≪伏見稲荷大社・月桂冠大倉・比叡山延暦寺≫

      平成30年2月5日(月) ・ 平成31年2月12日(火)


〈あらすじ〉

伏見稲荷大社へ ・・初午・・
  平成30年2月4日〜5日 (夜行日帰り)
   (利ちゃん と 建ちゃん)

伏見稲荷大社へ ・・二の午・・
  平成31年2月11日〜12日 (一泊二日)
   (利ちゃん と 建ちゃん)


≪旅日記≫

+ 平成30年2月5日(月)

2/4、22:40頃、出発。
利ちゃんの車で、利ちゃんの運転で、夜行日帰り。
2/5、東名高速道路、新東名高速道路、伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道、新名神高速道路、名神高速道路 草津パーキングエリアで仮眠(4:30〜7:30)。
途中、岡崎付近で雪が降る。 浜松サービスエリアで休憩。
草津パーキングエリアで、朝食をとる。

        

          <写真:伏見稲荷大社>

8:30頃、伏見稲荷大社に到着。
利ちゃん、家の「家内安全」と 店の「商売繁昌」を祈願し一万円ずつ支払い、祈祷していただく。
3人(我々2人と 祈祷を申し込んだ知らない女性)一緒に、お祓いしてもらう。
利ちゃん、前年のお札を返している。毎年、伏見稲荷に来ていて既に10年以上になるとの事。

御札と御神酒を車に置き「一ノ峯・上之社」へ。
本殿 新池 三ツ辻 四ツ辻 三ノ峯・下之社 間ノ峯・荷田社 二ノ峯・中之社 一ノ峯・上之社 剱石・長者社 御善谷奉拝所 眼力社 大杉社 四ツ辻 荒神峯・田中社 四ツ辻 三ツ辻 八鳥ヶ池 本殿
寒い中、本殿を9:05に出発し、10:30に戻って来ました。

出発する時は普通の人出でしたが、戻って来た時には大勢の人で一杯です。
今日は平日の月曜日です。人・人・人の裏参道商店街を通り、少しばかりの土産物を買い、JR稲荷駅の前から表参道を通って楼門に戻ります。

  <写真左:二ノ峯・中之社  写真右:千本鳥居>

<伏見稲荷大社>
  京都市伏見区深草薮之内町68  075-641-7331
  正式名称 : 伏見稲荷大社
  通称名称 : お稲荷さん
〈縁起〉
  京都東山三十六峰の最南端「稲荷山」西麓に鎮まる伏見稲荷大社は
  全国3万社を数える稲荷社の総本宮です
  和銅4年(711年)2月 初牛の日に稲荷大神を稲荷山に祀ったのがはじまり
  五穀豊穣・商売繁昌・家内安全の守護神として広く信仰されています
〈シンボルは狐〉
  狐は稲荷大神のお使いです
  狐といっても野山にいる狐ではなく霊狐で
  我々の願いを稲荷大神に伝えてくれると信じられて来ました
〈朱色の建物や鳥居〉
  古代から朱色は魔力に対抗し 生命力を象徴する色とされて来ました
  稲荷大神の神威を表わす色として
  境内の多くの社殿や鳥居にもあざやかな朱色が塗られています
〈たくさんの鳥居〉
  境内に建つ約10,000基の鳥居は
  祈願と感謝の証として全国の崇敬者から奉納されたものです
  神社の門として古くから奉納されるようになりました
  鳥居には「願いが通る・通った」という意味が込められています

10:45、伏見稲荷大社を出発です。
車のナビを、月桂冠大倉記念館にセットする。記念館の前にある駐車場に車を停める。
月桂冠大倉記念館駐車場を明記され、記念館を利用しない場合は一万円徴収すると書かれている。
確かに、このあたりには駐車場は、ありません。

記念館に団体さんが入ったところなので、最初に歩いて3分の寺田屋を見に行く。でも、残念ながら今日は休みです。中を見る事は出来ません。
さらに、右隣の史蹟庭園の門も閉まっていて、中を見る事が出来ません。
そして、寺田屋の建物は、思っていたより小さく可愛く感じました。

        

          <写真:寺田屋周辺>

  <写真左:寺田屋  写真右:史蹟庭園>

「旅籠 寺田屋」
 京都市伏見区南浜町262
 当時の建物は「鳥羽伏見の戦い」(慶応4年)で焼失
 その跡地が史蹟庭園になっていて龍馬の銅像などがある
 西側に旧宅にならう形で明治期に建てられる
 建物内では刀傷やお龍が駆け上がった階段が見られる
 見学料400円

「寺田屋事件」
 1 文久2年(1862年)薩摩藩志士粛清事件
  (薩摩藩の尊皇派志士を島津久光が命じて鎮撫)
 2 慶応2年(1866年)坂本龍馬襲撃事件
  (伏見奉行が坂本龍馬と三吉慎臓を襲撃)

