≪知床半島・礼文島・利尻島の船旅≫

     平成24年9月17日(月)〜9月21日(金)


〈あらすじ〉

北海道(知床から稚内)の旅
  2012年9月17日(月)〜21日(金)
     〈++四泊五日の旅++〉

*主な道程
 9/17 羽田空港〜女満別空港〜摩周湖〜羅臼〜知床峠〜フレぺの滝〜カムイワッカの滝〜知床五湖〜ホテル知床
 9/18 ホテル〜知床半島クルーズ〜博物館網走監獄〜サロマ湖〜旭川空港〜東横イン旭川駅前宮下通
  +旭川空港で旅仲間二人(幸ちゃん・香ちゃん)とお別れ
  +この後は建ちゃんの一人旅
 9/19 ホテル〜宗谷岬〜サロベツ海岸〜ノシャップ岬〜ドーミーイン稚内
  ・レンタカー(女満別空港から稚内駅前まで)
 9/20 ホテル〜フェリー(稚内〜香深)〜礼文(香深・元地・地蔵岩・桃台猫台・桃岩展望台・元地灯台・知床・香深)〜フェリー(香深〜鴛泊)〜利尻(鴛泊・野塚展望台・姫沼・夕日が丘展望台・元泊・鴛泊)〜利尻マリンホテル
 9/21 ホテル〜フェリー(鴛泊〜稚内)〜稚内公園〜稚内駅〜稚内空港〜羽田空港

◇◇◇

知床国立公園

利尻礼文サロベツ国立公園

(2005年7月)知床は世界自然遺産に登録された

◇◇◇

*天気
 9/17 : 曇り 時々 雨   21度(最高気温)
 9/18 : 晴れ   29度
 9/20 : 雨    20度
 9/21 : 晴れ   24度
 9/22 : 晴れ   24度
五日間とも、時折い風吹く。特に船の上では。
9/21は長袖、稚内から礼文のフェリーな中では寒くてジャンパーまで着る。
9/20・9/21・9/22は、長袖の方が多かった。
(9/21はほとんどな方が長袖で、さらに上に着込んでいた。)
9/21・9/22の、朝・晩は寒いという感じ。
季節の変わり目の五日間。
礼文利尻の方の話、8月初めまでは寒い感じ、盆から1カ月異常に暑かった。


≪旅日記≫

+ 9月17日(月)

羽田空港 6:15発、女満別空港 8:40着(JAL1183便)。
トヨタレンタカー北見 女満別空港店で手続き。
9:05、レンタカーにて三人で出発。
途中、北海道の景色そのもの、牧草地帯の連続(根室海峡に出るまで)。
冬支度なのか、最後の牧草を刈り取っている。
道道102号線で、藻琴山の横を通る。

峠を越える時、深い霧の中、まったく先が見えない。危険、2〜3q続く。
霧がなかったら、屈斜路湖が見えたと思う。
国道391号線を右折し、川湯温泉入口を横目に、一路、摩周湖へ。

  <写真左:摩周湖  写真右:摩周湖を撮る>

摩周湖 10:25〜10:45
 第一展望台で見る。20〜30人の観光客の中で、日本人ではない人もいる。
 でも、今回の旅行は、ほとんどの観光客が日本人でした。
 天気も良くなく、どんよりと曇っている。かすかに見える摩周湖である。
 寒い、リスが、うろちょろしていた。

  <写真左:摩周湖のリス
   写真中:萱岡牧場の牛  写真右:牧場の前の真っ直ぐな道路>

11時頃、運転手交代する。建ちゃんから香ちゃんへ。
スムーズでスピード感ある運転に変わる。
よって、この後の運転は自動的に香ちゃんが担当する。
*弾丸トラベル、強硬スケジュールの中、大変、大変ご苦労様でした。
*ちなみに、三日間で走った距離は1100qを越えていました。
(今日・明日の、二日間で、約750qでした。)

