≪ニュージーランド
     南島にある「クイーンズタウン」
     と 北島にある「オークランド」≫

       《 平成29年6月23日(金)〜6月29日(木) 》


〈旅行日程表〉

◇阪急交通社◇ :  イー・エブリー
 〈送迎付〉〈ミルフォードサウンド&マウントクック観光付〉ニュージーランド航空
  クイーンズタウン3泊&オークランド2泊7日間(スーペリアクラスホテル)

<料金>
 旅行代金:325,570円
 (基本料金245,800円 空港使用料・旅行保険等14,750円
  オプション代 遊覧飛行39,000円・ゴルフ26,000円 を含む)

<宿泊ホテル>
〈クイーンズタウン〉
 コプソーン ホテル & リゾート クイーンズタウン レイクフロント
 COPTHORNR HOTEL・RESORT QUEENSTOWN LAKEFRONT
 TEL:03-4428123
〈オークランド〉
 スカイ シティ ホテル
 SKY CITY HOTEL
 TEL:09-363-6000

<現地連絡先>
 サザン トラベルネット リミテッド(SOUTHERN TRAVELNET)
 TEL:09-308-9747
 緊急連絡先:大木祐介(027-480-1629)

<時差>
 日本       : ±0
 ニュージーランド : +3時間00分
 日本       : ±0

<日程表>
1日目 6/23(金)
 成田国際空港発   18:30  NZ090
2日目 6/24(土)
 オークランド着   08:05
 オークランド発   12:05  NZ621
 クイーンズタウン着 13:55  到着後 市内観光へ
                アロータウン(20分)ヘイズ湖(10分)
                観光後 ホテルへ
3日目 6/25(日)
 クイーンズタウン  07:30  定期観光バスにてマウントクックへ(約4時間半)
           12:00  マウントクック到着 ハミテージホテルで昼食
           13:30〜14:15 遊覧飛行(オプション)
           14:30  定期観光バスにてクイーンズタウンへ(約4時間半)
           19:00  ホテル到着
4日目 6/26(月)
 クイーンズタウン       ミルフォードサウンド1日観光(約12時間)
           07:30  定期観光バスにてミルフォードサウンドへ(約5時間)
                フィヨルドクルーズ乗船(約1時間45分)
           19:30  クイーンズタウン到着 ホテルへ
5日目 6/27(火)
 クイーンズタウン発 09:35  NZ614
 オークランド着   11:25  到着後 市内観光へ
                マウントイーデンまたはマイケルサベージ
                (市内を一望するビュースポット)
                パーネル(ショップが並ぶエリア)
                観光後 15時以降 ホテルへ
6日目 6/28(水)
 オークランド    09:00  集合 ゴルフ場へ
           10:00  スタート ムリワイゴルフクラブ(オプション)
           15時頃  ホテルへ
7日目 6/29(木)
 オークランド発   08:55  NZ099
 成田国際空港着   16:50  到着後解散

<旅の仲間たち>
  文ちゃん 直ちゃん 裕ちゃん 孝ちゃん 建ちゃん(幹事)
 集合日時 : 2017年6月23日(金)16時30分
 集合場所 : 成田国際空港第1ターミナル南ウイング4階Jカウンター前
 出発時刻 : ニュージーランド航空(NZ) 18時30分


≪旅日記≫

       

       <写真:ニュージーランド最高峰「マウントクック」>

+ 1日目 6月23日(金)

建ちゃん、いつものように起き12時50分に家を出る。新宿14:10発の成田エクスプレスに乗り成田空港へ。
3万円(330ドル*89.33円/$=29,478円)をニュージーランドドルに両替し、成田国際空港第1ターミナルJカウンター前で4人を待つ。
孝ちゃんが仕事の関係で20分程遅れて到着する。5人全員集合。定刻より10分遅れでNZ090便は離陸する。
飛行機の中で、日本人のツアー客と出会う。


+ 2日目 6月24日(土)

NZ090便は定刻10分遅れで到着。
オークランドでの現地案内人は日本人の高橋さん。高橋さんはオークランド在住の方です。
ラグビーの試合を調べてもらうと、我々がオークランドにいる6/27〜28には試合がなく、今日の夜、大きな試合があるとの事。

オークランド国際空港から国内線へ移動する。たっぷりと時間があり、お昼を買いに行く。
それぞれ好みで買い食べるが一様に思う事は物が高い。日本の1.5〜2倍する。
まず、最初にビックリ。

       

         <写真:飛行機の中から見る南島>

オークランドからクイーンズタウンへ。
飛行機の中から見る、ニュージーランド南島の景色に驚く。
山の上の方が雪景色である事は、こちらは今が冬である事で理解できる。
でも、それ以外で見えるのは山肌が見える茶褐色のみ、ところどころに川の様な湖の様な物が見える。
建物や灯りなどは、ほとんど見えない。

  <写真左:クイーンズタウン空港  写真右:ヘイズ湖>

予定通りにクイーンズタウン空港に到着する。
現在の気温10℃程、思っていたほど寒くありません。
クイーンズタウンの現地案内人はイギリス人のリチャードさん。綺麗な日本語を話す。
そして、日本が大好きで、何回となく日本へ行っているらしい。

マイクロバスに5人で乗り、リチャードさんの運転で案内が始まる。
ここニュージーランドはイギリスの影響が強く、車も左側通行で、我々に馴染んでいる感じ。車も日本車が大変多い、落ち着いた感じがします。

最初に立ち寄ったのは、ヘイズ湖。綺麗な湖ですが人が数名しかいなくて少し寂しい感じがします。
次にアロータウンへ。ここは歩いて散策する。
この町は、1862年金が発見されてから賑やかになり、学校をはじめすべてのものがそろっています。
我々には手が出ませんが、ゴールドショップが目につきます。
色々な店が、こじんまりと建ち並び、当時の面影が偲ばれます。
道路標識の「GIVE WAY」は、日本で言う一時停止「止まれ」と同じです。

 <写真左:アロータウンの住宅  写真中:商店街  写真右:ゴールドシップ>

30分程散策し、マイクロバスに乗って、クイーンズタウンの町へ。
町の中心部を車の中から案内してもらう。
ここクイーンズタウンでは、昨日・今日・明日お祭りがあるとの事。リチャードさんも、明日お祭りに出店するとの事。

ホテルへ。
16時頃チェックインを済ませ、リチャードさんに明日から3日間の予定を入念に教えていただく。
そして、クイーンズタウンの治安状況を聞く。
治安は大変よく、このあたりでは出かける時に鍵を閉めたり、寝る前に鍵を閉めたりはしないそうです。
さらに、重大な事件や犯罪は、全く発生していないそうです。
5人の部屋割りはジャンケンで決める。
(3220号室は文ちゃん・孝ちゃん・建ちゃん、3326号室は直ちゃん・裕ちゃん)
荷物を置き、部屋の確認が終わったところでリチャードさんと別れる。

