≪デリー・アグラ(タージマハル)・ジャイプール≫

≪カトマンズ(エベレスト)≫

     《 平成27年1月25日(日)〜1月31日(土)》

  + 「 カトちゃんケンちゃん 旅は道連れ 」 第四弾


〈旅行日程表〉

◇阪急交通社◇ : トラピックス
≪インド・ネパール2か国周遊7日間≫
出発日 2015年1月25日(日)
帰着日 2015年1月31日(土)
集合日時 2015年1月25日午前9時30分
集合場所 成田国際空港第2ターミナル3F
       北団体カウンター5〜9番
       阪急交通社 受付カウンター
出発便   エアインディア0307便
出発時刻 11時30分

<料金>
ツアー代金 258,066円
 (基本旅費149,800円・一人部屋追加30,000円・海外旅行保険10,900円
  ・燃料サーチャージ39,000円・空港使用料等を含む)
*オプション代(エベレスト遊覧飛行)27,000円別途

<時差>
日本     ±0
インド    −3時間30分
ネパール   −3時間15分
インド    −3時間30分
日本     ±0

<日程表>
1日目 1月25日(日)
成田国際空港発 11:30 AI-0307 《空路 エア・インディア直行にてデリーへ》
                       (所要時間 10時間00分)
デリー着    18:00     着後 ガイドと合流し バスにて市内ホテルへ
        19:00     ホテル到着予定
                             <デリー泊>
2日目 1月26日(月)
        07:30     ホテル出発予定
                午前 世界遺産1;
                クツゥプ・ミナール観光(約40分)
                観光後 空港へ案内
デリー発    13:10 AI-0215 《空路 カトマンズへ》
                       (所要時間 1時間30分)
カトマンズ着  14:55     着後バスにてホテルへ
        17:00     ホテル到着予定
                             <カトマンズ泊>
3日目 1月27日(火)
                OP参加の方
                ホテルからバスにてカトマンズ空港
                【OP】エベレスト遊覧飛行
                (気象状況により中止もある)
        09:00     ホテル出発予定(バスにて観光)
                世界遺産2;カトマンズ市内観光
                       (約1時間)
                ダルバール広場 クマリの館
                ハヌマン・ドカ
                午後 バクタブル観光(約1時間)
                ダルバール広場 旧王宮
                ニャタボラ寺院
                その後 工芸店でショッピング(約40分)
カトマンズ発          その後 バスにてナガルコットへ移動
ナガルコット着         夕方 夕陽に染まるヒマラヤ山脈を鑑賞
                *天気次第
        18:00      ホテル到着予定
                             <ナガルコット泊>
4日目 1月28日(水)
ナガルコット          早朝 朝陽に染まるヒマラヤ山脈を鑑賞
                *天気次第
        07:30     ホテル出発予定
                空港へバスにて移動
カトマンズ発  10:00 AI-0214 《空路 デリーへ》
                       (所要時間 1時間40分)
デリー着    11:25     着後 バスにてデリー市内観光
                世界遺産3;フマユーン廟
                インド門 国会議事堂
                工芸店にてショッピング(40分)
デリー発            その後 バスにてアグラへ移動
                       (約230q 約4時間30分)
アグラ着            着後 ホテルへ
        19:30     ホテル到着予定
                             <アグラ泊>
5日目 1月29日(木)
        08:00     ホテル出発予定(バスにて観光移動)
                午前 アグラ観光(約2.時間半)
                世界遺産4;タージ・マハル
                世界遺産5;アグラ城塞
                昼食はターリー料理
アグラ発            その後 ジャイプールへ
                       (約240q 約5時間30分)
                途中 布製品店にてショッピング(40分)
ジャイプール着         着後 ホテルへ案内
        18:30     ホテル到着予定
                             <ジャイプール泊>
6日目 1月30日(金)
        07:30     ホテル出発予定(バスにて観光移動)
                午前 ジャイプール市内観光(約2時間)
                世界遺産6;アルベール城
                世界遺産7;ジャンタルマルタン(天文台)
                風の宮殿 シティパレス
ジャイプール発         その後デリーへ移動
                       (約260q 約6時間)
                途中 インド料理の昼食
                また車中にて紅茶の車内販売
デリー着            空港到着
                夕食は弁当
デリー発    21:15 AI0306 《空路 エア・インディア直行便にて帰国の途へ》
                       (所要時間 7時間15分)
                             <機中泊>
7日目 1月31日(土)
成田国際空港着 08:00     成田到着 通関後 解散

<ホテル>
● デリー
 WELCOM HOTEL DWARKA NEW DELHI
 (ウェルカム ホテル ドゥワルカ ニューデリー)
● カトマンズ
 HOTEL SHAMBALA
 (ホテル シャンバラ)
● ナガルコット
 COUNTRY VILLA
 (カントリー ヴィラ)
● アグラ
 HOTEL CLARKS SHIRAZ
 (ホテル クラークス シラーズ)
● ジャイプール
 COUNTRY INN & SUITES
 (カントリー イン アンド スイート)


≪旅日記≫

       

         <写真:インド「タージ・マハル」>

+ 1日目 1月25日(日)

ケンちゃん、起床5:00、出発5:45、大野6:08発、新宿6:47着、予定通り。
成田エクスプレス9号(新宿7:06発)に乗る予定が、千葉の方で人身事故が発生し、その影響で遅れている。
ホームに5号が停まっているが、既に30分近く停まっているらしい。
少しでも先に進もうと思い5号に乗り込む、45分遅れの7:18に発車。何とか60分遅れの8:58に成田空港第2に到着する。
同じ電車に乗っていた。カトちゃんと改札出たところで出会う。

早速、集合場所にいき、添乗員さんの説明を聞き、搭乗手続きを終わらせる。
1万円を米ドルに両替する。83ドルに日本円が少々(去年と比べると11ドルほど少ない)。海外旅行をするものにとっては、かなり割高になっている。
免税店で、いつものようにカトちゃんはタバコ、ケンちゃんはウイスキーを購入。あまり待たずに飛行機に乗り込む。
エアインディアは手荷物検査が厳しいと聞いている。とりあえず、ここ成田ではハプニングは起きなかった。
さぁー、10時間のフライトである。

日本語を話せる乗務員はいない。ちょっとばかり不安、機内食は2回出てきたが、早速インドの味である。ケンちゃん文庫本一冊読み終える。
ほぼ予定通り、インド・デリーに到着。外は真っ暗。
写真について、軍関係や女性に対してはカメラをむけない事と注意される。そう言われると、なかなかシャッターを押せない。
入国審査を終わらせ、税関審査があるかと思えばなくなり、書いた書類が必要なくなる。

バスは西の方向へ40〜50分乗り、19時過ぎにホテルに到着。中々のホテルのようだ、何の鉄道か駅に近い。
バスの中でインドのガイドさんに5,000円をインドルピーに両替する。2400インドルピーが5,000円に代わって財布の中に入る。
部屋の中も、一人で泊まるのにベットが二つもあり設備が整っていて綺麗。とりあえず一泊目のホテルは○ですね。

ホテルの1階が賑やかなので、迷いながらも何とかたどり着く。周りはインドの中流以上の人たちで賑わっている。
我々は、リカーショップで500mlの缶ビールを4本購入(80*4=320インドルピー)。その320が、聞き取れないでいると、近くにいた若い人が、ゆっくりと英語で話してくれた。
「助かりました。ありがとうございます」
カトちゃんの部屋で、カトちゃんが持ってきたつまみで1本飲み。部屋に戻り、シャワーを浴び明日の準備を終わらせ寝しなに残りの1本を飲んで寝る。

(アメリカのオバマ大統領が1/25〜1/27インドに来ているとの事。
 ニューデリーの中心地は厳戒態勢との事。)

*デリー
 ヤムナー川西岸に広がる歴史の町
 大国インドの首都で整然とした街並みのニューデリー
 庶民の活気あふれるオールドデリーと のどかな農村の3つの顔をもつ

