亜の灯台。
能登半島最先端。(最北端は珠洲市折戸町にあるシャク崎)
天気が良ければ立山連峰や佐渡島が見える。
さらに、
ここ禄剛崎灯台は「海から昇る朝日・海に沈む夕陽」が見られる事でも有名です。

       

         <写真:禄剛崎灯台>

道の駅・狼煙には食事の出来るところがなく、走りながら探すことにする。
ナビを「白米千枚田」にセットする。
途中、NHK朝ドラ「まれ」の舞台になった珠洲・輪島を車中から眺める。
奥能登揚げ浜塩田「輪島塩」などなど。

「道の駅 千枚田ポケットパーク」(13:45〜14:00)
白米千枚田を道の駅からのぞいて見る。
この千枚田は凄いですね。日本の原風景のひとつです。絵になります。
イルミネーション(白米千枚田あぜのきらめき)も凄いですね。でも案内だけです。
ここで、それぞれの昼食をとる。

       

         <写真:白米千枚田>

白米千枚田から15分程走ると、輪島の市街地へ入ります。
今はやっていませんが、輪島朝市の通りを走る。
建ちゃん、朝市の通りの一角で、箸を購入。
輪島市は、なかなかのまちづくりをしている気がします。

「能登のキリコ祭り」
 キリコ祭りと総称される灯籠神事
 神輿とともにキリコ(最大2トン 高さ15m)を担ぎ上げ練り廻る
 夏に 能登の約200地区で行われる
 その代表格が輪島大祭(8月22日〜25日)

現在の時刻、14時少し過ぎ、總持寺祖院・ヤセの断崖・巌門には、行くのを諦める。
ナビを「気多大社(ケタタイシャ)」にセットする。

       

         <写真:気多大社 神門>

気多大社(15:10〜15:30)
「気多大社」
  石川県羽咋市寺家町ク1
 能登国一の宮
 祭神:大国主神
 創建:第10代崇神天皇年間(紀元前148年〜30年)伝
 社叢林(通称 入らずの森)は本堂の裏山一帯で国の天然記念物
鳥居から見て、気多大社は男の神様ですね。
歴史を感じる神社です。

       

         <写真:気多大社 拝殿>

千里浜なぎさドライブウェイを通り、16時40分、トヨタレンタカー金沢駅西口店に到着。ガソリン代、距離清算で5,643円也。
それぞれ買物をし、駅近くで一杯やり、金沢駅19:48発の北陸新幹線(かがやき516号)に乗り、家路に。建ちゃん24時前に、無事帰宅。
3日間、お疲れ様でした。

       

         <写真:金沢駅 鼓門>

***
50年ぶりの能登半島、和倉温泉加賀屋に泊まる。
今回の能登半島一周、建ちゃんの総費用は115,000円也。


*2020年10月20日*

 

 金沢城 石川門


*2020年10月21日*

 

 瑞泉寺 山門


*2020年10月22日*

 

 能登半島
   禄剛崎灯台


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