我々5人は歩いて町中へ。ホテルから町中へ行くには、坂道を下る事5分少々。
まずは町中を散策する。多少のアップダウンはあるがほぼ平ら、15分も歩けば端から端まで行ける感じ。こじんまりとしている。
信号は町中に2個、クイーンズタウン周辺を含め、この3日間で一般的な信号を見たのは、この2個だけ(橋の交互運転や 工事用にはありますが・・)。
廻りは、湖と山のみ。山の上に展望台があるらしく、ロープウェイが見える。
色々な店の中へ。スポーツ用品店、雑貨店(アオテアギフツ)(OKストア)等々。

リチャードさんから、今日はスポーツバーで食べながら飲みながら応援し、明日ラム肉の美味しい店に行ったらと提案される。
でも、時間的な事を考えリチャードさんに紹介された、ラム肉の美味しい店に開店と同時に、18時に入る。
「ロアリング・メグス」
 骨付きラム肉(ラムラック)が名物、これは本当に美味い。飲んで食べて一人、$90。
 飲んだワインは「MATUA」です。

          

          <写真:ロアリング・メグスで乾杯>

ほろ酔い気分で、スポーツバーに行ってみるが、混んでいる事は確かに混んでいる。
でも、想像していたより騒いでいない。何となく居場所がないようなので、ホテルに帰ってテレビで観戦する事にする。
明日の準備をしながら、思い思いにテレビを見る。

ラグビーの結果。
「2017ニュージーランドツアー第7戦」
 6/24 19:30〜
  オールブラックス対ライオンズ 30-15でオールブラックスの勝ち
  オールブラックスはニュージーランド代表
  ライオンズは ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ といい
  イングランド・ウェールズ・スコットランド・アイルランドの主力選手

飛行機の中では寝られなかったこともあり早めに寝る。
おやすみなさい。


+ 3日目 6月25日(日)

6:00モーニングコール、6:30朝食(6:00〜9:30)、7:30ロビー集合、7:39ホテル出発。
建ちゃんたちの部屋は最下階。レストランは最上階。
ホテルは5階建て、ロビーは上から2番目、3階分下がった最下階の部屋も反対側の接地階。

レストランの入口で部屋番号を告げ中へ。大多数の方が中国人の様である。どこへ行っても相も変わらず中国人は多い。
朝食は大体がバイキング形式、このホテルも同様です。一般的な品数で食べられないものは無さそう。
ニュージーランドでは果物は豊富であるが野菜は少なそう。野菜は何処で食べても出てくればましな方。
一番ビックリした事は水道水が飲める事。とっても稀な事です。

貴重品をキーボックスに入れ、必要なものだけをザックに入れホテルを出発です。
今日は定期観光バスに乗って、マウントクックを観光します。
7時半ホテルロビーに日本人女性が迎えに来る。このホテルでは我々5人だけがバスに乗る。
この日本人女性は「本間さん」。ガイドさんで、今日観光している間一緒にいてくれます。
何故だか、定期観光バスの我々の代表者名は「裕ちゃん」です。まあいいか。

クイーンズタウンの数ヵ所で客を乗せて、いよいよ出発です。
外はまだまだ暗く寒いです。0℃に届いていないと思います。バスの中でも寒いです。暖房がきいていない感じです。
40人乗りのバス往きは20人程です。その中で我々5人以外に、日本人ガイドが必要な方が3人です。
バスの運転手さんが英語でマイクを使いながら案内をしています。日本人の8人は、専用のイヤホンを付け本間さんが案内してくれます。

前日、リチャードさんにいわれ、バスに乗ったら直ぐに確認する事。
〈前日リチャードさんとの打ち合わせ内容〉
 12:15 マウントクック・ハミテージホテル到着
     ハミテージホテルで昼食(約30分)
 12:45 ミニバスで空港へ(約15分)
 13:30〜14:15 遊覧飛行(約45分)
 14:30 観光バス ハミテージホテル出発
*ホテルに戻ると観光バスに間に合わないので 空港に寄ってもらい。
*空港から観光バスに乗る打ち合わせを、事前にしておく事。

早速、バスに乗り込んだ時点で、本間さんに話す。
何と、何と、我々5人が遊覧飛行を申し込んでいる事すら承知していません。
前日のリチャードさんとの打ち合わせ内容も、日本で聞いていた事とは違っていましたが、実際に観光バスに乗って見ると、もっと凄い話になっていました。
本間さんに調べてもらう事にし、昨日オークランドの乗り換えの時に、高橋さんからいただいた日本語で書いてある「サザントラベル 連絡先」と、英語で書いている滞在中全体の予約内容を渡す。
高橋さんから念のためにといただいた書類でしたが、早速役に立っています。我々は本間さんを頼るしかありません。
本間さんいわく、このバスがハミテージホテルに着く時間、12時半前には着かないけどと首を横に振っていました。

観光バスが最初に寄ったのがアロータウン、バスの中からだけ見ます。(我々5人は、昨日ゆっくり観光しました)帰りは寄りません。
次に、案内されたのが、バンジージャンプがある橋。
「カワラウバンジー」バンジージャンプの世界発祥の地だそうです。
ニュージーランドはバンジージャンプが好きなようです。あちこちにあります。
まだまだ暗い中で、バスの窓越しに見る。
どんどん山が深くなり、カワラウ渓谷にある。可愛らしい水力発電(ローリング・メグ発電)を見る。あまり大きくありませんが、これだけで2つの集落を賄っているそうです。

最初の休憩は、フルーツショップです。物価が高いニュージーランドにあって、ここのフルーツは安かったです(30個ぐらい入っているリンゴが$7です)。
まだまだ外は寒いです。でも廻りは明るくなって来ました。

  <写真左:クロムウェル果物の模型  写真右:バスの中からの景色>

国道6号線を右に曲ると、クロムウェルの町が広がっています。
クロムウェルは、湖畔と果物の町といわれ、道路沿いに大きな果物の模型があります。
また一昔前は金山で賑わいました。バノックバーンでは金鉱の跡地が見られるとの事です。
川を渡り直ぐ左に曲がり、今度は国道8号線を走ります。

道路の左側にはダイスタン湖の雄姿が見られます。湖の反対側に見える雪山は、ちょっとばかり絵になります。少し多めに雲がかかっているのは残念であります。
バスは、途中小さな町で一人客を乗せ、またまた走ります。車の制限速度は、100q/h。
そんな速度で走れる道路ではありません。制限速度の考え方が少しばかり日本とは違うようです。

バスの中から見る景色は、ほぼ同じです。
草が生えそろっていない牧草地、ところどころにいる羊、そして牛、人の気配はありません。
時々ある牧草地をまたぐ大きな装置(大きな散水装置)、右も左も山の上の方は雪景色。
クイーンズタウンも、そうでしたが、山の上の方は雪がありますが、麓には雪がありません。
麓には、ほとんど雪が降らないそうです。降っても直ぐに溶けてしまうそうです。
そんな景色が何時間続いたでしょうか、こんな景色を昨日飛行機の中から見ていました。
今は冬、山肌はこの茶褐色ですが、でも、もう少したったら、きっと一面に緑が広がるだろうと思う。
あたり一面に緑が広がる景色も、また素晴らしいことでしょう。