*インド
 南アジアに位置し インド亜大陸を占める連邦共和制国家
 紀元前2500年頃インダス文明に遡り 仏教 ジャイナ教 ヒンドゥー教などの発祥地
 1858年からイギリスの植民地 長い独立戦争の末 1947年に独立
 国花は蓮 国樹は印度菩提樹
 国獣はベンガルトラ 国鳥はインドクジャク 国の遺産動物はインドゾウ
 正式名称:インド共和国
 首都 : ニューデリー
 面積 : 約328万7263平方q
 人口 : 約12億1000万人
 通貨 : ルピー(1ルピーが約1.8円)
 言語 : ヒンディー語


+ 2日目 1月26日(月)

起床5:45、朝食6:15、集合7:00。
何か問題があったらしく、スタートが15分程遅れる。
バスに乗る事約40分、クトゥブ・ミナールへ。

*今回最初の世界遺産*
 《デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群》1993年登録文化遺産

<クトゥブ・ミナール>
 戦場を記念した塔
 ミナールとはミナレット(尖塔)のこと
 奴隷王朝のクトゥブッディーンが勝利を記念して建てた
 インドで一番高い石塔
 クトゥブ・ミナールはサウスデリーの外れにあり日の出から開いている

  <写真左:クトゥブ・ミナール  写真右:アラーイ・ミナール>

まだ時刻は8時少し前、さすがに観光客はまばら。さらに、ちょっとばかり困るのが小雨ではあるが、どんよりと曇った中で降り続く。
ケンちゃん傘はスーツケースの中、失敗の巻きです。ほとんどの方は、降り出したら傘を出し差していました。

中に入るとひときわ目立つ、クトゥブ・ミナールの塔が見えます。ヒンドゥー教徒への勝利を記念した塔だあり、高さは72.5mとあります。現在は塔に登る事は出来ないそうです。塔の階段は379段あるそうです。
アラーイ・ミナールは、高さ25mですが、途中でやめてしまった為無残な形ですが、実際に最後まで仕上げていたら、高さ100m近くになっていたそうです。

入口近くにあったモスクは見逃してしまいました。残念、最初の見学だったし小雨が降り続いているし気が廻りませんでした。
バスに乗る事約20分、デリーの空港へ。

デリー発カトマンズ行きのAI0215は13:10発でしたが、12:30発に変更になっていました(カトマンズ着14:15に変更)。
気象状況の変化が激しく、変更が度々あるそうで、朝のうちにガイドさんが調べるとの事。

エアインディアは検査が厳しい、特に危険物。ペットボトルは駄目、もちろんライターもマッチも駄目。
デリー空港での検査で、それぞれ指摘され、ケンちゃんも2本持っていたペットボトルの水の内1本取り上げられ、カトちゃんはライターを取られてしまいカリカリしながら怒っています。
他のツアーの仲間たちも、ブツブツこぼしています。
ケンちゃん空港内の自販機で水(500ml)を購入。何と10インドルピー(約20円)、この安さにはビックリ。本当にミネラルウオーターなの? でも、その後飲んでみましたが問題ありませんでした。

機内は、空き席があり60〜70%の乗車率です。天気も良くなく、どんよりした天気です。でも、機体が揺れるようなことはありません。
しかしながら、カトマンズ空港に近くなったのに、中々着陸態勢に入らないのには、何か胸騒ぎを感じていました。
しばらくして、機長からアナウンスがあり、カトマンズ空港の気象状況が悪く着陸許可が下りないとの事(英語のわかる人に聞いて理解する)。
また、しばらくして機長からアナウンスがあり、旋回しながら(4回半)待機し、やっと管制塔から着陸の許可がおりそうなので、カトマンズ空港に向かうとのとの事。
すると、女性の乗務員が座席に座りテーブルを出し、そのテーブルに顔をうせてしまう。何とも嫌な感じである。
高度を下げながら、さらに2回旋回しながら、空港に向かっています。
飛行機の位置情報は画面で見られるので、ケンちゃんずっと見ていました。ケンちゃんが数えた旋回は10〜12回です。これも変ですね。

でも、心配をよそに、あまり揺れることなく、無事着陸に成功。予定時刻約1時間遅れの15時頃到着です。
40分程かかり、入国手続き税関審査を終え、バスに乗りホテルへ。
(バスの中で、ガイドさんに両替をしてもらう。3,000円で2400ネパールルピーです。)
途中、人の多さと車の多さにビックリし、大渋滞の中を進む。距離にして10qもないところを約1時間かかりホテルに到着。
途中、色々な光景を見ながら来たためか、ホテルが綺麗に見えます。
このホテルの部屋のベットも2つあり、申し訳ない感じ。このホテルも○です。

近くにスーパーがあるというので、男4人一緒に10分程のところにあるスーパーへ。
車が多くて、横断するのに一苦労、当然信号などありません。大きな交差点には警察官がいますが。あまり指示に従って運転している様には思えません。
ネパール人は、色々な人を見受けますが相対的に悪い人はいないようです。
スーパーで、ビールとつまみを買う。ネパールのビールは無く輸入ビールなので、あまり安くありません。日本より少し安い程度です。ネパールの物価から考えると高いです
夕食はホテルでバイキング、ビール350ネパールルピー、ワイン500ネパールルピーです。
明日も早いので、部屋に戻りシャワーを浴び、準備をして寝る。
23時頃、停電1回あり。持っていった懐中電灯を準備する。

 〔デリーの天気 曇り時々雨〕
 〔デリーの気温 5℃〜18℃〕 ;気温はケンちゃんの感覚です;

*インドのガイドさん「ネギさん」(男40歳台)
*ネパールのガイドさん「シャルマンさん」(男40歳台)


+ 3日目 1月27日(火)

       

       <写真: エベレスト(左)   マカル―(右)>

起床4:45、朝食5:30、集合6:00。
暗い内に起き、身支度をし、スーツケースを集合場所に起き、朝食を取る。
今日は、最初の予定がオプションのエベレスト遊覧飛行であり、二手に分かれる。
我々オプション参加組(12人)は早起き。オプション不参加組(6人)はゆっくり。
オプション参加組は、ガイドさんと一緒に小さ目のバスに乗り飛行場へ。
添乗員のみかさん、オプション不参加組と一緒に行動する。

飛行場に着き、早速検査が行われる。ケンちゃんは、何もなく入場する。カトちゃんは、ライターが見つかり没収されるところを賄賂で助かる。
そして、他のツアーの人数の関係で、我々12人は5人(301便)と7人(302便)に別れる。カトちゃんとケンちゃんは、7人組の302便に乗る事になる。

エベレスト遊覧飛行で飛行機が飛ぶか飛ばないかは三つの条件があるらしい
 1 天気が良くてエベレストが見える事
 2 気象状況がよくカトマンズ空港から離発着が出来る事
 3 緊急着陸できるマカル―の空港の離発着が出来る事
この三条件であり 午後のフライト(午前11時以降)は気象状況的にやらないとの事

7時のフライトと決まり、アナウンスを待つ。
301便は、7:10に待合室を出てフライトする。
続い、302便も7:20に待合室を出てバスに乗り、300m程離れたところの飛行機に乗る。
飛行機は定員30数人であるが、窓際だけ座るので20人程乗っている。我々7人以外は、オーストラリアから来た人たちらしい。
滑走路に入り、スピードがあがり直ぐに飛び立つのかなと思いきや、ブレーキがかかり急に引き返す事になる。どうもマカル―の空港が急遽離発着出来なくなったらしい。
またまた、待合室で待つ事になる。