12時頃、町道古多糠基線から国道355号線へ。
海沿いの道に出る。
どんよりと曇っていて、廻りが良く見えない。雨が時より降ってくる。

羅臼国後展望塔 12:35〜12:47
 この丘からは、国後島が見えるはず。残念、影も形もありません。
 どんよりと立ち込めた雲に隠れています。
 加藤登紀子の知床旅情の一句は、ここのことではと思う。
 ・・・・・・・・・・・・・・
 ・呑んでさわいで 丘にのぼれば・
 ・はるか国後に 白夜はあける・

羅臼「ひろ瀬」(昼食) 13:00〜14:00
 どこで、お昼を食べるか、うろうろして決める。
 決めた「ひろ瀬」は、雑誌に出るほどの店でした。
 有名になっていた魚卵丼と、海鮮丼・ホッケ定食を注文。
 三人で、分けて食べる。
 でも、でも、羅臼の絶品といえば、やはり「ぶどうエビ」一匹1,500円と高い。
 仕方なくい、一匹を分けて食べる。・・美味い・・の一言。
 サービスしてもらった、めったに獲れない逸品、あれぇ何だっけ???

熊の湯 14:07〜14:10
 混浴、遠目に木陰に何人かの人達が入っているのが見える。

  <写真左:熊の湯入口「いで湯橋」
   写真中:知床峠 寒い   写真右:道路際のキタキツネ>

知床峠 14:28〜14:35(標高740m)
 まったくもって、雲の中、何も見えない。
 そして、とにかく寒い。あまりの寒さに笑うしかない。
 14:41 、キタキツネ発見(レンタカーの中から見る)。

峠を越えて、5分も走らない内に雲が切れてきて、廻りが見渡せるようになる。
何とも不思議である。
地元の人「この知床峠を境に。まったく違う天気になることが、よくある」
この道路は、冬期は通行出来ない(11月上旬〜4月下旬)。

知床自然センター14:49着
フレぺの滝 見学 14:55〜15:23
 夏の時期と秋の一週間はマイカー規制があり、決められたバス利用(一人1,300円)。
 冬は通行止め、40分起きに出発、最終16時。
 知床五湖までは、一般車両が入れるが、駐車場に限りがある。
 14:40発のバスが行ってしまったので、
 待ち時間を利用してフレぺの滝を見に行くことに。
 通常なら往復40分(片道1.2q)、急げば間に合うと三人は急ぎ足、
 帰りは走る羽目になる。
 幸ちゃんが息切れ、走れず。
 15:20発のバスに間に合わず、3分程待ってもらいバスに乗り込む。
 何とも、何とも、忙しすぎるね。

  <写真左:フレぺの滝
   写真中:野生のシカ(バスの中から)  写真右:砂利道>

15:20(実際は15:23)バス出発
 まず、知床五湖へ。15〜6人乗っていたが、数人降りる。
 駐車場待ちの車を見て、案内の方の言う事を聞いていて、よかったと思う。
 また、見る順番も、案内の方の指示通りに。まずカムイワッカ、そして五湖。
 知床五湖を出てから、今まで道路は舗装してあったが、砂利道である。
 そして、この道路は歩いてもいけないらしい。
 この状況、景色、規制、自然、保護、全てに感謝、感激である。
 15:59、シカ発見(バスの中から見る)。
 何回も、バスを停めて見せていただいた。
 野生であるが、人に慣れている感じもする。そして、堂々としている。
 風格すら感じる。

  <写真左:カムイワッカ湯の滝  写真右:滝を触る>

カムイワッカ湯の滝 16:07〜16:20
 10分足らずで、乗ってきたバスに乗らなければならない。
 でなければ、最終のバスで、知床自然センターまで帰れない。
 ゆっくりは出来なかったが、バス停から少しだけ行ったところが、滝だったので、
 滝を見ることが出来たし、滝に少しばかり触ることが出来た。