国道8号線を走る。標高が一番高い所を過ぎる(標高965m)。現在10時5分。
その少し先、廻り一面が雪景色。昨日の時点では雪がなかったそうです。ここが一つのビュースポットとなっていて バスは停まります。
少しだけ高くなっているところで写真を撮ります。こんな景色日本では見られません。
ここには「WAITAKI DISTRICT」(ワイタキ地方)の案内看板があります。

 

   <写真左:ビュースポット(標高965m)  写真右:ワイタキ地方>

次の休憩は、小さな集落で、角にガソリンスタンドがある。少し入ったところにある。ドライブインの様なところです。飲食も出来るし、土産物も売っています。
只今の時間10時40分、天気も良く、少しずつ暖かくなってきました。
ここはオマラマの町で、グライダーを楽しむ人が集まるそうです。目印は角のガソリンスタンドの前にある、大きなメリノ種の羊の像です。
この羊の像は、本当に目立ちます。
この交差点が、国道8号線と83号線の交差点です。
83号線を東の方向へ進んで行くと、太平洋の港町「オアマル」の町です。

休憩所で休んでいると、本間さんから遊覧飛行の件で話があり、遊覧飛行が出来る様になったとの事です。
良かった。
ただし、予定が変わり、観光バスで空港へ行き、セスナ機で遊覧飛行をし、空港のマイクロバスでハミテージホテルにおくってもらう。
14時までにホテルに着けば昼食が食べられるが、14時以降では昼食が食べられない。
このことは承知してもらいたい。
我々5人は、遊覧飛行が出来れば、昼食が無くなってもOKと話す。

   

   <写真左:大きなメリノ種の羊の像  写真右:オマラマの町>

まだまだバスは走ります。
ブカキの町で国道8号線を左に曲がり、国道80号線に入ります。国道8号線を進めばクライストチャーチに着きます。
ここからはマウントクックへ(約52q)一目散です。この80号線は「マウントクックロード」と呼ばれています。

右側にブカキ湖が見えてきます。今までもそうでしたが、湖というより川の様に見えます。
このあたりも、色々な湖がある様です。
ブカキ湖とオーハウ湖。そして、ルアタニファ湖。さらにベンモア湖となり、ワイタキ川になって、オアマルの町近くで太平洋に注ぎます。

  <写真左:マウントクックが見えます 〈ブカキ湖〉
   写真右:景色のいいところで一休み>

よく見ると、湖には小さな発電所が見えます。

湖の先には、いよいよマウントクックの頂が見えてきました。
このあたりの天気は変わりやす、マウントクックの容姿が見られるのは一年間の平均で20%ぐらいだそうです。今日は、しっかりと見えます。
真っ白なマウントクックに真っ青な空。でも残念なことに逆光です。写真になりません。帰りに期待したいです。

途中、バスを降り景色を楽しんだ後、12時15分空港到着です。

  <写真左:マウントクック空港
   写真中:滑走路とセスナ  写真右:滑走路と山々>

ここは「マウントクック空港」。
観光バスの運転手さんが降りてきて、空港の係の方と話をし、手配していただく。お互いが笑みを浮かべながら話しているところを見ると理解したらしい。
本間さんが、ここで座って待ち、係りの方に指示に従ってくださいといい。ハミテージホテルの2階のレストランで待っているとの事。
運転手さんも本間さんも小走りでバスに戻る。写真を撮るためにバスを降りていた客が、戻るようにと大声で呼ばれています。

我々5人は、ひたすら待つしかなく、12時45分過ぎに、係りの女性の方から、セスナ機に乗るように指示される。
少し前に提出した書類には体重を記入したが、セスナ機に乗る時には別段気にしている様子はなかった。
6人(操縦士を含め)で乗り、シートベルトを締める。あと4〜5人は乗れる様であるが、これ以上乗ると尚更見えづらくなる、ちょうどいい人数である。
この時点では、あまり寒さを感じない。空は快晴、雲一つない、風は微風。
絶好のコンディションであります。

     

  <写真左:セスナ機の正面にマウントクック  写真右:セスナ機が氷河に映る>

セスナ機は正面左にセフトンを見ながら、スムーズに離陸する。
(セスナ機は、スキープレーン、と呼ばれていて、空港での滑走はタイヤで、雪上では少し広めのスキー板の様な物で滑走します)

ゆっくりと動く、停まっているのかなと思うくらい遅い。ゲージを見ていた裕ちゃんが90q/hを指しているよと話す。
廻りの景色を楽しんでもらうためかもしれません。残念ながら操縦士さんと会話が出来ないので、実態はわかりません。
英語が話せないと上手く伝わらないし、寂しく。残念ですね。

離陸して直ぐ、やや右に舵をきり、タスマン川を上流へ進む。
タスマン湖、何とも言えない色をしています。深い緑色。
タスマン氷河沿いに上昇していく、氷河の上に土砂が積もって、氷河を感じない。
左にマウントクック、右にモルトブランを見ながらスキープレーンは北北東方面へ。
さらに進むと、奥にイーライ・デ・ボーモントが見え、氷河は真っ白な雪化粧になる。

  <写真左:正面にイーライ・ボーモント  写真右:中央の氷河に着陸>

氷河の上に積もった雪は、冬のこの時期は厚く、夏は薄いらしい。
スキープレーンに15分ぐらい乗っていたでしょうか、やや機体が右へ向いたかなと思ったとたん、目の前に雪山が近づいて来ます。
ドン、ドン、と、誰も踏み入れていない氷雪に機体が突っ込んでいきます。

降りてみて、ビックリ。ずぼっと足が雪の中に入ってしまいます。25〜30pぐらいは沈んでいる様です。
誰一人、長靴なんか履いているものなどはいません。いくらサラサラしている雪とはいえ濡れる事は覚悟するしかありません。
聞いてみると、昨日、雪が降ったそうです。

我々が降りたところは、凹凸のない新雪の上でしたが、機体が停まったところの少し先は、昨日スキープレーンが降りた跡があり、その部分だけは、やや沈み方が少なく。皆、そのあたりに居ます。でも、移動しないわけにはいかず、濡れてしまいます。

<写真左:セスナ機  写真中:氷河の上で記念撮影  写真右:裕ちゃん大の字>

それにしても、雪の上では、どうしても精神年齢を若くしてくれます。
我々5人ワイワイガヤガヤうるさいです。裕ちゃんは新雪の上で大の字です。

ここ、機体が着陸したところは「タスマンサドル」と称しています。標高約2000m。
タスマン氷河沿い以外、四方八方雪山です。あまりの急斜面のところは岩肌が見えます。

その雪山の上は、真っ青な天空が広がっています。
こんな景色、お目にかかったことがありません。
「誰が晴れ男」なのかな??