フライト表示が、どんどん遅れていき、もう乗れないのかなと寂しい思いをしていると、8:50にアナウンスがあり、再度チャレンジする事になる。今度は何とか大空へ飛び立ちました。
最初に雪化粧した山が見えてきたのが、ランタン(7234m)形も良くて良く目立つ。次に見えてきたのはシシャパンマ(8013m)。
でも、悔しいかな、ここで雲がどんどん出て来て見づらくなってきました。
すると飛行機は、どんどん上昇し雲の上へ。やっと雲の上に抜けると、見えてきました。

       

       <写真 :  エベレスト(奥)  >
         <ヌプツェ(手前左)  ローツェ(手前右)>

・ヒマラヤの8000m級の峰々・
 エベレスト(8848m) ローツェ(8516m)
 マカル―(8463m) チョオユー(8201m)
でも、でも、残念ながら快晴とはいえません。風も強く、雲の流れも滅茶苦茶早いです。

コックピットまで一人ずついって、エベレストを見る事が出来ましたが、やっぱり山全体をくっきりと見る事は出来ませんでした。
一度は諦めかけたエベレスト、見られただけでもラッキーと思うべきでしょう。

エベレストを見ながら、飛行機が向きを変えるたびに、片方の窓の方に全員が寄ってしまいます。すると、突然、グラグラと上下左右に大揺れです。
全員シートベルトなんかしていません。ビックリ仰天、唖然としています。でも、何とか立て直し、無事に戻ってきました。

「本当に良かった 世界の最高峰エベレストが見られて」

       

         <写真: マカル― 8463m>

*世界遺産*
 《サガルマータ国立公園》1979年登録 自然遺産

*8000級14座
 1. エベレスト     8848m  ネパール・中国
   測量したインド測量局の初代長官George Everestの名にちなみ1865年に命名
   チベット名のチョモランマは「大地の母神」の意味
   ネパール名のサガルマータは「大空の女神」の意味
 2. K2        8611m  パキスタン・中国
 3. カンチェンジェンガ 8586m  ネパール・インド
 4. ローツェ      8516m  ネパール・中国
 5. マカル―      8463m  ネパール・中国
 6. チョオユー     8201m  ネパール・中国
 7. ダウラギリ     8167m  ネパール
 8. マナスル      8163m  ネパール
 9. ナンガパルパット  8126m  パキスタン
 10. アンナブル     8091m  ネパール
 11. ガッシャブルムT  8068m  パキスタン・中国
 12. ブロードピーク   8051m  パキスタン・中国
 13. ガッシャブルムU  8035m  パキスタン・中国
 14. シシャパンマ    8013m  中国

*8000m級の全ての山々がヒマラヤ山脈かカラコルム山脈にある
 ヒマラヤ山脈はネパールに絡んでいるところ
 カラコルム山脈はパキスタン・カシミール地方に絡んでいるところ

       

       <写真: エベレスト 8848m>

カトマンズ空港に戻ると、301便に乗った5名の方もオプション不参加組6名の方もバスの中で待っていてくれた。
301便の方々に聞いてみると、晴れていてエベレストが良く見えたらしい。
ただカトマンズ空港の離発着が出来なくなり、マカル―の空港へ一旦着陸し、少し経ってから、また同じ飛行機に乗って、カトマンズ空港に戻ってきたらしい。
マカル―の空港に着陸した時には、これからどのようになるのか心配だったらしい。
とにかく、無事に皆がそろって良かった。

*世界遺産*
 《カトマンズ盆地》1979年登録 文化遺産
 (ダルバール広場 スワヤンブナート パシュパティナート
  ボダナート パタン バクタブル チャングナラヤン)

  <写真左:水を汲んでいる人
   写真中:外で仕立てをする人  写真右:遊ぶ子供達>

我々のツアーは、この世界遺産(カトマンズ盆地)の、ダルバール広場とバクダブルを見る。
まずもって、ダルバール広場へバスで約30分移動する。

ダルバール広場までは、町並みを散策しながら歩く。狭い道ながら、車は通るし歩く人も多い。他の観光客も多い。
途切れることなく店が続く。安いのか高いのか、ゆっくり見ている時間はない。

途中、大きな堀があり、水がたらたら出ている。けして綺麗な水とはいえないが、ポリタンクが一杯並び、水を汲んでいる。あの水の出かたでは、とても今日中に終わるとは思えない。
山がこんなに近いところにあるし、川もある。不思議ですね。

散策しながら歩く事、約10分。カスタマンダブ寺院の前まで来る。
ここまで来ると、さらに人・人・人である。

  <写真左:カスタマンダブ寺院  写真右:クマリの館>

ガイドさんが入場券をまとめて購入し、ガルーダ像ナラヤン寺院の横を通りクマリの館へ。
小さな中庭に入り、クマリが2階の窓から顔を出すのを待つが、出てくる様子が無い。旧王宮を見てから帰りに寄って見る事になる。

ダルバール広場。広場の中央にあるシヴァ寺院、右手にシバァパールヴァティー寺院。
このダルバール広場は、一番賑やかなところで、さらに人・人・人である。
それぞれの寺院も、大勢の人たちで賑わっている。でも、何故か怖さは感じません。ネパールの人たちは、親近感があるのかもしれません。

ハヌマン・ドカ(旧王宮)へ
監視員の前を通り入場、ここはダルバール広場の入場料に含まれています。
でも不思議ですね。ここハヌマン・ドカはきちんと監視員がいるのに、ダルバール広場の入場は誰でも自由に出入りが出来ます。

 <写真左:ダルバール広場・シヴァ寺院  写真右:シヴァパールヴァティ寺院>

ハヌマン・ドカの中は大きな長方形の中庭(ナサル・チョーク)、四方建物に囲まれ丸い建物がパンチャ・ムクヒ・ハヌマン寺院。
ケンちゃんは、一番高い所(バサンタブル・ダンバール)に上って見る。日本のお城の天守閣に上るような気持ちで上って見ると、そこは10帖あるかないかの広さである。でも、見晴らしは最高 町全体を見渡しています。
北にタレジュ寺院、東にマヘンドラ博物館、南にバサンタブル広場(何かの催しが行われている)、西にシヴァ寺院、等々が見えます。
すこしばかり息切れしましたが、上ってきて良かった。
天気最高、景色最高。

   

 <写真左:ハヌマン像・ハヌマン門  写真右:パンチャ・ムクヒ・ハヌマン寺院>

<ダルバール広場>
  寺院が建ち並ぶ旧王宮前広場
 ダルバールとはネパール語で「宮廷」を意味する
 3つのマッラ王朝が盆地に独立・君臨したカトマンズ王国の中心

<ハヌマン・ドカ>
  国王の住まいがあった旧王宮
 17世紀のマッラ王朝に完成した ハヌマンはヒンドゥー教の猿の神 ドカとは門
 門の脇にハヌマンの像がある事から「ハヌマン・ドカ」と呼ばれている

<クマリの館>
  生き神クマリが暮らす
 1575年ジャヤプラカシュ・マッラ王により建てられた
 窓枠の木彫りが見事な建物 女神クマリの化身と崇拝される少女が住む

<シヴァ寺院>
 ダルバール広場中央にある ひときわ高いたてもの 17世紀後半皇太后により造られた
 内部にはシシャリンガが安置され 寺院前にはインドシカラ様式の白いお堂がある

帰りにクマリの館へ寄る予定が、今日はクマリが窓から顔を出さないということで中止。

歩いて来た道を戻り、バスに乗り約10分、昼食会場へ。今日の昼食は、このツアー唯一インド・ネパール料理でないものを食べられる。
「ヒマラヤ蕎麦」ホテル・サンセット・ビューの敷地内にある、長野県戸隠で修業したネパール人の本格手打ちそばが食べられる。ホテルのマネージャーは日本人、スタッフも日本語を話す。
ケンちゃん、温かい蕎麦を選びビールとともにいただく。美味い、初めてお腹が落ち着く。
高台にある、このホテル。見晴らしもいいが、庭の手入れが行き届いていて目の保養が出来た。「ありがとうございます」
現在の時刻、13:30、少し遅いお昼ですね。