知床五湖 16:44〜17:20
 バスを降り、まず目にしたのが「ただいま閉鎖中」の案内。
 ヒグマが出たので2湖から5湖への遊歩道は歩けない。
 元々、1湖の高架木道(高さ2〜5m ヒグマの侵入を防ぐ電流柵を施す)を、
 歩く予定にしていたので、そのことは、よかったが、
 やっぱり熊が出ましたかと、ビックリする。
 1湖まで、800m。バスの発車まで35分程ある。ゆっくりと歩ける。
 もう最終でもある為か、人影も少なく、のんびりと三人で歩く。
 でも、残念なことが一つ、天気が悪く、オホーツク海に沈む夕日を見るのは無理。

  <写真左:高架木道を歩く  写真右:知床五湖(一湖)>

知床自然センターまでバスで戻り、レンタカーでホテルへ。
途中、ウトロの交差点角、セブンイレブンに寄る。

18時頃「ホテル知床」着。
温泉へ、広く、ゆったりと露天風呂もある。気持ちが、いいね。
19時頃から、約2時間夕食。
和食膳、テーブル席、個室ではないがゆったりしていて、まぁまぁ。
魚を中心の料理、地元の酒を飲む。
たっぷり時間を掛け、ゆっくりと、終わった時には廻りの方はいませんでした。
24時過ぎまで、三人でカラオケ。この頃になると、飲み過ぎて、いい調子。


+ 9月18日(火)

ホテル知床、6時過ぎ起床、温泉・朝食(一人のんびりと)、
8:45ロビー集合、8:50ホテル出発。

*事前の調べ
  知床観光船「オーロラ」
  知床岬コース 10:00発(所要時間3時間45分 一人6,500円)
  硫黄山コース 8:15発 10:30発 ・・・(1時間30分 一人3,100円)
  <乗るなら知床コース。しかし、これでは旭川空港に間に合わない>
  <観光協会な方にクルーザーを紹介してもらう。
   クルーザーの方が早く、陸の近くまで行くので、より良く見えるし、
   熊にあえる可能性が増えるとのこと>
  また、観光協会(斜里町)の方に「知床八景」を教えてもらう。

*知床八景とは
  知床峠
  カムイワッカ湯の滝
  知床五湖
  フレぺの滝
  プユニ岬
  オロンコ岩
  夕陽台
  オシンコシンの滝

本日の天気は快晴、クルージングに最高の天気。
ゴジラ岩観光切符売り場、9:00着。
すでに、大変な人達が集まっている。一昨日は欠航、昨日今日は運行する。
一人8,000円と少々高い。(幸ちゃん、JALでもらったハピリカで500円引きになる。)
今日は満席とのこと。

「カムイワッカクルーザー」 9:30出発 知床岬コース(所要時間 約3時間)
*カムイワッカ88
  船 質  : 軽合金(アルミニウム)
  総トン数 : 19トン
  長 さ  : 15.96m
  馬 力  : 1,360PS
  最大速度 : 20ノット
  搭載人員 : (夏)82名(冬)40名

  <写真左:カムイワッカ88に乗り込む
   写真中:プユニ岬
   写真右:クルーザーから知床の写真を撮る>

  <写真左:クルーザーの先端にも乗客が・・
   写真中:ルシャ湾(熊がよく出てくる処)
   写真右:クルーザーのキャプテン(サングラスをかけての運転)>

乗船9:32、下船12:48。知床を知るには、船が一番。

「オホーツク海側」
  ウトロからカムイワッカまでしか観光客はいけない。
  公人は知床林道を通ってルシャ川まで行けるが、
  これで、ウトロと知床岬の半分程度。
  この先は、船のみ。

「根室海峡側」
  羅臼から相泊温泉(混浴)まで行けるが、
  これで、羅臼から知床岬の半分より少し行ったところ。
  相泊温泉の少し手前にセセキ温泉(混浴)があり、
  「北の家族」の撮影で、熊と一緒に温泉に入ったのが、このセセキ温泉。
  三人は、根室海峡側の羅臼より先にいっていない。