・龍馬は傷を負いながら濠川東岸の材木納屋に隠れ、薩摩藩の舟に助けられ薩摩藩伏見屋敷に身をおく(1月)。しばらくして(3月)龍馬とお龍は薩摩に旅に出る。
これが日本で最初の新婚旅行と言われている。旅行先は霧島温泉。
・慶応3年11月15日、京都河原町の醤油商「近江屋」、井口新助宅の2階に中岡慎太郎といるところで、何者かに襲撃され死す。

         

           <写真:濠川>

         

           <写真:月桂冠本社>

我々と同じ様に、休みである事を知らなかったのか、大勢の人が寺田屋を見に来ています。
周辺を散策しながら、月桂冠大倉記念館に戻る。
入館料300円を支払い中へ。中には団体さんが、まだいます。早々に見て廻り、試飲をし、大吟醸「玉の泉」を購入する。
もう少し、ゆっくりと見学したかったですが、またの機会にしましょう。
伏見は、まだまだ見たいところがありそうです。

  <写真左:月桂冠大倉記念館の入口  写真右:月桂冠大倉記念館>

「月桂冠大倉記念館」
  伏見の酒造りと日本酒の歴史を伝える
  京都市伏見区南浜町247  075-623-2056
  明治42年(1909年)建築の酒蔵を改装
  月桂冠の創業は寛政14年(1637年)
 鳥羽伏見の戦いで大部分が焼失
 大倉家本宅(文政11年・1828年・建築)が罹災をまぬがれ現存
 外の建物も 明治・大正時代に建てられたものが多く
 歴史を感じる町並み

        

          <写真:月桂冠大倉記念館周辺>

ナビを南禅寺にセットし、東福寺を左に見、八坂神社を右に見、仁王門通から南禅寺へ。
南禅寺の出入口前の駐車場に車を停める。昼食は、南禅寺門前で有名な「名物 ゆどうふ」となる。
「湯豆腐 料庭 八千代」旅館の一角が南禅寺豆腐のお店になっている。
  京都市左京区南禅寺福地山34  050-3469-7507
京懐石弁当雨月の中から、雨月弁当特花4,800円を食べる。
(京懐石弁当とはいえ やっぱり上品ですね)
庭を眺めながら、ゆっくり会話を楽しむ。

今日は一日中寒く、昼間で5〜6℃、陽が落ちると−2〜1℃。
(日本海側は豪雪です 特に福井・金沢)

帰りの途に就く、ナビを自宅にセットする。
22:20無事帰宅。
利ちゃん、24時間運転してもらい、ありがとうございます。


+ 平成31年2月12日(火)

 +伏見稲荷初午
  2019年の初午は2月2日 二の午は2月14日 三の午は2月26日+

2/11、16時40分頃出発、利ちゃんの車(アルファード)で、利ちゃんの運転で。
東名高速道路、新東名高速道路、伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道、新名神高速道路、名神高速道路、一路京都へ。
途中、浜松サービスエリアで休憩。
宿泊は、東横イン五条大宮。

        

          <写真:伏見稲荷大社 楼門>

2月12日(火)、8:30頃、伏見稲荷大社に到着。
駐車場から、鳥居、楼門、外拝殿、本殿へ。
利ちゃん、祈祷受付で家の「家内安全」と、店の「商売繁昌」を祈願し一万円ずつ支払い、祈祷していただく。
本殿にて、6人(我々2人と 祈祷を申し込んだ4名)まとめて、お祓いしてもらう。
そして、利ちゃん前年のお札を返している。

一旦、荷物を車に乗せ、伏見山の頂上近くにある「一ノ峯」へ向かって歩き出す。人は多いですが、まだまだ自由に歩けます。
 天気は 晴れ時々曇り
 気温は7〜8度 朝方は1〜2度

千本鳥居を歩き、奥社奉拝所へ。人が多いので、横目で見ながら、左に曲がります。
次の千本鳥居を少し歩き、左側の根上がり松を見、今度は右側の山道へ。少し歩くと、可愛い神社が見えます。

        

          <写真:伏見神寳神社>

<伏見神寶神社> (フシミカンダカラジンジャ)
  御祭神は天照大御神  御相殿は稲荷大明神
  創建は伏見稲荷大社と同時期
  通称名称は「しんぼうさん」
  天龍・地龍の狛龍が守る
  日本最古の十種神宝を祀る
  可愛い千代紙で祈願「叶雛(カナエビナ)」
  おもかる石

静寂な竹林に囲まれている。
伏見稲荷の神域にありながら別世界のような不思議な感覚をおぼえる。
文学散歩「竹乃下通」の案内を見ながら進む、イノシシ注意の看板が多い、大木が根こそぎ倒れている。

そうこうしている内に、小さな案内板を発見。「Mt.INARI → 40min」とある。
本当に稲荷山に行けるのか心配していたが、何とか行けそう。
さらに、途中で、地元の人に聞いたので、なお安心。

        