また、バスに乗る事約20分、工芸店でショッピング、ケンちゃん興味がわかずブラブラ。
また、バスに乗る事約10分、バクタブルへ。町の入口で、ガイドさんが皆の入場料を払っている。

  <写真左:バクタブル・ダルバール広場  写真右:パシェパティ寺院>

<ダルバール広場>
  旧王宮や寺院が並ぶ
<旧王宮>
  ネワール王朝時代の傑作がある
<トウマディー広場>
  寺院の上から町並みが見渡せる
<タチュパル広場>
  一番古い町並みが残る

     

  <写真左:トウマディー広場・ニャタポラ寺院  写真右:バイラヴィナート寺院>

ゲートの手前でバスから降り、歩いてダルバール広場を歩き、旧王宮の中を見学。
トウマディー広場で、ニャタボラ寺院(5重塔がそびえる)高さ30mの途中までケンちゃん上る。確かに良く見えます(ハヌマン・ドカの最上階から見た景色には比べられない)。
ティブチェン・トールと名付けられた商店街の道を歩きながら、タチュバル広場へ。
ここでトイレを借りながら、お店で冷やかし、少し歩き、移動して待っていてくれたバスに乗り込む。

  <写真左:ティブチェンルート(店が並ぶ)
   写真右:タチュバル広場・ダッタトラヤ寺院>

ここバクタブルで感じていたのは、古い町並みで大変落ち着いた街である事。
ケンちゃん、何気にエジプトの「オールドカイロ」を思い出していました。
もう一つ、ネパールの教育熱心さを感じています。同じ制服を着たニコニコした活発な子供たちが大勢いて、女の子は全員おさげ髪でした。
若い元気な子供たちがいる事は、それだけで幸せを感じますね。

バスに乗り、夕陽に間に合うべき、一路ナガルコットへ。
カトマンズからナガルコットの距離約38q。
カトマンズの標高1300m、ナガルコットの標高2100m、標高差800m。
現在の時刻16:00、ナがルコットの日没17:30。

ネパールでは中心地に、ほんの少しだけ信号を見ましたが、ほとんどありません。当然、ナガルコットへの道のりには信号はありません。
道幅は、一台が通るのがやっと、すれ違う時は、やや広いところでお互いギリギリ進む。きちんと舗装されているところは少なく、やっと舗装されている感じ。
ガードレールなどはない。コンクリートなどで道路保護されているところは少ない。でも、地盤はよさそうで岩盤の様だ。
バスの運転手さんは、上手な運転手さんにあたった様で、バンバン飛ばすし、グイグイ上がっていく。すれ違いも上手いが、相手の車とやっと5pの位置関係で動くのは、ビックリするし、唖然とする。冷や汗を何回も流しました。

17:10ナガルコットに到着。日没までには、まだ少しばかり時間があります。
バスを降り、高台から散策する。

       

       <写真:少しずつヒマラヤ山脈に夕陽が・・・>

<ナガルコット>
  丘の上からヒマラヤの展望が開ける
 カトマンズの最も人気の高いビューポイントがナガルコット
 東にエベレスト 正面にドルジェラクバやゴサインクンド丘陵 西はアンナプルナ山脈
 アーミーのチェックポイントから1時間歩きマハデオポカリ山(2175m)に展望塔

  <写真左:夕陽に染まるヒマラヤ山脈(1)  写真右:ヒマラヤ山脈(2)>

展望塔までは歩いて行けず、バスの停留所付近を散策。17時半過ぎ、徐々に夕焼けに染まってきました。
夕焼けに染まったヒマラヤ山脈を鑑賞しましたが、とことん見る時間はありません。バスに乗り10分、今日の宿「カントリー ヴィラ」へ。

斜面地を利用した山小屋風のホテルです。エレベーターはありません。外は大変寒いです。すっかり暗くなりました。
夕食はバイキング形式、ビールとワインで食事です。
最後まで残って食事をしていた仲間たち6人と、みかさんとガイドさんを入れて、ワインのボトル(2本)を入れて、楽しい旅の話に盛り上がりました。
でも、ケンちゃん今日一日体調が散々でした。朝から寝るまで何回トイレに駆け込んだことやら、いやですね。

さぁ、明日も早いので、お開きにし部屋へ戻って明日の準備を始める。
部屋の中も、ちょっと山小屋風、ダブルベット一人で使う。洗面室(シャワー トイレ)は換気扇が無く、窓の上が開いていて網が張ってある。外気がそのまま入る状況である。
シャワーを浴びるが、お湯が出なくて一苦労。
停電は何回も発生、エアコンが使えない。寒い。
とにかく、ベットの中に入り込んで寝るしかありません。
小さな声で、おやすみなさい。

 〔カトマンズの天気 晴れ時々曇り〕〔ナガルコットの天気 晴れたり曇ったり〕
 〔カトマンズの気温 4℃〜21℃〕〔ナガルコットの気温 −1℃〜14℃〕


+ 4日目 1月28日(水)

       

       <写真:ホテルから ヒマラヤ山脈の絶景・朝陽・>

起床5:30、朝食6:20、集合7:00。
寒いながらも少しは寝る。朝食時には、まだ外は暗い。
食事を終わらせ、身支度を終わらせ、2,000円両替し、朝陽を待つ。
太陽が顔を表し、ヒマラヤ山脈の峰々が少しずつ染まりかけてきたところで、無情にも時計の針は午前7時を指す、ギリギリまでシャッターを押す。
(ここ1〜2週間の中では、昨日の夕陽、今日の朝陽が一番良かったそうです。)

  

<写真左:朝陽に染まり始めるホテル   写真右:朝陽に染まり始めるヒマラヤ山脈>

ランタン・リルン(7234m)、ガンチェンポ(6387m)、ドルジェラクバ(6966m)、プルビチャチュ(6637m)、ガウリシャンガール(7135m)という6000m以上の山々が見えていたとの事ですが、はっきりとわかったのはランタンだけです。
きちんと確かめたいところですが、もっと時間があればなと残念です。

集合、そして7:15出発です。バスに乗り込み、一路カトマンズ空港へ。9時過ぎカトマンズ空港へ到着。ネパールのガイドさんとは、ここでお別れです。

空港内に入ったら、またまたハプニング発生、10:00発が11:10発に変更です。
(昨日、別のツアーの方の乗った飛行機は、11:25着予定が16:00になったとの事。)
(昼食は弁当に変わり、観光が出来ずに、アグラに向かったそうです。)
よっぽど気象状況の変化が激しいところなんだと驚く、待つしかありません。待っている間に、エベレストの挿絵を購入。
飛行機に乗る目の前の手荷物検査が、さらにうるさかったです。
飛行機の中からの景色は良かったです。
「ネパールよ さようなら」

    

     <写真左:飛行機に乗る寸前での手荷物検査
      写真右:カトマンズ空港乗る飛行機>

*ネパール
  東・西・南の三方をインド 北方を中国チベット自治区に接し
  西北から東南方向に細長い内陸国
  国土はヒマラヤ山脈および中央部丘陵地帯と南部のタライ平原から成る
  ヒマラヤ登山の玄関口 多民族・多言語国家 後発開発途上国
 正式名称:ネパール連邦民主共和国
 首都 : カトマンズ
 面積 : 約14万7000平方q
 人口 : 約2930万人
 通貨 : ルピー(1ルピーが約1.1円)
 言語 : ネパール語

*カトマンズ空港
 空港名 : トリブバン国際空港
 標高  : 1338m
 滑走路 : 3050m*45m

*ルクラ空港
 (エベレストに一番近い空港)
 空港名 : テンジンヒラリー空港
 標高  : 2860m
 滑走路 : 460m*20m
 「最も危険な空港ランキング」第1位
 〈理由は非常に変わりやすい天候と滑走路の全長が短い事〉