  <写真左:カムイワッカの滝  写真右:硫黄の滝>

船で知床半島を見れば、熊を見る可能性が多い。陸地では熊が出れば通行止め。
残念ながら、小熊を見ることが出来たが、スケールを感じる熊は見れなかった。
今日は異常に暑く、早めに森の中に引っ込んでしまった様だと、説明があった。

  <写真左:カシュニの滝  写真右:この浜で子熊を見る>

断崖絶壁の岩、海に直接落ちる滝、隆々と流れ川、岬、森、山々、自然そのもの。
当然の如く、人間は誰一人いない。
冬には流氷が流れ着く、大きな岩も押しつぶす。
天気がいいが、風が強い、波が荒い、今日も国後島・択捉島は見られなかった。
やはり、印象に残ること、人を寄せつけない自然。海に落ちる滝。
平らな所は、ほんのほんのわずかしかない。
高さはそれほどないが硫黄岳を初めとする、そそり立つ稜線。
 知床岳(1254m)・硫黄山(1563m)・羅臼岳(1661m)
想像できないスケールを感じる。
知床半島の面積は、東京23区の面積よりも広い。

       

       <写真:知床岬・知床岬灯台>

       

       <写真:硫黄山(海辺近くにカムイワッカの滝)>
          ・カメラに水滴が付いてしまいました・

       

       <写真:知床連山  ・左から・
   硫黄山(1563m)・オチカバケ岳・サシルイ岳・三峰岳・羅臼岳(1661m)>

13時過ぎ、ウトロを出発(レンタカー)。
旭川空港まで約400q、ただ突っ走るのみ。
頑張って下さい。香ちゃん、幸ちゃん。

網走駅 14:20〜14:23
 縦書きの駅名。

  <写真左:縦書きの網走駅
   写真中:博物館網走監獄の入口  写真右:監獄の内部>

博物館網走監獄 14:35〜15:10
 網走刑務所を移築復元して保存している。
 博物館として公開。
 現在の刑務所は昭和59年に建てた、近代的なコンクリート造。
 網走刑務所は、映画「網走番外地」のロケ地として有名。

ローソン(昼食) 15:23〜15:33
 時間がないとはいえ、あまりにも空しい昼食。

サロマ湖 ピラオロ展望台 16:40〜16:45
 せっかく来たのに感激なし、あれあれ。

旭川空港、19:40頃到着。
二人は、旭川空港20:30発(羽田着22:15)の飛行機に乗る。
まったくゆとりなし、食事は店じまい、ショップは無理くり入る。
本当に、ご苦労様でした。そして、急がせてゴメンナサイ。

*ここまでは、幸ちゃん・香ちゃんと、三人での旅。
*ここからは、建ちゃんの一人旅となる。

建ちゃん、20時半頃「東横イン旭川駅前宮下通」到着。
町に出て、元祖旭川ラーメンを一人夕食で食べる。


+ 9月19日(水)

8:50、ホテルを出る(レンタカー)。
10時頃から雨が降り出し、本降り。
道の駅「美深国道」 11:05〜11:15
レストラン「さるふつ」 12:41〜12:46

  <写真左:日本最北端の地  写真右:宗谷岬公園>

宗谷岬 13:21〜13:46
 雨の中での、日本最北端の地である。
 (北緯45度31分22秒)
 平日の、こんな雨の中でも、必ず人はいる。
 記念碑の前で写真を撮ってもらう事が出来た。良かった。
 何にも見えない海である。でも、仕方がないと一人慰める。

岬の近くの小さな漁港 13:48〜13:53

夕日が丘パーキング 14:41〜14:46

日本海オロロンラインを、レンタカーは走る。抜海岬を過ぎ、北海道そのもの。

       

         <写真:日本海オロロンライン>

  <写真左:真直ぐな道 どこまでも続く草原
   写真中:どこまでも続く草原(1)  写真右:どこまで続く草原(2)>

真直ぐな道。 どこまでも続く草原。

オロロンライン 15:29〜15:30
 レンタカーを降りて写真を撮っていると、
 物々しい装備の一人のハイカーがやってくる。
 思わず「お疲れ様」と言うと、「有難う御座います」と女性の声がかえってくる。
 ビックリ。
 よく見ると、学生さんか、若い綺麗な女の子であった。
 「頑張って下さい」「頑張ります」、力強く、そして愛らしくかえってきた。