       

       <写真:マウントクック
           頂上
           ミドルペック(左) ハイペック(右)>

       

       <写真:サザンアルプス山脈
           左端にマウントクック 正面にミナレッツ>

*ニュージーランドのアルプス 「サザンアルプス山脈」*
タスマンサドルから南西方向
 最高峰の アオラキ/マウントクック山(3724m)
 その右隣に 2番目に高い タスマン山(3497m)
 その右 中央に見える 主人公みたいな ミナレッツ山(3040m)
ニュージーランドの3000m以上の山は24山(すべて南島)あり ミナレッツは20番目
そして、この峰々にある雪は、夏になっても融けないそうです。

タスマンサドルから北東方向には、氷河の上に切り立った山、その上に建物が見える。
この建物は「タスマンサドル・ハット」で山小屋です。標高約2300m。観光用のヘリコプターはいきませんが、登山用のヘリコプターは所定の手続きをとれば行けるそうです。

北から指す日差しは、眩しくて、まともに見られません。
15分程タスマンサドルにいたでしょうか、戻る時間です。帰りも急がず、ゆっくりと空港へ戻ります。

    

  <写真左:正面にタスマンサドル・ハット  写真右:機長(中央)と記念撮影>

建ちゃんは感じました。
 アオラキ/マウントクックを、上空から見たかったな・・。
 アオラキ/マウントクックの、西側も見たかったな・・。
 きっと、別の氷河(フォックス氷河など)も観られたでしょうに・・。
 きっと、タスマン海が観られたでしょうに・・。
 でも、きっと料金が高いのでしょうね・・。

マウントクックを一言で表すと、「氷山と氷河湖と星空」だと思います。
星空は、テカポのマウントジョン天文台が有名ですが、マウントクックのビックスカイ星空観賞も素晴らしいと見た方が言っていました。

          

            <写真:ハミテージホテル>

マウントクック空港に13時30分前に到着。空港の係りの方に、車でハミテージホテルに送ってもらう。
ハミテージホテルに13時45分到着。ハミテージホテルの標高は約760m。
2階のレストランで本間さんが待っていてくれ、我々5人は何とか昼食にありつけることになりました。

このレストランからの眺めも格別ですね。
ハミテージホテルの前で、アオラキ/マウントクックを写真におさめる。
忙しすぎるマウントクック、このホテルに一泊する計画も、ありでしたね。

  <写真左:マウントクック   写真右:ハミテージホテルからの眺め>
    <マウントクックの頂上
     左にローペック 右にミドルペック 中奥にハイペック>

14時30分観光バス出発、乗ったバスは違うバスです。
観光バスは、クライストチャーチからクイーンズタウンが一日一便。
クイーンズタウンからクライストチャーチが一日一便。
ここ、ハミテージホテルで2時間休憩する。

日本人ガイドは、クライストチャーチの方はクライストチャーチへ帰り、クイーンズタウンの方はクイーンズタウンへ帰ります。
よって帰りもガイドさんは本間さんです。でも帰りのバスはほぼ満席でした。
帰りはガイドも、ほとんどなく、ひたすらクイーンズタウンへ向かいます。
残念ながら帰りのマウントクックも逆光でした。どおりでマウントクックの写真は夕焼けが多い気がしますね。
途中、2度程客を降ろし、2度程休憩をとり、クイーンズタウンへ。

我々5人は、ホテル前で降りず、町中で降りました。
まずは、お祭りを見に行きます。アーンスローパークで行われているお祭りは、昨日より賑やかです。
目の前にある「ワカティブ湖」は、明るい内に見る事はありませんでした。
ワカティブ湖はニュージーランドで3番目の面積があり、長さ約80qは1番長い。

          

          <写真:「全黒」>

その公園の一角に「全黒」はありました。リチャードさんも張り切っています。山形米で作った日本酒は美味しかった。ちょっと甘口の白ワインに似た感じです。

今日の夕食はシーフードにしました。
「フィンツ」
 ワカティブ湖の近くにあり、雰囲気のある店、飲んで食べて一人、$100。
 飲んだワインは「EXPLORER」です。

帰りにスーパーにより、ビール1ダース入りを買う。
バラで買うビール1本$5〜8。ちなみに水は300CC位で$4〜5と高いです。
「NZ PURE BEER」12本で$20 は安いです。
坂道を上って、ホテルに帰ってみんなで飲む。
おやすみなさい。


+ 4日目 6月26日(月)

5:30モーニングコール、6:00朝食(6:00〜9:30)、7:00ロビー集合、7:05ホテル出発。
今日の予定は「ミルフォードサウンド一日観光」です。
定期観光バス(real JOURNEYS)NO15にて、暗い内に出発し暗くなってから帰って来ます。到着予定は19:30です。
ミルフォードサウンド滞在(12:40〜15:10)。
フィヨルドクルーズ(13:00〜14:45)。

       

         <写真:ミルフォードサウンド>

7時ちょうど、ホテルロビーに日本人女性が向かいに来ました。
今日一日の日本人ガイドさんは「大下もも」さんです。50人乗りのバスですが、途中数名乗ると満席になるそうです。
日本人は我々5人だけなので、モモちゃんは(出身は岩手県盛岡)専属のガイドさんです。
ラッキー。

今日の朝も、とにかく寒いです。バスは暖房をかけません。
おそらく、窓ガラスが曇ると観光にならないから、暖房をかけないのだと勝手に考えています。
真っ暗い中、バスは国道6号線を南下します。右手には「ワカティブ湖」が長い時間付き合ってくれます。
バス旅行が苦手な建ちゃん、ドキドキものです。昨日は比較的こまめに休憩がありましたが、今日は最初から長旅です。とにかく暖かくして気を紛らわすしかありません。

6号線を右に曲がり、今度は94号線です。何度か曲がりながらも94号線でミルフォードサウンドまで行きます。
少しずつ明るくなると、外も見える様になります。そして、窓越しに見える羊たちにビックリです。

羊たち、てっきり夜は小屋みたいところで休んでいるものだと思っていましたが、何と草を食べているその場で休んでいます。人の気配は全くありません。
羊たちだけで、その場で暗くなったら寝て、明るくなったら起きる。昼間は草を食べる。限られた広い敷地に1m程の柵がしてあり、その中で動くし寝る。
草が無くなったら隣へ移動するのだろう。移動する時だけが人の手を使っている様な気がします。
でも、南島の冬の草は、かろうじて色がついている程度で飼育が大変だと思います。こんな羊の育て方は日本人が理解するにはなかなか難しいものがあります。
でも、凄いですね。

昨日の本間さんも、今日のモモちゃんも、何回と出てくる話。
「ニュージーランドの人口は約470万人 羊は約3000万頭いるとの事」
もう一つ、ニュージーランドには、飛べない鳥がいる事。
 「キウイ」 ・ニュージーランドの国鳥・
 ニュージーランドには、四つ足の動物が生存していなかった。
 鳥は、鳥の天敵がいない事から飛ばなくなり、地を歩くようになり足が太く短くなった。
凄い進化ですね。
そのキウイを保護するために国内各地に「キウイハウス」があり、注意して見ていればバスの中からでも見られるとの事です。