*デリー空港
 空港名 : インディラ・ガンジー国際空港
 標高  : 237m
 滑走路 : 3810m*45m
       2813m*45m
       4430m*60m

デリー空港、12:35到着。ほとんど揺れることなく飛行する。
再度、入国手続きを行う。
再度、インドのガイド、ネギさんに出会う。

バスに乗り最初に向かったのは、昼食会場、今日は中華料理、まずまず普通に食べられて良かったです。
次に向かったのは工芸店。一人一人に店の方がついて歩いています。ケンちゃんの後ろには、若くて綺麗なお嬢さんがついて来ています。仕方なく孫のお土産を100ルピーのキーホルダーを2個買いました。
インドのお土産といえば、紅茶かカシミヤだねと話していました。やっぱりお土産は紅茶かなと思いました。

またまたバスに乗り、フマユーン廟へ。現在の時刻 16:15。

   

  <写真左:西門越しのフマユーン廟  写真右:フマユーン廟の全景>

*世界遺産*
 《デリーのフマユーン廟》1993年登録 文化遺産

<フマユーン廟>
  ムガル建築初期の傑作
 ムガル帝国第2代皇帝フマユーンの死後 妻が建てさせたお墓であるフマユーン廟
 1569年完成
 見事なシルエットはムガル帝国初期を代表するインド・イスラーム建築の傑作
 赤土の壁と大理石のドームの組み合わせは 夕陽に照らさせるとロマンチック

  <写真左:フマユーン廟の天井
   写真中:大理石の棺  写真右:どこからでも左右対称>

ガイドさんに説明を聞きながら、最初に西門越しからの写真を一枚、カシャ。
真っ直ぐ延びたアプローチの先にフマユーン廟が見える。アプローチの途中に小さな池があるが、残念ながら濁っていて池にフマユーン廟は写っていない。

フマユーン廟は大変整った造りになっている。地元インド人も含め見物人が多い。家族連れが目立つ。
廻りをぐるり廻って見たり、一段上がったところをぐるり見て廻ったり、内部天井の幾何学模様に唖然とさせられたり、無造作に置かれた大理石の棺を見てちょっと驚いたり。
でも、この棺は仮のもので、本物は真下にフマユーンやその妻たち150人程が眠っているそうです。
出入り口近くに、ムガル王朝ゆかりのイカ・カーンのお墓もありました。

  <写真左:イカ・カーンのお墓  写真右:テラスから西門方面の眺め>

17:10フマユーン廟の見学が終了し、バスの中から、インド門を遠くに見る。
インド門は、第一次世界大戦に従軍し帰らぬ人となった兵士を悼む記念碑だそうです。
また、予定ではバスの中から国会議事堂や大統領官邸を見るはずでしたが、今日は規制がひかれていて近くにいけないそうです。
そろそろ夕暮れが迫ってきています。バスは一路アグラに向かって走ります。

これからは、バス旅行の連続です。
今日これから、デリーから南180q、アグラへ。
明日夕方、アグラから西220q、ジャイプールへ。
明後日午後、ジャイプールから北東260q、デリーへ戻る。

ものすごいバス工程の始まりです。今日は高速道路があり少しは楽そうですが、それでも途中休憩を取りながら到着予定時刻は22時、どんなバスの旅になる事やら。
大きなヤムナー川を渡り、高速道路(タージ・エクスプレス・ハイウェイ)を南下。
廻りは真っ暗、最初のころは建物があちらこちら見えていましたが、建物もなくなり変哲もない真っ平らな道を走る。
途中一回トイレ休憩を取り、21時過ぎホテルに到着。

今日は、まずもって食事をとる。みかさんが日本から持って来てくれた、ふりかけが大好評、おかゆ(インドでは「おかよ」)と混ぜて食べたら最高に美味かったです。
この旅行で一番落ち着いた食べ物になりました。
またまた、今日も遅くまで飲み食べていた5人と、みかさんとガイドさんと談笑しました。
先ほど、5,000円両替した2400インドルピーは直ぐになくなり、翌日の朝、ホテルで5,000円(2400インドルピー)両替しました。何せ日本では両替出来ないので、使い切るようにやるしかないのです。
ホテルの部屋も綺麗で、大きなダブルベットがあり、申し訳ない様です。
当然、今日のホテルも○です。
おやすみなさい。

 〔デリーの天気 晴れ一時曇り〕
 〔デリーの気温 4℃〜19℃〕


*ガンジス川
 全長は2525q
 水源はヒマラヤ山脈 ガンゴートリーのバギーラティー川が源流とされている
 河口合流先はベンガル湾
 流路はインド・バングラデシュ
 流域はインド・バングラデシュ・ネパール・中国・ブータン
 (中国・ブータンはブラフマプトラ川)
・12世紀頃までは、ガンジス川とブラフマプトラ川とマグナ川は単独でベンガル湾に注いでいたが、パドマ川などが合流するようになり、18世紀末には3水系合流してベンガル湾へ注ぐ。河口の大部分がバングラデシュに位置する。
・デリーやアグラを流れるヤムナー川は、アラーハーバートでガンジス川に合流する。
・アラーハーバートの下降(東方向)にあるワーナーナシ―はヒンドゥー教の聖地。
・ガンジス川の水質は2007年に世界で最も汚染された5つの河川の一つとなる。
・川の周辺に住む多くの貧困層が、川の水を食事や洗濯や風呂に使うことで健康上の被害が拡大している。


+ 5日目 1月29日(木)

起床6:15、朝食6:00、集合8:00。
今日の朝は少しばかり、ゆっくりの朝である。
そして、今日の天気も晴れ、晴れといってもすっきり晴れない。どことなく霞んでいる。でも、ここアグラは、デリーより少しはすっきりしている。

         

   <写真左:ホテルのドアマン  写真右:ホテルのドアウーマン>

朝食を取り、身支度を終わらせ、ホテルの出入り口で警備の方の写真を撮らせていただき、8時5分、バスに乗り、約20分、このツアー最大イベント、タージ・マハルへ。
観光バスは中に入れず、専用の小さなバスで中に入る。ちょっとばかり環境に気を使っている事を感じる。
タージ・マハルは入場条件が厳しく、ケンちゃんも持ち込んだのは、パスポートと、お金と、カメラだけ(ビデオは駄目)。他の物は全てバスの中に置いていく。

ガイドさんが、全員のチケットを求め。全員に入場券とビニールの袋みたいな物を渡す。
ケンちゃん、珍しく入場券をもらえるのかなと楽しみにしていると、南門を入った途端に係りの方に取られてしまいました。
今回のツアーでは、、今まで全て、入場券や、そのたぐいのものはもらっていません。ちょっとばかり寂しいです。
ビニールの袋は、後で使うというので、とりあえずバックの中にしまう。

メインゲートの門をくぐろうとすると、最初のシャッターチャンスです。
イスラーム風の枠をフレームにタージ・マハルを映す。あまりにも有名な事の様で、写真を撮りたい人で一杯です。門をくぐり、真正面に見える、タージ・マハルを見て「美しい」と、思いました。

このタージ・マハルが見られて、それだけで満足だと思ったし、このツアーの価値を感じました。
メインゲートの横で、全体写真を撮り、ガイドさんの説明を聞き、いよいよタージ・マハルの中枢へ。

   