  <写真左:ハイカーは走る  写真右:どこまでも続く草原>

サロベツ海岸「砂丘のえき」 15:32〜15:35 引き返す
 このあたりは、サロベツ原生花園の近くだろう。定期バスも停留所もある。
 ガソリンのメーターが点滅を始めた。戻らなければならない。
 天気が良くなく、利尻も見えない。
 肉眼で見える、この自然の感覚がカメラで撮れない。残念である。
 どこまでも続く真直ぐな道も、草原も、海も、沼も、上手く撮ることが出来ない。
 寂しいですね。

    

   <写真左:サロベツ海岸  写真右:ノシャップ岬>

ノシャップ岬 16:13〜16:16
 宮城県から来たという夫婦ずれに、写真を撮ってもらう。

16時半頃、稚内駅近くのトヨタレンタカー旭川 稚内店に返却。
16時半過ぎ、「ドーミーイン稚内」到着。

18時頃から約2時間「寿し竜」で夕食。
江戸前「寿司竜」  店主:浅利義三
  〒097-0022 北海道稚内市中央3-2-3  Tel 0162-23-5631
店に入ると、オヤジさんと奥さんと、なじみのお客さん(オヤジさんの幼なじみ)。
最初は、ビールを飲みながら、おまかせ寿司を食べていたが、話題が盛り上がる。
オヤジさんに勧められた地酒(國稀)を飲む、調子づいて2本空ける。
明日は、予定では、利尻に行ってレンタサイクルで島を一周しようと思っていた。
三人からの助言「利尻なんか山があるだけだと、利尻山は礼文から見れば十分、礼文には見るものが沢山あるし、行くなら利尻より礼文だよ。そして礼文のフェリーターミナルの近くにある、ちどり、という店で、ホッケのちゃんちゃん焼き、を食べな。美味しいし、ここが元祖だよ」
と、教えてくれた。
大変、有意義な時間でした。

明日の予定。
利尻の宿を取っているので、行かないわけにはいかないが、まずは礼文島へ行くことにする。これが、大正解でした。


+ 9月20日(木)

5時起床、5:45ホテルを出る。
稚内フェリーターミナル 5:50〜6:20

6:20、フェリー出発。
天気は晴れ、ただし風が冷たく、長袖のポロシャツであったが、途中でジャンパーを着る。
ほぼ全員の方が、長袖で寒さ対策をしている。

       

         <写真:香深フェリーターミナル>

ハートランドフェリー
 稚内〜礼文島(香深) 6:20〜8:15

香深(カブカ)フェリーターミナル 8:25〜8:40
 観光案内の方にレクチャーいただく。
 バスで元地へ、そこから歩いて桃岩展望台へ、歩いて、ここに戻る。
 13:05発の利尻島に向う船に乗る。
 天気が良く、ジャンパーや荷物をロッカーへ。貴重品等を持ち、
 8時40分発のバスに乗り込む。

元地(モトチ) 9:03〜9:18
 地蔵岩、メノウ浜、元地漁港。
 定期バスに乗っていた6人のうち、夫婦は桃岩展望台入口で降り、
 残りの4人は、ここ元地で降りる。
 若い男性一人は、進入禁止とある地蔵岩の方へ歩いて行く。
 もう一組の夫婦は、海岸に降りていった。
 この浜では運が良ければメノウが拾えるらしい、と夫婦が言っていた。
 地蔵岩の看板があるところで夫婦に写真を撮ってもらい、
 進入禁止の中には入らず引き返す。
 観光名所だと言うのに、観光客が少な過ぎると思い、
 戻った時に案内の方に聞いてみると、
 駐車料金を取る様になってから、団体さんが行かなくなったとのこと。