          

            <写真:テアナウ湖>

クイーンズタウンを出てから約2時間半、テアナウの町に入り30分間休憩となる。
目の前にはテアナウ湖がある。今は、ちょっとばかり寒々しい。

<ニュージーランドの湖 面積>
 一番広いのが タウポ湖(北島) 約616平方q
 二番目が テアナウ湖(南島)  約344平方q
 三番目が ワカティブ湖(南島) 約291平方q
  **ちなみに琵琶湖の面積は約669平方q

トイレが少なく有料トイレ($1)を使う人もいる。そして、寒くて、とても外にはいられずショップの中でウロウロする。
10時ちょうどバスは走り出す。ここからは、こまめに停車し観光が始まる様です。

それにしても、バスの運転手さんには驚かされます。バスを安全に運転する事だけでも大変なのに、マイクを使って観光案内をしています。それも、ほぼ途切れることなく、運転をしながらですから。当然、原稿など見ていません。
ただただ、驚くばかりです。
「運転手さん 安全運転 よろしくお願いします」

バスはテアナウの町を離れ森の中へ。テアナウ湖の休憩所から40分程走ると、森から突然、平原にでる。

          

            <写真:エグリントバレー>

ここは「エグリントバレー」です。2〜3台のバスが停まっています。
テアナウ湖の休憩所もバスは数台停まっていました。この先も同様です。必ず数台のバスが停まっています。
ミルフォードサウンドは、ニュージーランドの一大観光地の一つです。
エグリントバレーは、氷河によって削り取られ広い河川敷が出来、平原となり、夏には花が咲き綺麗だそうです。
皆、バスを降り、あちこち見ていますが、建ちゃん、あまりの寒さに直ぐにバスに戻り中で待っていると、何処に行ったと話題になっていたそうです。

バスが動き5分もしない内にまた停まります。ここは「ミラー湖」です。
木道を湖沿いに5分程歩きます。バスは先回りです。
途中、ところどころで水面に映る山々を見る事になります。
でも、今日は少し条件が整っていなく綺麗に映りません。残念ですね。
「Mirror Lakes」の看板を、あえて反対向きに置き、水面の移った時にきちんと読める様に設置してあります。面白いですね。
でも、よく考えてみれば、この看板を作るの、大変ですね。

        

     <写真左:ミラー湖で記念撮影  写真右:「Mirror Lakes」看板>

バスは15分程走りトイレ休憩。ここは「ノブスフラット」です。
ここのトイレの垂れ流し的小便器は、大昔を思い出します。さらに色々な鳥の説明がありますが、よく解りません。

バスは動き、益々山が深くなります。渓谷が素晴らしいですね。
バスは少しずつ上っています。道路の右側には、急な流れの川が下って行きます。
右も、左も、正面も、雪山や岩山がそびえています。
この為なのか、バスのガラス面が大きくしてあったり、天井までガラス面になっています。流石ですね。
でも、見るのは楽しいですが、写真に撮ってもそのダイナミックさは無理なようです。
建ちゃんの、腕が悪いのかな。

    

  <写真左:美味しい水を飲む  写真右:モンキークリークで記念撮影>

そうこうしていると、12時少し前、山間にバスは停まります。ここは「モンキークリーク」です。
タルボット山がそびえる下に小川が流れています。何と、この水の美味しい事。
孝ちゃんが飲んでいます。裕ちゃんが飲んでいます。勿論、建ちゃんも飲んでいます。
日本であちこちの水を飲みましたが、この水は負けていません。
冷たいだけではありません。この柔らかな香りは、素晴らしいです。
どおりで水道の水が飲めるのがわかります。海外で、これだけ美味しい水を飲むのは初めてです。ただただビックリです。

  <写真左:バスの天井がガラス
   写真中:信号が赤  写真右:ホーマートンネルの中>

バスは動き、まだまだ上ります。すると、急にバスが停まりました。
珍しく信号があります。信号の先には工事中の様なトンネルが見えます。
このトンネルは「ホーマートンネル」です。トンネルは1953年から18年かけて造ったそうです。
このトンネルのおかげで、気軽にミルフォードサウンドの観光が出来る様になったとの事です。
トンネルは交互通行、中は手掘りそのもの跡があり、当時の苦労さが伝わってきます。
バスが、大きくはねるとトンネルの天井につきそうです。
このトンネルで、ダーラ山脈を超えています。

トンネルを過ぎると様子が一変しています。山の奥の奥。
道路は、つづら折りの急な下り坂になっていて、すれ違う事が出来そうもなく、怖さすら感じました。
20分程バスは急坂を下ったでしょうか、平坦な道に変わります。
遠くに、マッチ箱のような小さな建物が1軒見え、あれがミルフォードだよと聞かされ驚くばかりです。

    

     <写真左:観光船に乗り込む  写真右:操縦室>

「ミルフォードサウンド」
駐車場にはバスが20台程、乗用車が30台程、停まっています。
観光船乗場の建物が1軒(ミルフォードロッジ)あり、5〜6隻の船が停泊しています。
ここの管理運営もバス会社と同じ「real JOURNEYS」です。我々5人が乗った観光船は「MILFORD SOVEREIGN」と書かれています。
200人、いやいや300人乗船しているでしょうか、満席の様です。

乗船して最初に決められた場所で昼食です。それも日本食でビックリです。やはり日本食は楽ですね。
食べ終わるか終わらない頃、館内放送が日本語で流れます。モモちゃんの声です。
我々5人だけの為に館内放送してくれています。感激ですね。日本語以外に英語と中国語で流れます。
我々5人が座った席は操縦室のすぐ後ろ、2階の左の窓際です。この席も申し分ありません。ありがとうございます。

  

    <写真左:観光船は進む  写真右:デッキに異人さん>

でも、やっぱり外に出て見てみたいものです。何度となく、外と中を行ったり来たりの建ちゃんです。
勿論、裕ちゃんも、孝ちゃんも、直ちゃんも行ったり来たりです。
乗船する頃から雨が降り出し、濡れながらの観戦です。でも強い雨でもなく、ずっと降っているわけでもないので諦めるしかありません。

    

   

   <写真上左:スターリング滝の中に他の観光船  写真上右:スターリング滝>
   <写真下:乗った観光船もスターリング滝の下へ>

印象に残ったのは、二つの滝「スターリング滝」「ホーエン滝」です。雨が少ないと滝が流れないそうですが、この二つの滝だけは涸れない滝だそうです。
今日はフェアリー滝など数ヵ所流れていましたが、これだけでした。雨量に応じて流れる滝は、多い時には百近くの滝が流れるそうです。
ニュージーランドで、最も雨が多いのがミルフォードです。

 