    <写真左:持込禁止一覧  写真右:メインゲートの大楼門>

*世界遺産*
 〔タージ・マハル〕1983年登録 文化遺産

<タージ・マハル>
  ー愛妻家の皇帝が造った愛の証ー
 ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが 愛妻ムムターズ・マハルのために造った
 お墓 総大理石の霊廟
 皇帝の妻への偏愛ぶりは ふたりの間に毎年の様に14人もの子供をもうけた
 1631年にムムターズが亡くなると
 17年の歳月と2万人の職人を費やし白亜の大建築を完成させる
 「タージ・マハル」は「ムムターズ・マハル」がなまったもの
 タージ・マハルのお手本はペルシア建築
 イスラーム建築のフォーマットに従い左右対称が基本
 タージ・マハルは南北560m東西303mの長方形の敷地にある
 南端の約1/4部分は前庭があり
 その北端にある大楼門を挟み広がる庭園は一辺296mの正方形であり
 水路と遊歩道によって東西南北それぞれ2等分され4つの正方形に区分されている
 その北に敷地の1/4を占めるタージ・マハルの基壇がある
 タージ・マハル基壇の両隅に 迎賓館(向かって右 東側)と
 モスク(向かって左 西側)
 メインゲートである大楼門から基壇の間(南北)に水路が流れ
 その中間にロータスプール
 そのロータスプールの両隅の音楽館の間(東西)にも水路が流れ
 4分割された芝生の庭園はチャールバーブと呼ばれている
 タージ・マハルの墓廟には シャー・ジャハーンとムムターズ・マハルの
 棺が並んで安置されている
 白大理石はマクラナ地方から運ばれたもの その上にアラビアやスリランカや中国から
 集められた宝石を使った象がん細工が施されている
 タージ・マハルの墓廟の四方には 高さ43mの4本の塔がある
 やや外側に傾いているのは 地震の際タージ・マハル側に倒れないようにするため
 タージ・マハルの墓廟のメインのドームは 高さ67m
 てっぺんには「アッラー」と刻まれた青銅製の飾りが取り付けられている

   

    <写真左:大楼門越しにタージマハル
     写真右:メインゲートの前からタージマハル>

  <写真左:タージマハルをバックに記念撮影
   写真右:ロータスプールからタージマハル>

ケンちゃん、メインゲートの前で写真を撮り、水路の左側を歩き、中央にあるロータスプールへ。ここは中央が1m程高くなっていて周りに池がある。
まるで池の上から眺めているような感覚になる。
正面がタージ・マハルの墓廟(約200m先 北方面)の白亜の大理石、反対側が大楼門(約150m先 南側)の赤石砂岩 東西の約150m先に音楽堂がある。
どれもこれもシャッターチャンスである。
よく絵はがきなどで見慣れる、代表的なタージ・マハルは、ここから墓廟を撮られたものだろうと思う。

また、水路の左側を歩き、タージ・マハルの基壇に上がる前で、インド人は右へ、外国人は左へ進む。カトちゃんもケンちゃんも、当然左へ。

   

    <写真左:ここからタージマハル墓廟へ
     写真右:墓廟テラスからメインゲートを見る>

すると、タージ・マハルの墓廟の入口で案内の係官に注意される。
「その靴では、駄目だ」という。
ここでわかる。ガイドさんに先ほど配られたものが、直に靴ではタージ・マハルの墓廟の内部は歩けない。靴を覆う、大きな靴下の様なビニールの様なものを履いて歩く事になる。

  <写真左:外国人はビニールを履く  写真右:インド人は素足>

それはそれでわかりますが、インド人が裸足で歩いているのを見てビックリです。
タージ・マハルの墓廟の中に入り、棺のある部屋へ。ここも大変混んでいる写真も禁止。

そんな中、親切なインド人のガイドがいて、我々二人に説明してくれた。
キングの棺、その隣がクイーンの棺(中央にあり キングより やや小さい)、大理石の模様、光るルビー、声がエコーする位置。
有難いなと思っていたら、チップを要求され、仕方なく小銭が無かったので二人で100インドルピー渡しました。ちょっぴり悔しいです。まぁ、いいか・・。

  <写真左:タージマハル墓廟のテラス(1)
   写真中:タージマハル基廟のテラス(2)  写真右:テラス(3)>

タージ・マハルの基壇の上から、ヤムナー川を眺め。モスクを眺め。迎賓館を眺め。帰りは水路の反対側を歩き戻る。
天気がいいせいもあるのでしょうが、地元インドの方々も、多種多様の外国人も多く、人・人・人です。
気が付いたことが一つ、あちらこちらで妙な格好をして写真を撮っています。

  <写真左:タージマハルに向かってポーズ
   写真右:ロータスプール上でポーズをとる>

「タージ・マハルの、てっぺんをつかむポーズ」
「タージ・マハルを、手の平にのせるポーズ」
「タージ・マハルを、股越しに撮るポーズ」
皆さん、わいわいがやがや、楽しそうです。

  <写真左:大勢のインド人が右側を歩く  写真右:道路上に牛が歩く>

午前10時ちょうど、待ち合わせ場所に集まり、バスに戻る。
タージ・マハルの南門を出て、小さなバスの乗り込もうとすると、道路のど真ん中を、堂々と何頭もの牛が歩いています。聞いてはいましたが、やっぱりビックリ。
バスに戻り、大理石店にてショッピング。ケンちゃん50ドルで大理石の絵皿を購入。ちょっとばかり気になる製品がありましたが、やっぱり値が張りますね。

またまた、バスに乗り、アグラ城へ。
まずもって驚かされたのが、アグラ城塞です。まるで、映画のワンシーンに出てくる様な城塞です。

   

    <写真左:ゲート前の道路には露天商やタクシーが・・・
     写真右:アグラ城入口 アメール・シン・ゲート>

*世界遺産*
 〔アグラ城塞〕1983年登録 文化遺産

<アグラ城>
 かつてムガル帝国の中心だった
 ヤムナー川を挟んでタージ・マハルの対岸にある
 ムガル帝国が最も華やかだった時代を過ごした場所
 第3代アクラバ帝によって1565年着工 完成までに8年かけて造られた
 「レッドフォート(赤い城)」と呼ばれる 赤砂岩の堅牢な城壁
 現在 城内の敷地の7割が軍の施設
 ヤムナー川越しに見るタージ・マハルは格別

  <写真左:中庭を囲む建物  写真右:アグラ城最上部にある中庭>

現在の時刻は11:20、アマール・シン・ゲートから中に入る。
ここも、タージ・マハルに負けず劣らず見学客が多い。広い敷地で我々が約1時間で見た部分は、全体の1/4にも満たないそうです。
お城だけあって、どこを見ても囲まれているような感じがするし、守られているような感じがします。

  <写真左:アグラ城から見るヤムナー川
   写真右:ヤムナー川の向こうにタージマハル>

ヤムナー川沿いに、タージ・マハルが見えます。けして、くっきり見えたとはいえませんが。確かにこの光景は格別です。
当時の皇帝シャー・ジャハーンもムムターズ・マハルを思い、この光景を眺めていたと思うと不思議な感じですね。
ここアグラ城では、赤砂岩の城壁と遠くに見えるタージ・マハルが強く印象に残りました。

       

       <写真:アグラ城から見る「タージ・マハル」>

 

       

       <写真:「タージ・マハル」まるで絵はがき>
       <総大理石の霊廟 ため息がでるほど美しい>

バスに乗り、今日の昼食は、ターリー料理。
一人一人に大きなお皿の様なものに、中央に「ナン」があり、その周りにタリヤ・トマタル(キュウリの様な野菜が入ったトマトカレー)等々、数種類のナンにつけて食べるものが並び、ちょっとばかり豪華。
こればかりは手で食べるしかありません。日本から持ってきたウエットティッシュで手を拭き、ビール(450インドルピー)を1本飲みながらいただきました。
これが本場インドのターリー料理かと思いましたが・・・。何せ、こちらに来て、ほとんど同じような者を食べている感じです。

午後1時半前、またまたバス旅行の始まりです。アグラからジャイプールへ向かいます。到着予定時刻は午後7時。
でも、途中、休憩もあるし買い物もあるし、もう少し遅くなるかもしれません。走る道は高速道路ではない様ですが、あまり関係なくグイグイ進みます。
でも遅い車もあれば、町中では飛ばさないように道路に凹凸を作り、ブレーキを踏み一旦止まらなければならないようにしてあります。デリーからアグラの様にはいきません。