  <写真左:地藏岩  写真中:桃岩  写真右:猫岩>

・さぁ 天気よし 歩き始める・
<ハイキングの開始> ほぼ、桃岩トレッキングコース。

桃台猫台展望台 9:35〜9:37
 桃岩を下から見上げて見る。猫岩を見おろして見る。
 9:53、桃岩展望台入口。

  <写真左:桃岩展望台付近から見る元地海岸方面  写真右:桃岩方面>

桃岩展望台 10:03〜10:04
 東の海も(フェリーターミナル側)、西の海も(元地側)も、よく見える。
 気持ちがいい。
 桃岩も、目の前に見える。

  <写真左:元地灯台  写真右:元地灯台方面へ歩く>

10:15、追いついたアベックさんに、利尻山と元地をバックに写真。
10:42、灯台にいた若い男性に、利尻山と元地灯台をバックに写真。
(歩き始めて、ここまで出会ったのは、この三人を含めて5人だけ。)
利尻山の写真を何回も撮るが、頂上付近の雲が取れず、利尻山の全容が見えない。
元地灯台 10:42〜10:45

       

         <写真:この先端に元地灯台がある>

       

         <写真:頂上が見えない利尻山>

11:01、アベック二組とすれ違う。
アベックの御二人さん、絶好の天気と場所なのに利尻の頂上が見えないと嘆いていた。

知床バスストップ 11:13
利尻昆布を干しているところ発見、これが利尻昆布かと思う。

浜の近く、特に漁港の近くには、沢山の、カモメとカラスがいて、一人で歩いていると圧倒される。飛んで向かってくると一種の恐怖すら覚える。
礼文も利尻も同じであってが、魚場から帰ってきた船の廻りには、カモメやカラスが集まってくる。カモメの方が強そう。
カモメの写真を撮るとき(特にフェリーの船の上)、けっこう近くで撮れる。
でも、カモメか? ウミネコか? 見分けがつきません。
地元の人に聞くと、カモメの足はピンク色で、ウミネコの足は黄色だそうです。

11時55分頃、香深フェリーターミナルに戻る。
香深「ちどり」、昼食。 (12:05〜12:39)
昨晩の、寿司屋さんに教えていただいた店。
元祖、ホッケのちゃんちゃん焼き。
 少しだけ小ぶりな活きのいいホッケの上に、ネギと味噌をのせ、炭火で焼く。
店の人に焼き方を教えてもらい、自分で焼きながら食べる。皮まで食べられ、残るものがない。
白いご飯に、味噌汁と、お新香が付く、ビールと共にいただく。
絶品。

          

      <写真:ホッケのちゃんちゃん焼き>

≪礼文島に想う≫
若い頃、山登りをしていた者としては、利尻山には愛着を感じていたので、この旅においても、礼文よりも利尻におもきに置いていたが、昨日の稚内の寿司屋さんの話で、礼文島に来たことは、大正解であった。
この礼文島は、北海道、そう北の大地そのものの様な気がする。
今まで本土では見たことがない、景色であり、自然である。
こんな爽快な気分になれたのも、この礼文島のおかげなのだろう。
そして、何かが、ここに、この自然と、この天気を用意してくれたのだろう。

  <写真左:フェリーから見る礼文島  写真右:フェリーのウミネコ>

ハートランドフェリー
 礼文島〜利尻島(鴛泊) 13:05〜13:45
14時、利尻マリンホテル、チェックイン。
ホテルで自転車を借りる。

*日本百名山に選ばれた、利尻山(標高1721m)。別名「利尻富士」。

14時半頃、サイクリング開始。
野塚展望台 14:51〜14:59
 ここまでは、快調な、サイクリングです。天気もいいし、
 ここからは、サイクリングロードを走る事にする。
 これが、何と辛い。ちょっとばかり急過ぎる。汗びっしょりである。
 こんな急過ぎるサイクリングロードが3q程続いた。その後はほぼ平坦でした。