  <写真左:ボーエン滝  写真右:ボーエン滝(左)を見ながら進む>

<ミルフォードの年間降水量:6000mm以上>
 *ちなみに日本で一番多い(屋久島)年間降水量:約4500mm
 *参考までに東京の年間降水量:約1500mm

あと、ハリソンコープにある海中展望台は見て見たかったです。
そそり立つ主峰マイタ―ピーク(1692m)や、ザ・エレファント(1517m)、ザ・ライオン(1302m)などがありますが、残念ながら天気が悪く良く見えませんでした。
きっと、もう少し見えたら、もっともっと、その情景に感激した事でしょ。それと、オットセイは見ましたが、ペンギンは見る事が出来ませんでした。
ニュージーランドには、世界最種のペンギンが生存しているそうです(8種類)。このあたりのペンギンは、小さくて足が短いそうです。

       

       <写真:ミルフォードサウンドの代表的な風景>

予定通りに船を降り、次の船に乗った人を待って、バスはミルフォードを後にする。
帰りは、何処もよらず案内もなく、テアナウ湖の休憩所に寄っただけで、クイーンズタウンへ。

バスの中で、雲の切れ間から見える星は素晴らしいです。輝く一つの星の近くには、必ずといっていいほど無数の星がありました。

今日もホテルでは降りず、町中でバスを降りる。
モモちゃん今日一日ありがとうございました。そして、いつもモモちゃんのそばにいて話題を提供してくれた文ちゃん、お疲れ様です。

今日は、中華を食べようとモモちゃんに教えてもらった店を探すが見つからず、ウロウロしていると日本人女性に声をかけられ中華の店を教えてもらう。
でも、せっかく声をかけてもらったので、その方の店に入る。
「ブリタリアン」
イギリス系の店で、入口は狭いが中は広い。
日本人女性が二人いて頼みやすい。細かいところまで話せるので助かる。
飲んで食べて、一人$70。

帰りにいつみても混んでいる、地元の人気店ハンバーガー屋へ。
「ファーグ・バーガー」
只今22時ちょうど、流石に並ぶ事無く買えて、〇〇ハンバーガーを2個持ち帰る。
帰り道、何気にバラバラになり、坂道で名前を大声で呼び合うはめになる。
ホテルに帰って、昨日買ったビールの残りをみんなで飲みながら、2個のハンバーガーを分けて食べる。お腹いっぱい。でも、やっぱり美味いハンバーガーでした。
おやすみなさい。

          

          <写真:ファーグ・バーガー>

+クイーンズタウンの天気
 6/24 晴れ
 6/25 快晴      (マウントクック)
 6/26 曇り 時々 雨 (ミルフォードサウンド)
+クイーンズタウンの気温
 3日間とも、昼間は寒さを感じない(10〜12℃位)。陽が出ていれば暑いくらい。
 ただし、陽が落ちると途端に寒くなる(マイナス1〜2℃位)。真冬のイメージ。


<世界最高峰のヨットレース>
 第35回アメリカンズ・カップ 〈6月26日〉
 エミレーツ(ニュージーランド)がオラクル(米国)に勝つ
 ニュージーランドは5大会ぶり3度目の優勝


+ 5日目 6月27日(火)

6:30モーニングコール、7:00朝食(6:00〜9:30)、8:00ロビー集合、8:15ホテル出発。
朝からテレビはアメリカンズ・カップ一色です。この後もテレビはアメリカンズ・カップ一色。プラス、オールブラックスです。
いつもの朝の様に淡々とこなし、8時前に全員ロビーに集合。
リチャードさんと会い空港まで送ってもらう。手続きを終わらせ握手してリチャードさんと別れる。

予定通りの飛行で、オークランド空港に到着。出たところで高橋さんが待っていてくれました。
マイクロバスに6人で乗る。高橋さんはニュージーランドで2種免許も取得したらしい。2種免許がないと、このような送り迎え案内などが出来ないらしい。

       

         <写真:ワンツリーヒルからの眺望>

まず向かったのは、オークランドが見渡せる場所、ここは「ワンツリーヒル」です。頂上まで車で行けて、少ないですが駐車場もあります。
天気は快晴です、暖かです。日本の春・秋の陽気です。でも、オークランドは昨日まで1週間程、曇りや雨だったそうです。
建ちゃん目が痛いです。まさか冬のニュージーランドで、サングラスが必要になるとは思いませんでした。でも、建ちゃん以外の仲間たちは持ってきています。流石です。
ここワンツリーヒルは、コーンウォール公園内にあり、標高183mあります。

    

  <写真左:頂上にある塔  写真右:ワンツリーヒルで記念撮影>

頂上にはオークランド市の創始者であるジョン・ローガン・キャンベル卿が、先住民マオリへ敬意を表して建てた塔があります。
この塔は遠くからも近くからも目立ちます。高橋さんが、ここが何処あそこが何処と教えてくれますが、全く覚えられません。
ただ一つ「イーデンパーク」は何回も聞いて覚えました。

<イーデンパーク>
 ・ニュージーランド最大のスタジアム
 ・ラグビーやクリケットの聖地

  <写真左:公園内の羊(1)  写真右:公園内の羊(2)>

ワンツリーヒルを降り、公園内の羊を見る。毛が刈ってあるのでヤギみたいです。でも、近くで見られて良かった。
一番ビックリしたことは、草が青々している事です。南島では、こんな青々した草は全くありませんでした。これだけ北島と南島は違うのだと、つくづく思いました。

次に向かったのが、高台にそびえる重厚な建物。
ここは「ニュージーランド博物館」、別名「ニュージーランド戦争記念博物館」。
1階にマオリの歴史、2階にニュージーランドの自然、3階に世界大戦のギャラリー。

  <写真左:ニュージーランド博物館  写真右:高台にある博物館>

我々は快晴の中、外からだけ見ます。ニュージーランドの子供たち社会科見学でしょうか、はしゃいでいます。どこの子供たちも無邪気ですね。
子供たち授業料は、高校まで無償だそうです。
大学は、奨学金制度がしっかりしていていきやすいそうです。色々基準があるようですが、民間企業が資金的バックアップしているそうです。

医療費も無償で、老後もしっかりしていて暮らすことは出来るそうです。
物価は高く、税金も高いようですが、福祉はしっかりしていて、まるで北欧みたいです。
月に2回給料が出るので、半月分の生活を考えてお金を使っているそうです。
でも、やっぱり給料があがらないのに、生活必需品が高いことや不動産が値上がりしている事は大変だと、ニュージーランドで出会った日本人の方々は話されていました。
大変だな。

  <写真左:ハーバーブリッジ  写真右:ハーバーブリッジに浮かぶヨット>

ハーバーブリッジを眺めた後、14時過ぎチェックインする。
オークランドのホテルは、シンボル的に目立つ「スカイタワー」があるビルにあり、迷う事はなさそうです。
スカイタワーは地上328mあり、南半球で最も高いとの事。
2番目のシドニータワーが309m。
ホテルは、周辺で一番高い位置にあるため、必ずホテルへの戻る時は、上らなければなりません。