途中、ホテルで緊急停車しました。予定のトイレ休憩ではありません。今日は朝から体調の悪い人が多く(18人中7人)、休憩を多めにとっています。
皆さん、それぞれ注意をして、生水は飲まない。生野菜は食べない。とにかく生のものは口に入れない。
毎日ペットボトルのミネラルウオーターがガイドさんから配られ、ホテルにもペットボトルのミネラルウオーターが必ず置いてあります。うがいをするのもミネラルウオーターを使います。
ここまで徹底していても、今回旅行で初めて体調を崩したという人が続出しまし。インドでの生活は大変なんだなと改めて感じました。

菜の花畑が延々と続き(菜の花から油をとるのが盛んだそうです)、レンガを造る工場がいくつもあったり、平らな道が延々と続きます。
ジャイプールの近くになって、ようやく小高い山が見えるようになってきました。ジャイプールに着いた時は、既に外は真っ暗です。

  <写真左:乗ったバス
   写真中:あちこちに煉瓦を造る工場  写真右:道路沿いのお店>

今日最後のイベントは、布製品店でのショッピングです。
ケンちゃん、またまた奮発してしまいました。
ちょうどコタツの布団カバーがぼろぼろになり交換しようと思っていたところだったので、大きい、大きい製品を出してもらい、値交渉したのですが思う様に下がらず、仕方なく風呂敷を1枚サービスしてもらい12,000円で購入しました。
ツアー仲間に話したら12,000円じゃ高いよと言われ、またまた、やってしまった、ケンちゃんでした。

集合時間に、まだ時間があったのでバスの中でボーとしていたら、道路の方がピーピー・ドンドンけたたましい音が聞こえてきます。
どうもお嫁さんを迎えにいく婿さんの行列らしいです。それにしても目立ち過ぎです。あの婿さん幸せ者ですね。

灯りに照らされたジャイプールの町並。別名ピンクシティーと呼ばれる理由がわかります。特に「風の宮殿」周辺は素晴らしいものがあります。
いい過ぎかもしれませんが日本の「ミニ銀座」といってもいいかもしれません。こんな街だったらゆっくり歩いてみたいな、そんな気持ちにさせてくれます。
我々を乗せたバスは、そこでは止まらず、もう少し走り、もう少し明るさが消えたところで止まりました。

今日のホテルは、「カントリー イン アンド スイート」。
今回のツアーのホテルは満足できるホテルがほとんどでしたが、ケンちゃんの中では今日のホテルが一番気に入りました。
エントランス、ロビー、ホール、レストラン、部屋の中(2つの大きなベットがあり、洗面も綺麗で広い、くつろげるたたずまいになっている)、超一級品のホテルとは言いませんが◎です。

夕食後、男4人(カトちゃんとケンちゃんと酒仲間の2人)で、ホテルの近くを20分程ぶらつく。この散歩は、ケンちゃんにとって衝撃でした。
中心街からそれ程離れてなく、ジャイプールの駅にもそれ程離れていない、この地で色々なものを見てしまいました。
信号もなく、横断歩道もなく、道路は乗用車やオートバイ、タクシー等々途切れることなく走る。片側2車線の横断に命がけでした。
道路の際には、何人もの人が寝ています。
道路の際、建物の前などは、とにかく汚い。そして、暗い。
極め付きは、歩道に小さく仕切られた垂れ流しのトイレ(男の小便用であるが?)から悪臭が漂っている事。
これには、4人とも唖然としました。
少々の事は、色々な国には色々な事情がある事ぐらいわかっていますが、一つのメインストリートの歩道に、この様な状況を発見してしまうのは、残念であり、衝撃でした。

ホテルに戻り、ツアー仲間の部屋で、持ち寄りで酒を交わしながら、色々なこのツアーのエピソードに話が盛り上がりました(ケンちゃんと、酒仲間の2人と、みかさんの4人)。
最終日とはいえ明日もある事ですし、お開きに。ケンちゃん自分の部屋に戻り、シャワーを浴び明日の準備を終わらせ寝ました。

 〔アグラの天気 晴れ一時 曇り〕
 〔アグラの気温 4℃〜20℃〕


+ 6日目 1月30日(金)

起床5:30 朝食6:15 集合7:00
7時には全員バスに乗り込み このツアー最終日のスタートです

       

         <写真:風の宮殿>

アルベール城に向かう前に「風の宮殿」に立ち寄り、写真撮影だけする。
急ぎ、バスはアルベール城へ。
途中朝陽に染まる湖に浮かぶ「水の宮殿」や、遠く「ナルガール要塞」を見る。
バスが走る事、約30分、アルベール城へ到着。

ジャイガル要塞が最初に目に飛び込む。まるで中国の「万里の長城」の様だ。
マオサ湖に映る、アルベール城やジャイガル要塞は格別である。
ここからは道が狭くなるためか、5人ずつ分かれてジープに乗り門まで上がる。
一般的に有名なのは「ゾウタクシー」である。
一頭二人乗りで、一頭で900インドルピーと少々高いが、乗る方は多い。
粗っぽい運転のジープに乗り、ワイワイいいながら5分程で上る。
かなりの急坂で、歩いて上ったら大変な事になりそうだ。

  <写真左:水面に映るジャイガル要塞  写真右:水面に映るアルベール城>

*世界遺産*
 〔ラージャスターン州の6つの丘陵城壁群〕2013年登録 文化遺産
 (アルベール城・ランタンボール城・チットールグル城
 ・ガクロン城・クンバルガール城・ジャイサルメール城)
 (ラージャスターン州の州都はジャイプール)

<アルベール城>
 誇り高きラージプート族の城
 砂漠の国の戦士・ラージプートのマハーラージャが建てた
 16世紀のアルベール王国の中心
 岩山にそびえる荘厳な外観 中は鮮やかな色が映えるゴージャスな造り
 ディーワーニ・アームの天井やガネーシュ門の透かし彫り
 壁や天井に鏡細工を施した鏡の間などラージプート様式やムガル様式が織り交ざった
 ラージャスターンらしい繊細さがある

  <写真左:広場から中庭へ
   写真中:お城のゲート  写真右:ゲート横から見る要塞>

  <写真左:中庭(左がディーワーニ・アーム)  写真右:ガネーシャ門>

ゲートから中に入ると、大きな広場になっている。都心の小学校の校庭より広そう。
右先の階段を上り、中庭に出る。目の前にあるディーワーニ・アームが目立つ。横の柱の間から眼下をのぞくと、マオサ湖など素晴らしい光景が広がる。
右先の、素晴らしく品のあるガネーシャ門から宮殿の中に入っていく。
そこは、王国の生活の煌びやかさが浮かぶようである、室内の一つ一つも見ごたえがありましたが、緑豊かな庭園もまたよし。

  <写真左:アルベール城から見るジャイガル要塞
   写真右:要塞をバックに記念撮影>

そんな中、ケンちゃんが一番感心を持ったのはジャイガル要塞です。時間さえあればジャイガル要塞に登りたかったです。要塞からの景色を眺めたかったです。
広場に戻ると、ゾウタクシーがお客さんを乗せてあがってきていました。
ここで嫌な光景を目にしてしまいました、物売りの激しさです。あっけにとられましたし、うるさいと怒鳴りたかったです。

  <写真左:中庭からマオサ湖
   写真中:壁の装飾が素晴らしい  写真右:ゾウタクシー>

ジープに乗り、バスに乗り、ジャイプールに戻ってきました。
風の宮殿の近くで下車し、少し歩いて、トリポリア門からシティパレスの敷地に入ります。このあたりは旧市街地です。
南のアジメリー門、北のソラワル門等々の門、その門を囲む城壁(約10q続く)が赤茶色であり、旧市街地の主たる道路沿いの建物の壁が城壁と同じ様に赤茶色で統一されていて、「ピンクシティー」と呼ばれる由縁になっています。