          <写真:御剱ノ滝>

青木の瀧、白菊ノ滝、御剱ノ瀧と続く。最後の滝を見ると、直ぐ二股に別れています。
稲荷山は左ですが、右へ行くと大石神社へ行くそうです。
(地元の方が 教えてくれました)
ここから、鳥居の道までは、大変な急坂で難儀でした。15分程で登れたので良かったです。

ここまでで出会った人は、伏見神宝神社で3人、地元のオジサン、登っている時に3人、たった7人だけでした。
本来の千本鳥居の道を歩いていたら、100人、いや200人もの人々と出会っていた事でしょう。ビックリです。

        

         <写真:伏見稲荷大社 上社神蹟>

上社神蹟(一ノ峯)。 10:05〜10:15
お賽銭をあげたり、1本200円のロウソクをあげたりして、お詣りをする。

千本鳥居をくぐりながら下る。薬力社から天龍社を見ながら御膳谷奉拝所へ戻る。
四ツ辻、三ツ辻を通って本殿へ戻る。
人・人・人です。
まともに歩く事は無理なようです。2時間前にくらべ10倍か20倍に増えた気がします。
それにしても、日本人が少ないですね。5人に1人、いや10人に1人かな。

参集殿の前の駐車場に戻る。 11:20伏見稲荷大社を出発です。
ナビを伏見桃山城にセットするが混んでいて時間がかかりそう。今回は伏見桃山城へ行く事を諦める。

ナビを南禅寺にセットする。昼食は去年と同じ南禅寺の豆腐料理。
「湯豆腐 料庭 八千代」旅館
  京都市左京区南禅寺福地山34  050-3469-7507
京懐石弁当雨月の中から、雨月弁当特花4,800円を食べる。
京懐石弁当とはいえ、やっぱり上品ですね。湯豆腐を食べながら、ゆっくりと会話を楽しむ。 12:10〜13:40

ナビを比叡山延暦寺にセットする。
三千院の前の道を通って、滋賀県へ。
雪が降る中、延暦寺に到着。 14:50〜15:50
天気は、雪のち曇り、時々日差しがこぼれます。 気温は 2〜3度

  <写真左:比叡山延暦寺 根本中堂  写真右:文殊楼>

<比叡山延暦寺>
  創建は延暦7年(788年)
  開基は最澄
  天台宗の総本山
  高野山金剛峰寺とならんで平安仏教の中心
  滋賀県大津市坂本本町
  標高848mの比叡山の全域を境内にする寺院
  三塔十六谷にある150ほどの堂塔
  (東塔地域 西塔地域 横川地域)
  比叡山で修行した著名な僧
  (良源 源信 良忍 法然 栄西 慈円 道元 親鸞 日蓮)
 国宝
  根本中堂・金銅経箱など10個
 重要文化財
 (建造物)
  根本中堂回廊・大講堂など8棟
  その8棟のひとつ延暦寺11棟には文殊楼・山王社など
 (絵画)
  絹本著色天台大師像など7点
 (彫刻)
  木造釈迦如来立像など19点
 世界文化遺産

 <写真左:比叡山延暦寺 鐘楼  写真右:阿弥陀堂側から鐘楼方面を眺める>

東塔地域第1駐車場に車を停め、「比叡山延暦寺 諸堂巡拝券」700円を入口で支払い中へ。
国宝殿を左に見ながら、ゆかりのある僧の紹介案内を上りながら眺める。
大講堂の前では、「照千一隅 此則国寶」の文字が目立ちます。

鐘楼の横を通り、坂を下ると、左奥に根本中堂が見えます。
急坂を下ります。
国宝「根本中堂」は、大改修中です。全てが完璧に覆われています。
中に入って見ることは出来ます。あの「不滅の法灯」は見ることが出来ます。

外に出て、目の前の雪が積もったままの急な階段を上ります。
手摺をしっかりつかみながら、緊張した状態で無事上ります。
文殊楼と雪と日差しは、なかなかのものです。

歩いて、歩いて、阿弥陀堂へ。
利ちゃんは、ここ阿弥陀堂は、おばさんの7回忌で16年前に来たそうです。
阿弥陀堂・東塔・鐘楼、この天候で寒い中50年ぶりに来たことは、感慨深いです。

  <写真左:阿弥陀堂東塔の氷柱  写真右:阿弥陀堂の鐘楼>

来る時は奥比叡ドライブウェイ仰木料金所から入り、帰りは比叡山ドライブウェイ田の谷峠料金所から出ます。
高い料金を支払う事になる、2,380円也。この金額は、いかがなものでしょうか、もう少し安くてもいいのでは・・。
雪の中の奥比叡ドライブウェイを上る。見晴らしが良くなった比叡ドライブウェイを下る。
帰りの途に就く、ナビを自宅にセットする。23:30無事帰宅。
利ちゃん、ありがとうございます。

       

         <写真:比叡ドライブウェイからの眺望
              (琵琶湖 ・ 大津市内) >

*2018年2月5日*

 

  伏見稲荷大社
   千本鳥居


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