  <写真左:姫沼からの利尻山
   写真右:野塚展望台からの眺望(ぺシ岬の奥に礼文島)>

姫沼 15:25〜15:30
 ここまでの急な上り坂も大変でした。途中で、自転車を降りて押すはめになる。
 姫沼に移る「逆さ富士」は神秘的であるとのことですが、今日は移りませんでした。
 雰囲気は感じましたが。

富士野園地 16:08
 日が少しずつ暮れはじめる。
 利尻山も、見る場所や時間の変化により、少しずつ様相を変えてくる。

本泊 16:42
 沓形岬公園まで行きたかったが、時間がなくなりました。
 少し戻って。

  <写真左:夕日ヶ丘展望台からの眺望(ぺシ岬方面)
   写真右:夕日ヶ丘展望台からの眺望(利尻山方面)>

夕日ヶ丘展望台 17:03〜17:05
 (何人かの人が、ここで夕日を見る為に集まってくる。)
 確かに、抜群の眺望ではあるが、ちょっと意に反する気がして。
 またまた、引き返す。

本泊 17:29〜17:41
 海岸の直ぐそばで、海に沈む夕日を眺める。一人で・・。
 感謝、感激。 この二文字だけで十分すぎます。

       

         <写真:日本海に沈む夕日(利尻島本泊海岸)>

       

         <写真:利尻島より礼文島 日本海を望む>

18時15分頃、ホテルへ戻る。
温泉に入り、19時頃から、レストランで食事。
約1時間半、酒を飲み飲み、ゆっくりと、廻りをみれば残っているのは一組だけ。


+ 9月21日(金)

       

         <写真:ターミナルから眺める利尻山>

  <写真左:鴛泊港から見たぺシ岬  写真右:乗ったフェリー>

8時前にホテルを出る。
鴛泊(オシドマリ)フェリーターミナル 8:03〜8:40
 今日も天気がよく、ついている。
 目の前に、雲の掛かっていない、利尻山を眺める。
 礼文の香深フェリーターミナルの周辺は、店などが並び賑やかな感じであったが、
 ここ利尻のターミナル周辺は、ちょっと寂しい気がする。

  

  <写真左:フェリーから見た利尻島  写真右:フェリーのウミネコ>

ハートランドフェリー
 利尻島〜稚内 8:40〜10:20

       

         <写真:稚内港から見た稚内市街地>

稚内駅(10:49〜10:59)で、ぶらぶら。

歩いて散策
 稚内公園、氷雪の門(11:23)、開基百年記念塔(11:40)、稚内駅へ。

  <写真左:開基百年記念塔  写真右:稚内公園からの眺望>

稚内駅(12:18〜13:15)で、ぶらぶら。
稚内駅〜稚内空港、13:15〜13:45(バス)。
稚内空港 14:25発、羽田空港 16:20着(ANA574便)。
19時頃、帰宅。


*2012年9月18日*

 

 知床 カシュニの滝


*2012年9月19日*

 

 稚内 宗谷岬灯台


********


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 1950建ちゃん旅日記


◇気ままな旅◇

 あし48会「徳島編」
 〈2016.11.25〉

 分杭峠・諏訪大社
 〈2016.06.05}

 広島長崎2015年
 〈2015.08.04〉

 沖縄慰霊の日
 〈2015.06.29〉

 御巣鷹の尾根30
 〈2015.05.28〉

 京都紅葉2014年
 〈2014.11.30〉

 水郡線の旅
 〈2014.09.09〉

 新潟群馬18きっぷ
 〈2014.07.29〉

 小江戸「川越」散歩
 〈2014.05.08〉

 日本三大桜
 〈2014.04.15〉

 出雲大社式年遷宮
 〈2013.11.12〉

 屋久島 縄文杉
 〈2013.10.07〉

 伊勢神宮2013年
 〈2013.09.15〉

 角館・平泉へ走る
 〈2013.04.21〉

 松山道後温泉
 〈2012.11.13〉

 知床から稚内の旅
 〈2012.09.17〉

 唐津城・伊万里焼
 〈2012.03.24〉

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