ホテルの部屋割りを決める。
H106(裕ちゃん・孝ちゃん)、H146(文ちゃん・直ちゃん・建ちゃん)。
部屋にいってみると3人部屋がツインのままで、高橋さんの携帯に電話を入れ高橋さんからホテル側へ話をしてもらう。30分もしない内に、補助ベットが届けられ設置していった。
そう言えば、クイーンズタウンの時はリチャードさんが部屋まで来て部屋の中を確認していた。意外と、当たり前のように問題が起きるのかもしれない。いや問題と思っていないのかもしれない。
後で高橋さんが言っていました。ニュージーランドの国民性で謝る事は、まず無いとの事。

町中に出る。オークランドの町は、流石に大きく、10分20分歩いただけでは、まったく全容がつかめません。大きいです。広いです。
オークランドの人口は約150万人。ニュージーランド全体の1/3の人が住んでいます。
そうそう、町中では綺麗な女性が黒い服を着て歩いている姿を、よく見かけます。やっぱりオールブラックスなのでしょうか?
おっと、子犬を連れて散歩している女性を見かけます。クイーンズタウンでも、オークランドでも、羊や牛や鹿以外で、町中で見かけたのは、この時が初めてです。
町中では、犬も猫も、ほとんど見かけませんでしたね。

そして、町をぶらつきながら、お土産をゲットする。
「アオテアギフツ」オークランド店、クイーンズタウン店もありました。
ついつい、日本人女性がいるところで買ってしまいますね。
建ちゃん、クッキーの大きいのと中くらいのと、オーガニックマヌカハニーを購入する。$108。
全員、色々とお土産をゲットしたので、一旦ホテルに戻り荷物を部屋へ置く。

    

      <写真左:逆バンジー  写真右:スカイタワー>

スカイタワーを改めて見ると、スカイジャンプとスカイウォークが紹介されている。何とも危険なアクティビティです。
さらに少し歩くと、町のど真ん中で、逆バンジーが正に行われようとしています。
「SKY SCREAMER」一人$40で3人乗りです。時速200qの速さで、空高く飛び出して行きます。何とも無謀な遊びです。
それにしても、何故、町のど真ん中にあるのだろうか?

高橋さんから食事処を色々紹介してもらっていたが、高級そうだし、何気にあわず。
日本人的な居酒屋へ。「大黒」。お女中が全員日本人女性なので、お互いとっても意思疎通がいいです。
食材は、日本から取り寄せているものが多いそうです。熱燗なんか飲んじゃって、気持ちよく飲んで食べて。$70。

帰りに、隣のスーパーでビール12本入りを$15で購入。
(クイーンズタウンでは$20、ここでは$19、別のメーカーで$15、この二つだけが特別)
このスーパーや、途中のコンビニなので、小物を調達しながらホテルに戻る。
全員で笑いながらビールを飲み、それぞれシャワーを浴びる。
おやすみなさい。


+ 6日目 6月28日(水)

7:00モーニングコール、7:30朝食(6:30〜9:30)、8:40ロビー集合、8:50ホテル出発。
今日は、ゴルフを楽しみます。帰ってきたら自由行動です。

車社会のニュージーランド、鉄道がないわけではないですが、あまり頼りになる交通手段ではなさそうです。でも、何故だか、町中では盛んに地下鉄工事が行われていました。
昨日から、気がついていますが流石にオークランドは人も多く車も多いです。
ニュージーランドの人口の1/3が、オークランドに住んでいる事がうなずけます。

今日も、確かに車が多いとは思いますが、渋滞するほどではありません。
順調に走っているはずでしたが、高橋さんが道を間違えたらしくUターンして戻っています。どうも、道路工事中で左へ曲がるところを真っ直ぐ行っちゃったとの事です。
10:00スタートですから焦る事は無いのですが、高橋さんの心中は穏やかではなさそうです。

「MURIWAI GOLF CLUB」(ムリワイゴルフクラブ)
ゴルフ場に到着し、準備が出来ていたのか、15分もしない内にスタートです。
貸クラブはあまりいいとはいえません、ゴルフ靴をもって来なかった直ちゃん貸靴はありませんでした。コース自体が、あまり靴に気を使っている感じでなく動ければ良さそうです。
5人でのプレーは、断られたので、グーパーのジャンケンで決める。
1組目(文ちゃん・孝ちゃん・建ちゃん)、2組目(直ちゃん・裕ちゃん)。
10時ちょうど頃、スタートです、2人乗りの電動カートです。

天気は快晴、気温も高く、ゴルフ日和です。何と文ちゃん短パンの半袖です。いくらなんでもやり過ぎですよね。
地元のゴルファーは、ほとんど自分で自分のクラブをカートで引き歩いています。
カートの上には日傘がさせる様になっていて、女性などは利用しています。やっぱり紫外線が強いんだなと思いました。

コースは、スコットランドをイメージして造ったと紹介されていました、その通りです。
ラフに入ったら、ボールは見つかりません。ボールは、フェアウェーかセミラフに止めておきたいです。でもフェアウェーも傾斜がきつく、右に打ったボールが、いってみると左にあります。
グリーンも難しく、傾斜がきついです。何度かグリーン上で打ったボールが、グリーンを外れてしまいました。外れるだけならいいのですが、バンカーに入ったら出すのが大変です。
おかげで下手な建ちゃん、スコアは120を超えました。でも、楽しかったなあ。

   <写真左:ゴルフ 1番スタート  写真右:8番ショート143m>

スルーで廻って、14時10分頃終了。
再度迎えに来てくれた高橋さんの運転で、オークランドへ戻ります。高橋さんと、明日の打ち合わせを終わらせ別れます。

今日の夕食は、スカイタワーの上のレストランを予定していましたが、料金が高かったので取りやめになりました。
17時にホテルロビーで集まる事にし、建ちゃんと文ちゃんはカジノへ。
1万円を両替し116ドルいただく、成田では110ドルだったので6ドルほどお得です。
高橋さんが、両替で一番率がいいのはカジノだと言っていましたが、確かな事でした。
文ちゃんは早々に町中へ出ていきましたが、建ちゃんは買ったり負けたりを繰り返していました。時間が来たので清算してみると1万円ほどの出費でした。

我々5人は町中を歩き、何軒かの中華料理店をあたり、最終的には「グランドハーバー・チャイニーズレストラン」へ。
やっぱり中華料理は、はずれがないですね。紹興酒がメニューにないので、漢字で書いて渡すが、わかってくれたのは中国人の女将さんだけでした。
中国人でも、ここで生まれ、ここで育った店員では、難しいようです。
飲んで食べて一人6,000円。
昨日までの支払いは、直ちゃんのカードで支払い。我々はドルで直ちゃんへ払っていましたが、明日帰るので、今日の支払いは日本円になりました。

またまた、スーパーで安いビールを買いホテルで飲む。明日早いので帰り支度を終わらせ寝ます。
おやすみなさい。

+オークランドの天気
 6/27 快晴      (市内観光)
 6/28 快晴      (ゴルフ)
+オークランドの気温
 2日間とも、昼間は陽が出ていて暑いくらい(17〜18℃位)。
 陽が落ちると寒くなるが、南島より寒くない(5〜6℃位)。
+オークランドの日の出日の入り
 日の出 7時35分頃
 日の入 17時15分頃