*世界遺産*
 〔ジャイプールのジャンタルマルタン〕2010年登録 文化遺産

<ジャンタルマルタン>
  天文学マニアならずとも見るだけで楽しい
 マハーラージャが造った美しい天文台
 計測器を意味する「ヤントラ・マントラ」がなまったもの
 1728〜1734年にかけて造られ 今もって観測が続けられている

  <写真左:ジャンタルマルタン(1)
   写真中:ジャンタルマルタン(2)  写真右:ジャンタルマルタン(3)>

ジャンタルマルタンの中に入ると、12に分かれている。
1は「現在のジャイプールの時間」、2は「今日の日の出」、3は「太陽? 月?」、4は「子午線通過時間をキャッチ」、5は「あなたの星座は」と、12まで続く。
ケンちゃん、あっけにとられながら、ただ驚くばかりでした。でも、何気に楽しい。

ちょっとしたところで休みを取りながら、雑談する人、トイレに行く人。トイレは、ほとんどの所でチップが必要、20インドルピー程度。

  <写真左:ディーワーネ・カース
   写真右:奥にチャンバラ・マルハ(月の宮殿)>

次に歩いて行ったのは、シティパレスの一部にある「博物館」、中を見学する。
さらに、ラ―ジェーンドラ門から中に入り、目の前のディーワーネ・カースや、奥の方にあるチャンバラ・マハル(月の宮殿)を外側だけ見る。さらに、博物館を見学する。
シティパレスの宮殿には、現マハーラージャが住んでいるとの事。このシティパレスの入場券の半券はもらう事が出来た、ちょっと嬉しい。

アクシデントが二つ。
ケンちゃんが、博物館の入口に立っているかっこいい服を着た警備員に、断って写真を撮ったら、チップを要求された。残り少ないインドルピーなので断ったら、いやな顔された。
また、バスに乗る前にトイレ休憩があるかなと思ったら、ないというので、仕方なく車の陰でタチションをしてしまいました(この後、長距離バス旅行との事)。

現在の時刻11時少し前、ジャイプールからデリーに向かってバス移動。途中、ドライブインで昼食、トイレ休憩、到着予定18時。
またまた。バス旅行の始まりです。

今日の昼食は、インド料理の予定でしたが、仲間の希望で、おかゆ・焼きそば・○○になる。
さすがにインド料理は、もういいですねと思いつつ食べるが、すべての料理がカレー風味なっていて、諦めるしかありません。
次のトイレ休憩はガソリンスタンドのトイレ、ここは汚いのなんのって、男はどこでも出来るけど、女の人はかわいそう。
17時過ぎにデリー空港に到着。ガイドさんに注文していた紅茶を36ドル払っていただく。
インドのガイドさんへ「ネギさん、色々ありがとうございました」。

後は、搭乗手続き、出国手続きを行い、空港内へ。
夕食の弁当をいただき酒仲間の一人とビールを買いにいく。
ビール500インドルピー二人で1000インドルピー、二人で残り金を出しあって支払う。
ケンちゃん、300インドルピー足りなくて御馳走になる。
「ありがとうございます」
「何から何までお世話になり、本当にありがとうございました」

 〔ジャイプールの天気 晴れ〕
 〔ジャイプールの気温 6℃〜21℃〕

《飛行機の中で ひとり 今回の旅行に想う》
「インド・ネパール2か国周遊7日間」ツアーに参加する。前回(南米)が24名、今回が18名、今回も色々な人たちに出会いました。
特に、最後まで、お世話になった世田谷区男性の方には、お礼申し上げるとともに、何かの機会にお会い出来たら幸せだなと思います。

<ネパールのエベレスト>
<インドのタージ・マハル>

この二つが、やっぱり一番印象に残っているし、このツアーに参加して、良かったと思います。
エベレストの時は天気が良かったとは決していえませんが、この目に、あのエベレストの雄姿を焼き付けた事は事実です。忘れる事はありません。
「タージ・マハル」 この霊廟は本当に美しい。
何かを見て美しいと表現できる事は、滅多にある事ではありません。でも、このタージ・マハルは、あえて「美しい」と表現したいです。天気が良かった事も、より一層美しさを醸し出したことでしょう。

でも、今回のツアーで、考えさせられた事があります。
人間的には、ネパールの人も、インドの人も、いい人が多いと思います。
気になる事は、人が多い事、車が多い事、運転が荒い事汚い事、譲り合う事は悪の様です。
さらに気になる事は、人間よりも動物の方が地位が上の様な気がします。
堂々と、道路上を町中を歩く、牛・犬・羊・猿・鶏(猫はいません)。
共存していると言われれば、その通りかもしれませんが、なかなか理解できません。

それと、貧富の差が激しすぎます。
いつ倒れるかわからないような建物に住んでいる人が、あっちこっちで見受ける。さらに路上生活をしている人を、あっちこっちで見受ける。
どの国にも、必ずある事と思いますが、あまりにも多すぎます。
何とか出来ないものかと、つくづく感じました。
何も出来ない。何もしない。そんな自分がここにいる事も事実ですが・・。
世界は広い。もっともっと大変な思いをしながら生きている人がいるんだろうな。
辛いですね。

このツアーが「カトちゃんケンちゃん 旅は道連れ」第4弾である。いつまで続く事やら。


+ 7日目 1月31日(土)

成田国際空港に8:05到着。現在の天気:晴れ、現在の気温:1℃。

『今回の旅行で使った 総費用 約33万円』

『無事帰国 お疲れ様でした』

出国手続きをし、スーツケースを取り(ツアー仲間で最後)、一人残っていた、みかさんに挨拶し、税関を通過し、8:53発の成田エクスプレスに乗って、家路へ。
小田急線の相模大野駅を降りて、ビックリ、あちらこちらの隅っこに雪が残っています。
タクシーの運転手さんに聞いたら、昨日の午前中に降ったとの事。
やっぱり日本は寒いですね。風邪を引かないように注意が必要です。
1月31日、日本は冬です。


+ あとがき

ケンちゃん、インドのデリーは、内陸も内陸にあるから、盆地だと思っていました。
デリーも、アグラも、途中までのジャイプールも、あまりにも真っ平らでした。
合点がいかず、帰ってから調べてみましたら、デリーの標高は239mしかなく、ガンジス川からわかれた、ヤムナー川が流れています。
そうです。デリーは、大きな、ヒンドスタン平野の一角です。
ヒンドスタン平野は、インドのガンジス川やブラフマプトラ川や、パキスタンのインダス川に広がっています。この3水系が生んだ広大かつ肥沃な沖積平野です。

インドとパキスタンの国境周辺にはタール砂漠があり、ガンジス川水系とインダス川水系に分かれます。
ジャイプールがあるラージャスターン州にはタール砂漠があり、パキスタンの国境に接しています。さらに、あまり高くないアラバリ山脈(最高峰アブ山1722m)があります。
インドの中央にはデカン高原があり、インド洋に突き出した東側も西側も山脈があります。
そして、ガンジス川の北側にはヒマラヤ山脈があり、8000m級の峰々がそびえています。

あまりにも広い国土とはいえ、世界一高いヒマラヤ山脈と、大きなデカン高原と、悠々と流れるガンジス川がある事は、創造することが大変な事であると感じた次第です。

◇◇


+ 追記

ネパール地震 (2015年4月25日 発生)
テレビ報道でカトマンズのダルバール広場が映し出された時は、唖然としました。
我々が見た、あの歴史ある建物、人々に愛される広場・建物・街。
今は何処にもありません。大変残念な事です。
そして、ネパールの人々に、心よりのお悔やみを申し上げたいと思います。
さらに、一日でも早く、復興する事を、重ねて、お祈り申し上げます。
  -2015年5月2日-

       

       <写真:カトマンズ・ダルバール広場
           (2015年1月27日ケンちゃん撮影)>

*2015年1月29日*

 

 美しい霊廟
 〈タージ・マハル〉


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