+ 7日目 6月29日(木)

          

          <写真:オークランド空港>

5:00モーニングコール、5:50ホテルロビー集合出発。
すべての荷物を持って集合し、高橋さんの運転でオークランド空港へ。手続きを済ませ、高橋さんにお礼を言って別れる。
残ったニュージーランドドルで、軽く食べ買い物をする。やっと案内された搭乗ゲートへ、8時10分に集まる。
集った乗客の中に、ニュージーランドに来る時の飛行機の中で出会った、ツアー客の夫婦連れとやっぱり出会いました。二人とも楽しそうな笑顔を見せていました。

16時35分頃、少し早めに成田国際空港に到着。全員のバックが出てきたことを確認する。
ここで解散、各自それぞれの居場所へ。
建ちゃん成田エクスプレスで新宿へ、21時半頃帰宅。

*建ちゃんが今回のニュージーランド旅行で使ったお金の全て約39万円。

<追記>
去年のインドネシアも良かったが、今回のニュージーランドも輪をかけて良かった。
好きな国の一つになりそうです。
来年は、何処へ、いけるのやら??

 

◇◇


≪ニュージーランド≫

 名称 : ニュージーランド  New Zealand
 首都 : ウェリントン  Wellington
 面積 : 約27万534平方q(日本の約3/4)
 人口 : 約470万人
 元首 : 英国エリザベス女王
 民族 : ヨーロッパ系約74% マオリ族約15% その他
 宗教 : 約半数がキリスト教
 言語 : 公用語は英語とマオリ語とニュージーランド手話(どこでも英語で通用する)

<為替>
 ニュージーランド・ドル
 $1=約80円

<気候>
 南半球にあるため日本の真逆
 四季があり 最も暑いのが1〜2月 最も寒いのが7月
 年間の気温さが8〜9℃と日本ほど大きくない ただし 一日の間の気温さが大きい
 紫外線が日本の7倍と強い

<時差>
 日本より3時間早い(サマータイムの時は4時間)

<飲料水>
 水質は弱アルカリ性で水道水がそのまま飲める

<物価>
 日本より高い

<歴史>
 ニュージーランドの先住民「マオリ族」が1000年程前に渡った
 マリオ族が13〜14世紀から本格的に住むようになるが 資料が残っていない
 1769年 イギリス人のジェームス・コック氏やヨーロッパ人が滞在するようになる
 鹿やウサギなどの動物が持ち込まれる 羊は1834年オーストラリアから持ち込まれる
 1840年 イギリスの植民地になる
 第2次世界大戦以降 現在に至る

<世界遺産>
 A トンガリロ国立公園
   ・複合遺産・ 登録1990年
   マオリの聖地
 B テ・ワヒポウナム−南西ニュージーランド
   ・自然遺産・  登録1990年
   フィヨルドランド国立公園など4つの国立公園を包括した広大な世界遺産
 C ニュージーランドの亜南極諸島
   ・自然遺産・  登録1998年
   南極に近い島々からなる自然遺産

<国立公園>
 1 テ・ウレウエラ国立公園
 2 トンガリロ国立公園(世界遺産A)
 3 ファンガヌイ国立公園
 4 エグモント国立公園
 5 エイベル・タスマン国立公園
 6 カフランギ国立公園
 7 ネルソン・レイクス国立公園
 8 パパロア国立公園
 9 アーサーズ・パス国立公園
 10 ウエストランド/タイ・ポウティ国立公園(世界遺産B)
 11 アオラキ/マウントクック国立公園(世界遺産B)
 12 マウント・アスパイアリング国立公園(世界遺産B)
 13 フィヨルドランド国立公園(世界遺産B)
 14 ラキウラ国立公園
 ・
 1〜4は北島
 5〜14は南島


<アオラキ/マウントクック>
 一般的には<マウントクック>
 ニュージーランドの最高峰(3724m)
 サザンアルプス山脈(南半球のアルプス)

 マウントクックを中心に3000mを超える19のピーク
  (ニュージーランドでは3000m以上の山は24山 すべて南島)
 谷間を埋める氷河

 700平方qを超えるアオラキ/マウントクック国立公園の中心
 テ・ワヒポウナムとして世界遺産に登録

 マウントクックは三つの頂上があり尾根でつながっている
  北から ハイペック3724m  時計回り約80度約1.3qでミドルペック 
      ミドルペック3717m 時計回り約45度約0.6qでローペック
      ローペック3593m  麓から見ると一番目立つ
  東からは ミドルペック ハイペック ローペックの順
  プカキ湖から 左にローペック 右にミドルペック ハイペックは見えない
  ハミテージホテルから 手前にローペック 右奥にミドルペック 間の奥にハイペック
  タスマンサドルから 右にハイペック 左にミドルペック ローペックは見えない

 マウントクック空港から 北北西方向
  サザンアルプス山脈の尾根の上に見える
 マウントクック空港から 北北東方面
  タスマン氷河の奥にサザンアルプス山脈の雄姿が連なる
  目に入る左がタスマン(3497m NZ2番目)
      右がミナレッツ(3040m NZ20番目)
 マウントクック空港から 北西方向 ハミテージホテル・ミューラー湖の奥に
  セフトン(3151m NZ11番目)正面左 フットスツール(2764m)正面右
 マウントクック空港から 西方向にセアリー(2345m)


<ミルフォードサウンド>
〈マオリの歴史 ・ピオピオタヒ・〉
*マオリの伝説によると、フィヨルドランドの海岸線は、トゥテラキファノアという神がテ・ハモ(手斧)で巨大な岩を削って造り上げたということです。
*なかでも傑作とされるミルフォードサウンドは、地元マオリの間では、ピオピオタヒ(1羽のツグミ)と呼ばれていました。
*ピオピオとは固有種のツグミの仲間で、すでに絶滅したと考えられています。
*伝説では英雄マウイが亡くなったとき、1羽のツグミが飛んできて喪に服したと語り継がれています。

〈ミルフォードサウンドの由来〉
*1812年、ミルフォードサウンドを最初に発見した、ジョン・グロノの生まれ故郷が、ウェールズにあるミルフォード・ヘーグにちなんで名付けられた「ミルフォード」の名前であり、サウンドは、入江の意味で、当時「ミルフォードサウンド」と名付けたそうです。
*実際は、ミルフォードサウンドは、フィヨルドである。
*フィヨルドとは、氷河の進退によって削られた岩山や、氷河の融けた海水が入り込んで形成された地形を指す。よって、サウンドではなくフィヨルドであるが、当時は、その知識がなかった為、サウンドの名がついてしまった。
*現在においても変更することなく「ミルフォードサウンド」という名称で呼ばれている。


*2017年6月25日*

 

 ニュージーランド南島
 「マウントクック」


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 1950建ちゃん旅日記


◇旅は道連れ◇

 ベトナム
 〈2018.04.12〉

 ニュージーランド
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 〈2014.02.24〉

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